記

1. 会社分割の目的
   ソニーは、信頼性の高い競争力のある製品をタイムリーに市場投入することで、拡大する光ディスクドライブ市場でのさらなるビジネス強化を目指します。ソニーの光ディスクドライブ事業を分割の上、NECの同事業と統合させることで、それぞれが持つ高い技術や人的リソースを集約し、同事業の速やかな立ち上げを図ります。
2. 会社分割の要旨
   (1) 分割の日程
   2006年2月 27日　　分割計画書承認
   2006年4月 1日　　分割期日
   2006年4月 3日　　分割登記
   （注1）本分割は、商法第374条の6第1項の規定により、株主総会の承認を得ることなく行うものであります。
   （注2）新設会社は、日本およびその他各国の政府当局または監督官庁の承認を取得した上で設立されることになります。
   (2) 分割方式
   1．分割方式
   ソニーを分割会社とし、新設するソニーNECオプティアーク株式会社を承継会社とする簡易新設分割（分社型）であります。
   2．当分割方式を採用した理由
   従来からの会社設立、営業譲渡方式に比して機動的に事業譲渡、新会社設立ができるため、当方式を採用しました。
   (3) 株式の割当
   新設会社は普通株式40,000株を発行し、そのうちの22,000株をソニーに、18,000株をNECに割当交付します。
   (4) 新設会社が承継する権利義務
   新設会社は、以下をソニーから承継します。
   ・ソニーの光ディスクドライブ事業に属する現預金、棚卸資産、有形固定資産、無形固定資産等
   ・ソニーの光ディスクドライブ事業のみに係る契約の契約上の地位および当該契約に基づく個別契約に基づく契約上の地位ならびに付随する一切の権利義務
   なお、光ディスクドライブ事業に属する従業員とソニーとの雇用契約は新設会社には承継しません。
   (5) 債務履行の見込み
   2005年9月30日現在の貸借対照表を基礎として算定した場合、ソニー、新設会社ともに資産の額が負債の額を大きく上回ること、また、本分割後の両社の各事業活動において両社がそれぞれ負担する債務の履行に支障を及ぼす事象の発生は現在予想されていないことから、本分割に関して分割期日以降に履行期が到来する債務につき、債務の履行の見込みがあるものと判断しました。
   (6) 新設会社に就任する役員
   取　締　役：
   井原　勝美、西谷　清、金井　秀之助、山村　真一、鈴木　俊一、山本　正彦、市川　栄一
   監 査 役：
   佐藤　謙、森田　隆之
3. 分割当事会社の概要

（注）ソニー株式会社（分割会社）の概要については2005年9月30日現在で記載しています。ソニーNECオプティアーク株式会社（新設会社）については設立時の見込みで記載していますが、その株主資本および総資産については、分割される営業に係る貸借対照表その他同日現在の計算を基礎とし、これに分割期日前日までの増減を加除したうえで確定します。

（15） 最近3決算期間の業績

（単位：百万円）

4．分割する事業の内容

　　(1) 光ディスクドライブ製品に関する営業
　　(2) 分割する事業の資産・負債（2006年9月30日現在）

（単位：百万円）

5．分割後のソニーの状況