参加者に聞く「職場密着インターン」の魅力とは?Vol.1
ソニーグループでは、2024年2月上旬から3月上旬にかけて「職場密着インターン」を開催します。全128のコースから専門性や興味に合わせて選択し、実際の職場で社員と同じように業務に取り組みながら本気のフィードバックを受けられる2週間*のプログラムです。過去の参加者からは「学生同士のグループワークではなく、実際の職場で社員と机を並べて実務を経験することで、就業イメージがとても湧いた」「自分の知識やスキルがどこまで役に立つか、何が不足しているのかを知ることができ、今後やるべきことが明確になった」などの声が寄せられ、毎年高く評価されています。
*期間はコースによって異なる場合があります。詳細はサイトをご確認ください。
ソニーグループ 職場密着インターン
<インターンシップ過去参加者の声はこちらからご覧いただけます>
さて、今回は2022年度に本プログラムに参加し、2023年4月にソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社に新卒入社した寺﨑さんに話を聞きます。インターンシップからどのような刺激を受け、何がキャリア選択のきっかけになったのか。参加体験のリアルに迫ります。
<寺﨑さんが参加したコース>
デジタル回路開発設計【イメージセンサー(イメージング用途・センシング用途)・LSI】
※2022年度のプログラムのため、現在は変更の可能性があります。
夏のインターンに応募するも、面接不合格。
──寺﨑さんの「就活」についてお聞きしたいのですが、学生時代はどのようなことを学んでいましたか?
ロジック回路(デジタル回路)のテスト技術を研究していました。パソコンやスマートフォンのような電子機器に使われている部品は徐々に劣化していくものですが、劣化の度合いを分析・評価できれば故障する前に部品を取り替えることができますよね。そうした仕組みの研究を行っていました。
──現在のお仕事ともつながる内容ですね。やはり早い段階からソニーグループについては意識されていたのでしょうか?
もちろんソニーグループは知っていましたが、当時は自分が入社できる企業だとは思っていなくて。ただ、私の所属する研究室にソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社(以下、SSS)から夏季に実施される職場密着インターンの案内が届きました。そこで初めて、「私も対象者の一人なら挑戦してみよう」と思うようになりました。
──なるほど、そういった経緯で応募したものの、参加できなかったのですね。
はい、面接で不合格でした。今思えば、案内を見てからバタバタと応募したため、ソニーグループについて十分に調べられていませんでしたし、そもそも自分自身のキャリアについてもまったく考えられていませんでした。
ソニーグループについて、自分自身のキャリアについて考えを深め、再び応募。
──その後、年をまたいで春季に実施される職場密着インターンにもう一度チャレンジされましたね。夏季の選考で不合格だったことから、不安などはなかったのですか?
なかったですね。そこはわりと楽観的でした。夏季では書類選考を通過していたので、面接できちんと話せたらインターンシップに参加できるのではないかとポジティブに捉えていました。
──選考に向けて、どのような準備をされたのですか?
当たり前のことではありますが、ソニーグループについてあらためて情報収集を行いました。ホームページを見たり、実際に働く先輩に話を聞いたり。そして、自分がもし入社できたらこういうふうに働いてみたい、こういうことにチャレンジしてみたいという具体的なイメージを自分の中で持って、選考に臨みました。
──今度は無事に選考を通過し、いよいよインターンシップが始まるわけですね。どのような意気込みで参加されましたか?
初日に人事の方から「インターンシップを楽しんでください」と言われた言葉がとても印象に残っています。仕事は楽しむものなんだという自分の中での素直な驚きとともに、インターンシップを楽しむ気持ちを持って臨むことができました。
仕事は楽しいものなんだと、実感できた3週間。
──寺﨑さんが参加したコースの内容を簡単に教えていただけますか?
私は、デジタル回路開発設計【イメージセンサー(イメージング用途・センシング用途)・LSI】コースの3週間のプログラムに参加しました(※本コースは期間を2週間または3週間から選択可能で、寺﨑さんは3週間のプログラムを選択)。内容は配属部署によって異なりますが、私の場合は、イメージセンサーにおける機能改善という実際の製品仕様に関わる課題を与えられ、その解決方法を3週間後にプレゼンテーションするものでした。当時は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で急遽オンライン開催となったため、オンライン会議やチャットを使って業務を進めました。
──実際の製品に関わる業務に取り組めるのですね。初めての業務、そしてオンラインでのコミュニケーションで、苦労された点もあったのではないでしょうか?
たしかに、いつ誰にどのように話しかけてよいのかわからないオンラインコミュニケーション特有のやりづらさを感じる部分もありましたが、チューターの社員がいつでも相談に乗ってくださったり、さまざまな社員を紹介してくださったりして、コミュニケーションは比較的スムーズでした。実際に入社してからの業務もオンラインを交えたハイブリッドで進めていますので、インターンシップでオンラインの環境で業務に取り組めたことは、とてもよい体験でした。
──実際に業務を経験してみて、どのようなことを感じましたか?
インターンシップに参加して、仕事は楽しいものなんだと実感しました。最初はわからないことばかりで勉強の連続ですし、もちろん大変なことも多くあったのですが、それを楽しさが上回りました。ソニーグループでは社員の皆さんが楽しんで仕事をしていて、生き生きと働いていると感じました。大学の研究は一人で進めることが多く、私はそれを孤独に感じることも多かったのですが、仕事は周りの人と連携して進めることができます。わからないことは別の部署の方に相談してアイデアをいただいたり、教えていただいたり、周りの人と共に仕事を進めるものなんだと感じました。
ぜひ、インターンシップを楽しんでほしい。
──あらためて、インターンシップに参加して良かったと思いますか?
もちろんです。インターンシップに参加して、ソニーグループで働きたいという思いが一層強くなりました。また、実際に働く経験をしたことで、自分自身のキャリアイメージが明確になり、面接でもこういう働き方がしたい、こういう業務に携わりたいと具体的に話せるようになりました。そして何よりも、3週間の職場密着インターンを経験したことで、業務の内容や職場環境などについて入社前後のギャップがなかったことがよかったです。
──では最後に、インターンシップ参加を検討している方にメッセージをお願いします。
慣れない環境で実際の業務を経験するため、難しいことや大変なことが多くあると思います。でもやはり、インターンシップを楽しんでほしいです。ソニーグループには本当にさまざまな専門性を持った多様な社員がいますので、できるだけ多くの方と関わり、多くの考えに触れて、学びの幅を広げてみてください。きっと、ご自身のキャリアについて考えるヒントになると思います。
<編集部のDiscover>
「仕事は楽しんでいいんだと思った」と当時を振り返ってその驚きを語る寺﨑さんが印象的でした。インターンシップが単に実際の仕事を経験してみるということを超えて、自身の仕事観やキャリアに対する考え方をがらりと変える機会になっていると感じます。
ソニーグループでの働き方について知り、そして自分自身のキャリアと向き合う機会として、ぜひみなさんも職場密着インターンへの参加をご検討ください。