独身寮は一定時間の通勤圏内に用意されています。寮費は入寮先によって異なります。
入寮は、「勤務地近隣域における実家の有無」「年齢」「家族構成」などの状況により独身寮への入寮可否が決まります。寮の割振りについては、勤務地、配属先などを踏まえて会社が決定しますが、 入寮せずに一人暮らしをする新人の方もいます。また、異動に伴い転居が必要になる場合は、規定の範囲内で会社借上社宅の提供があります。
本社、大崎、みなとみらい、厚木テクノロジーセンターなど、多くの社員が働く拠点には社員食堂があり、とても良心的な価格設定になっています。和食、洋食、中華、アジアン、ベーカリーなど豊富なメニューがあり、毎日食べても飽きません。食事後に電子マネーEdyで精算する仕組みになっていますが、食器に埋め込まれた非接触通信チップを読みとり、金額とともに、なんと摂取カロリーも表示されます。
また、社内には銀行ATMや診療所などもあり、便利な日常生活を送ることができます。コンビニエンスストアやコーヒーショップなどもあります。本社ビルの1階には本格的なイタリアンと和食のレストランがあり、こちらで食事をすることもあります。レストランは社外のお客様にも利用していただくことができますし、貸切にして社内の懇親会などを行うこともできます。
ソニーのユニークな取り組みの一つとして、社員のお子さんが小学校に入学する際にランドセルを贈呈しています。
戦後、社員にとって大変高価なものだったランドセルを贈り、少しでも経済的な負担を軽くし、入学を祝おうと、ファウンダー井深大さんの発案で始まりました。1959年に第1回贈呈式が行われ、その後累計数万名の子どもたちが、健やかに成長してほしいというメッセージと共に、ランドセルを受け取っています。ランドセル贈呈式当日は、家族に会社を知ってもらう機会として、お子さんを職場に招き、見学してもらっています。
また、夏休み期間には、社員の家族を対象に、社員のお子さんとご家族を職場に案内する「ファミリーデー」も実施。
当日は各職場がにぎやかな歓声に包まれています。このような家族に会社と仕事への理解を深めてもらうための取り組みも、ソニーの大切な福利厚生の一環です。
ソニーでは社員の保険・資産形成サポートとして、ソニー社員持株会、総合個人年金、団体扱い生命保険などを用意しています。また、住宅取得サポートとして、ソニー銀行をはじめとした提携銀行による優遇金利による住宅ローンも用意しています。
社内にはこのような住宅や税金、保険などのライフプランに関する窓口が設置されており、ファイナンシャルプランナーによるセミナーや個別相談など社員は無料で利用できます。
また年に1度、旅行券またはソニーポイントがもらえる「選べるベネフィット」というユニークな福利厚生もあります。
さらに、ソニーファイナンス運営のソニーグループ社員とその家族だけ年会費無料のソニーファミリーカードに入会できます。各種施設利用やソニーグループ会社を含むお買物特典・割引、ソニーストアでの買い物に使える割引クーポンがいつでも入手できるなど、様々な特典があります。
ソニーの部活動は社員の親睦・健康・教養の向上を目的に運営されています。現在、数十を超える団体が、各拠点で活動を行っています。ジャンルはオーケストラ・混声合唱団などの文化系から、ダイビング・テニス・野球・アメリカンフットボール・スキーなど運動系まで多くの部活動があります。
ソニー・フィルハーモニック・オーケストラは、約110名の楽団員がソニーやグループ各社に勤めながら定期的な演奏会などを行っています。過去には、世界的なチェリストのヨーヨー・マ氏、指揮者にはダニエル・ハーディング氏を迎え、米国ニューヨークのカーネギーホールでチャリティーコンサートを開催しました。これはアマチュアオーケストラとしては大変名誉なことです。 テニス部は実業団リーグの最高峰であるテニス日本リーグで優勝経験もあります。