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メトロ・ゴールドウィン・メイヤー買収が完了

<ご参考>

2005年4月11日
ソニー株式会社 IRオフィス

メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM社)は、米国時間の4月8日、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカおよび米国の複数投資家グループなどから成るコンソーシアムが同社の買収を完了したことを発表しました。ご参考までに、以下、その日本語サマリーをお届けいたします。

メトロ・ゴールドウィン・メイヤー買収が完了

(ロサンジェルス発、2005年4月8日)
 メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)は本日、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカ、プロビデンス・エクイティ・パートナーズ、テキサス・パシフィック・グループ、コムキャスト・コーポレーション(コムキャスト)、およびDLJマーチャント・バンキング・パートナーズで構成されるコンソーシアムによるMGMの買収が完了したことを発表いたしました。この取引により、MGMは、映画・テレビ・ホームビデオを手がける独立した非上場企業としては、世界最大規模の企業の一つとなります。

今後、MGMは、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(SPE)との業務契約に基づき、MGMが所有する4,000本の映画作品と10,400本のテレビ番組につき、現状3,500本の映画作品と35,000本のテレビ番組を配信しているSPEのグローバル配給網を通じて配給・配信を受けることにより、利益を享受すると予想されます。また、MGMは、SPEと共に、新作への共同出資を行い、またいくつかにつき共同製作を行います。これらの作品の配給、配信やマーケティングはSPEが行います。MGMは、今後も独自のテレビ番組の制作を続け、今夏放送を予定している「Stargate SG1」や「Stargate Atlantis」の制作をまもなく完成させます。MGMのテレビコンテンツの一部につき、ソニー・ピクチャーズ・テレビジョンが製作を継承します。

MGMは、SPEとの上記業務契約に加えて、コムキャストとの配給、配信契約からの利益も享受すると予想されます。MGMのコンテンツは、コムキャストのビデオ・オン・デマンドプラットフォームや、コムキャストが運営し、コムキャスト、SPE、およびコンソーシアムを構成する各社が所有する、新しいケーブルチャネルを通じても配信される予定です。現在MGMによって封切りを予定している映画は予定通り公開されます。「The Amityville Horror」は4月15日に、「Into the Blue」「Romance and Cigarettes」「The Woods」「The Pink Panther」「Art School Confidential」などの作品は今秋に封切りを予定しています。

MGMとコンソーシアムは2004年9月23日に買収の最終合意に達し、買収契約は2004年12月17日MGMの株主に承認されました。契約では、MGMの株主は1株あたり12米ドルの現金を受け取ります。