新しい挑戦をしたいという個人の意志により自ら手を挙げ、希望する部署やポストに応募できる制度です。所属部署に2年以上在籍している社員であれば、上司の許可なく自由に応募することが可能であり、社内で転職するようなイメージで自分のやりたいことにチャレンジができる、ソニーにとって主体的なキャリア形成の上で欠かすことができない制度です。
7,000名以上 : 利用し異動した人の累計
50年以上 : 制度が生まれ、利用されてきた期間
ソニー入社後は、Xperia™に搭載されるLifelogやアルバムアプリなどのアプリケーションの設計・開発を担当していました。アプリ開発では、ユーザーの数が非常に多く、写真や動画を見るといったスマートフォンの基本機能として求められる品質担保の大変さを学びました。また、海外のエンジニアと共同開発などもあり、やり取りなどにも苦労しましたが、ユーザーの反応が直接見れることも多く、やりがいの多い業務でした。
業務が落ち着いたタイミングに、以前一緒に仕事をした先輩の部門での社内募集があることを知り、入社前からやってみたいと思っていた「技術を活かして人の生活に役立つ商品開発」ができそうだと思い、応募を決めました。
異動後の現在の部署では、ソフトウェアやハードウェアといった技術領域を限定せず、人と情報とのやりとりの手段である新しいユーザー体験を研究しています。決められた役割などにとらわれずに、自らの意思で工夫しながら物事を進めていく必要があるため大変ではありますが、異動前のAndroidアプリ開発の経験が活きていると感じます。以前の部署でサービス開発の基本となるユーザーの声を聴く視点や経験を活かしながら、未来のプロダクトに活かせる技術やUXを生み出していきたいと考えています。
もともと新しいライフスタイルを提案する商品が大好きで、世界中に商品を届ける仕事に携わりたいと思い、ソニーに入社しました。入社後は海外マーケティング担当として、ヘッドホンの市場動向分析・新製品導入・販売戦略作成など商品の発売前から、販売後の動向分析までを一貫して担当していました。私は北米・ロシアを主な担当として海外に出張する機会も多く、日本にいるだけではわからないお客様の声をタイムリーに知り戦略立案に活かし、実際に予測通りの結果が出ることは大きなやりがいでした。
異動先ではソニーのSeed Acceleration Programから生まれた新規事業領域の商品を扱っているため、既存の販路や手法を活かせないことも少なくなく、商品やサービスに合わせた開拓が必要となってきます。担当したwena wristやFES Watch Uといった時計関連事業の立ち上げでは、海外の展示会などに出展していくだけでなく、百貨店やファッション系の販路への提案も行っており、入社時には全く想像していなかったような領域の方々と接する日々です。過去に経験のない領域で進めることは非常に大変ですが、日々勉強となり短期間で吸収できることが多いのでやりがいを感じています。
ソニー入社後はハイエンドの家庭用オーディオ機器の設計を行っていました。音を大切にするソニーが創業以来培ってきたノウハウを結集し、聴いた人を感動させる製品を生み出していくのは、ソニーで最高の音を作っているという誇りに繋がり、とても楽しかったです。
経験を積むことが重要な部分もあり、長い経験と共に技術力を磨いていくのも必要なことなので、一つの領域をより突き詰めていくか、新しい商品や環境に挑戦するか、しばらく迷っていましたが、せっかく自由にチャレンジできる制度があるのだからトライしてみよう!と思い社内募集に応募し、aibo™をはじめとするAIロボティクス商品の設計に異動しました。
異動して気づいたことは、同じ電気回路設計という職種であっても設計のノウハウや重視しているポイントがそれぞれ異なることでした。もちろん異動することだけが良いことではありませんが、さまざまな部署を経験した人が混ざることによって、私も別の領域を経験してきた人に教えられることもあると感じますし、それぞれの良い点を活かしながら更に良いモノづくりが実現できると思います。これからも、触れた人に「未来が来た」と思ってもらえるような商品づくりを実現したいです。
もともと自由な社風やお会いした人の雰囲気に惹かれソニーに入社し、入社後は大型テレビの製品開発に携わっておりました。学生時代に携わってきたことに関連する仕事にいつか仕事として携われたらいいなという想いを持っていたところ、ちょうどよいタイミングで関連した社内募集を見つけ、可能性を広げるチャンスだと思い、思い切って手を挙げて異動することになりました。
異動後は、イメージセンサーの画素設計業務を行っています。画素は、光をいかに集光し電子に効率よく変換するかといったイメージセンサーの中心的な役割を担う箇所であり、物理学やデバイス/製造プロセスなどの高度な知識が必要となるため、一日でも早く一人前の画素設計者になるべく日々奮闘しています。イメージセンサーは今後、様々な用途に応用されていくことを考えると、決して回り道ではなくテレビの開発で経験してきた知見も活かしていくことができるのではないかと思っています。