報道資料
ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
検索日と情報が異なる可能性がございますので、 あらかじめご了承ください。
1996年1月25日
個人のコンピューター環境を可搬メディアで実現する高性能
ソニーは、株式会社日立製作所、米国3M社と共同開発した、小型・大容量光磁気ディスク"HS"規格に基づくHSディスクユニット『HS-1』(ソニーブランド外付けモデル)を発売します。
型名 | 発売日 | 価格(税別) |
---|---|---|
HSディスクユニット『HS-1』 | 2月21日 | 158,000円 |
"HS"は、ダイレクトオーバーライトによる高速書き込み・データへの高速アクセスを特徴とし、小型光磁気ディスクを用いた、容量650MBの大容量記憶媒体です。
ソニーは、1995年7月から、HSディスクドライブ『HS-D650』を、コンピューターメーカーやシステムインテグレーター向けにサンプル出荷しております。
今回発売する『HS-1』は、『HS-D650』を内蔵し、ホストインターフェイスに Fast SCSI を採用した外付け型ドライブです。記録方式には、ダイレクトオーバーライト方式を用いることなどにより、連続書き込み速度2.0(ディスク外周)〜1.0(ディスク内周)メガバイト/秒を達成し、MPEG2の映像データの取扱いも可能にしました。高速アクセスのために分離光学系を採用してピックアップの軽量化を図り、平均シークタイム33ミリ秒を確保しています。これらのハードディスクに迫る高速書き込み・高速アクセスや、ディスクを取り出して保管できるといった特徴によって、容量を自由に増やすことができる増設ハードディスクとして用いることができます。また、HSディスクにOSやアプリケーションソフトなど個人のコンピューター環境を記録しておけば、HSディスクから直接ソフトを起動させたり、使用しない時には取り出して保管するといった使い方が可能です。
本機は、NEC PC98、IBM PC/AT互換機、Macintosh のいずれにも対応します。
なお、Macintosh 用のSCSIドライバーおよびフォーマット・ユーティリティソフトとして、米国ソフトウェア・アーキテクツ社製「FormatterFive」を同梱しています。
使用メディア | HSディスク(ディスク径88mm) |
---|---|
記憶容量 | 650MB(HSM-650 使用時) |
回転速度 | 2,400回転/分(ZCAV) |
平均回転待ち時間 | 12.5ms |
サーボ方式 | サンプルサーボ方式 |
平均シークタイム | 33ms以下 |
連続データ転送速度 | 2.0MB/s(外周)〜1.0MB/s(内周) |
バーストデータ転送速度 | 最大10.0MB/s(同期)最大 5.0MB/s(非同期) |
キャッシュメモリー | 512KB |
ホストインターフェース | SCSI-2(Fast SCSI 対応) |
電源 | AC100V,50/60Hz |
消費電流 | 0.4A |
最大外形寸法 | 177mm×60mm×250mm(H×W×D) |
質量(重量) | 1.6kg |