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「BOSTON CAREER FORUM 2022」の出展担当者に聞く、グローバルに自分主体のキャリアを歩むソニー社員

Business

ソニーグループは現地時間11月4日から6日の3日間、米国・ボストンで開催される「BOSTON CAREER FORUM 2022」(以下ボストンキャリアフォーラム)に参加します。直近2年間は、オンラインでの実施となりましたが今年はオフラインでの開催です。会場となるHynes Convention Centerに、ソニーグループ(3社)、ソニー・インタラクティブエンタテインメントのブースを設けます。ソニーが出展する理由、求める人材とは。2022年度ボストンキャリアフォーラムの担当者であり、自身も本イベントを通じてソニーに入社した採用部・森下航さんに伺いました。
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森下 航
安部 優里香

自身のキャリアパスをより明確にする「コース別採用」、職種の垣根を越えた研究開発に挑戦する「R&D WILL」

—ボストンでの3日間、どのような採用活動を行うのでしょうか。

4年連続の出展となる今年は、ソニーグループ株式会社、ソニー株式会社、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社の合同採用とソニー・インタラクティブエンタテインメントが別の採用窓口として出展を行います。(それぞれ募集領域や選考方法が異なります。詳細は求人ページをご覧ください。)
また今年は当日のウォークインも予定していますが、事前にweb面接を行う形式の選考[10/11(火)〆]をメインで実施しますので、ソニーに興味を持っていただいている方はぜひお早めのご応募をお勧めします。

—でははじめに、求める人材について教えてください。

一言で言うと、自身のキャリアパスを自ら考え、切り開いていけるような人材です。ボストンキャリアフォーラムに集まる学生は特に、このような人材が多いのではないかと考えています。現にこれまでの出展を振り返ると、能動的に行動した経験の多い方や自分自身のキャリアパスについて画一した考えを持っている方が多いと実感しています。日本を出て海外で学ぶという道を自ら選択する強い意志、そしてグローバルな視点を併せ持つ学生との出会いに期待しています。

—参加予定の皆さんも、ご自身のアピールポイントの一つにしてみると良いかもしれませんね!森下さんもボストンキャリアフォーラムをきっかけにソニーへの興味が増したと伺いました。

私は学生時代に留学を経験しましたが、留学を通して、語学力や専攻領域への理解だけでなく考え方・精神面などにおいても成長ができたという思いがあり、社会人になった後もグローバルな環境で働くことで、自分自身の強みを生かしつつ、成長し続けられると考えていました。ボストンキャリアフォーラムの場で、ソニーグループは「社員の約半数が外国籍」であることや「海外赴任者数が国内トップクラス」であることを知り、グローバル企業かつ多様な人と働くチャンスが非常に多い会社というところに興味を持ちました。

当日は分刻みのスケジュールで行動し、複数の会社の選考に参加。面接官が自身の失敗経験を高く評価してくれたことでソニーグループとのマッチを実感し、強く志望するようになったという。森下さん(写真左)

—今回、募集するコースについても教えてください。

大きく分けると事務系総合、R&D WILLの2つです。ソニーでは「コース別採用」といって、応募者の皆さん自らが今後のキャリアの土台となるファーストキャリアを選んでいただける方法をとっています。事務系の職種は、国内外におけるマーケティングや営業販売戦略の立案および実行を担う「セールス&マーケティング」、経営管理や経理・財務などの面から事業を進化させる「ビジネスマネジメントファイナンス」、人事や広報・サステナビリティや渉外・秘書など「人」や「情報」に関わる業務を通じて企業価値向上に寄与する「コーポレートスタッフ」、オリジナリティあふれるソニーの製品やサービスを法律の観点から支え、価値を最大化する「リーガル&ライセンス」の計4つのコースがあります。一方、R&D WILLコースはソニーの既存のビジネス領域にかかわらず、ご自身の専門性や経験、意思をもとに研究開発に挑戦できるコースです。
詳しくはこちら▶ソニーグループポータル | 先輩社員の”WILL”から紐解く R&D WILLコース

自分のキャリアは自分で築く。一人ひとりの“WILL”をサポートするソニーのカルチャー

—「コース別採用」によって、働く姿がクリアになるだけでなく、自分が本当にやりたいことと向き合えるチャンスが広がるというのも魅力的ですね。

「コース別採用」は、「自分のキャリアは自分で築く」というソニーのカルチャーが根底にあります。ソニーには社員が主体的なキャリアを歩んでいけるような制度が数多くあります。たとえば社内募集制度。これは、自ら手を挙げ、上司の許可なく希望の部署に応募できる制度です。さらに社内フリーエージェント(FA)制度。プロ野球のFA権のように、優秀な社員にFA権を付与し、寄せられたオファーに対し、これを行使して新しい職場に異動することができます。またこれらは名ばかりの制度ではなく、これまで非常に数多くの社員の背中を押してきました。特に、社内募集制度は55年以上の歴史があることからも、ソニーが社員一人ひとりのキャリアを古くから大切に考えていることが伝わると思います。

—55年以上も前から!入社後もチャレンジを続ける社員の存在が社内の活性化、ひいては新たな製品・サービスの誕生につながっているのですね。森下さんは就職活動中にそのようなカルチャーや制度を知って、どのように感じましたか。

就職活動をする中でソニーが「自分のキャリアは自分で築く」という考え方を大切にしていると知り、「積極的に個人の成長を後押ししてくれる会社だ」と強く感じていました。また入社後も身近な社員が社内の制度を当たり前のように使ってキャリアチェンジをするのを見ていると、学生時代に抱いたイメージは本当にその通りだったなと実感しています。

—他にも、ソニーらしさを感じる場面はありますか。

若いうちから自由に意見を言える環境が整っていると日々実感します。入社後、最初のミーティングで「あなたはどう思う?」と質問されたこともありました。年次に関係なく意見を聞いてもらえ、条件に合致すればすぐにプロジェクトが始動することもあり得るなど新しいことに前向きな社風だと思います。たとえば昨年、採用部全体で「学生とソニーにとってより良い採用活動の実現方法」をテーマにブレストする機会があり、「面接前に学生の皆さんの緊張を和らげられるような動画を流してはどうか」という案が出ました。すると、とんとん拍子に話が進み、ソニーグループの芸人を起用したティーザー動画が完成、実際にたくさんの方に見ていただくことができました。
動画はこちらから▶ソニーグループ 採用ムービー

—採用ムービーにはそのような経緯があったのですね。前例がないからと否定するのではなく、若手の声を尊重し、面白そうだねと一緒になって楽しむところにソニーのカルチャーが表れているように感じます。

1年目であってもいろいろな業務を担当できることも特徴の一つだと思います。実際に私も、ソニーの採用オウンドメディア「Discover Sony」のプロジェクトマネージャーを務めたり、ボストンキャリアフォーラムでの採用活動の担当になったりと、若いうちから多様な経験を重ねられる機会が豊富にあります。

—多様な経験というと、海外とのつながりについてはいかがでしょうか。

部署によって頻度は異なりますが、ソニーグループは売り上げの約7割が海外、また全社員の約半分が外国籍ということもあり、事務系、技術系問わず、海外とのやり取りは多くあります。またこのように、日常的に英語を使う場面があるだけでなく、若手の海外出張や駐在に積極的な面もあります。たとえば、私自身も採用部としてボストンに行きますし、身近な同じ人事の先輩では3年目にシンガポール、4年目にイギリスへ赴任した方がいます。

ボスキャリ参加学生への期待

—これまでもボストンキャリアフォーラムへの出展を重ねてきたとのことですが、そもそもどのような理由があるのでしょうか。

ソニーグループは、多様な社員一人ひとりが自立し、互いに影響し合い、多様な人材の生み出す価値を時代と共に最大化することが、創業以来の人事制度や人材に関する基本的な考え方です。個性にあふれ、ともに成長できるような人材に出会いたいとの思いで、海外にも採用活動の場を広げています。

—その中でも特に、今回のボストンキャリアフォーラムに参加予定の学生に期待することを教えてください。

皆さんが海外で養ったグローバルに活躍するスキルをぜひ発揮してほしいです。語学力だけでなく、多様性を受け入れるマインド、どんな自分でありたいか、仕事を通じてどんな自分になりたいかを考え、その姿に向かってキャリアを選んでいける主体性や素養を持つ学生を求めています。そういった経験をぜひ選考の際はお聞かせください。

—国内外の多様な人との協働が求められる会社だからこそ、より発揮できるスキルかもしれませんね。

ソニーグループでは、グローバルに活躍するスキルを持ち、自分主体のキャリアを築いていける、変化や新たな挑戦に前向きな学生を募集しています。ソニーには皆さん一人ひとりのチャレンジを歓迎するカルチャーがあり、それらを叶えられるたくさんのチャンスであふれています。

—さまざまな想いや経験を受け入れ、それらをさらに膨らませる仕組みがあるということですね。最後に、ボストンキャリアフォーラムの経験者であり、採用部からイベントに参加する森下さんから、皆さんにアドバイスをお願いします。

一つ言えるのは、下準備の大切さです。ソニーグループに限らず、事前面接を課している企業も多くあります。前もってしっかりと準備をした上で、早めに応募することを心がけていただければと思います。皆さんのこれまでの経験やスキルをボストンの会場にて聞かせていただくことを楽しみにしています!

<編集部のDiscover>
ボストンキャリアフォーラムへの参加経験を持つ森下さんだからこそ語れること、皆さんに共感してもらえることが多くあるはずとの思いで取材しました。「学生時代に抱いた『“個”の成長を後押しする社風』というイメージは入社後、さらに深まった」という言葉から、一人ひとりの挑戦を本気で後押しするカルチャー、そしてそれを裏付ける制度や実績の数々…さまざまな要素が一つになってソニーという大きな組織をつくっていることを感じました。


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