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報道資料
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1996年6月6日

サーバー管理を容易にしたデュアルCPUサーバー
"QuarterL(QL)"『QL-70PROシリーズ』など新機種 発売

SONY パーソナルコンピューター Quarter L 『QL-70PRO』シリーズ

ソニーは、パーソナルコンピューター"QuarterL(QL)"の新シリーズとして、200MHzのPentiumProプロセッサを搭載した最上位サーバー機『QL-70PROシリーズ』6モデルならびに、Pentiumプロセッサ搭載のクライアント機『QL-30 mark4シリーズ』4モデルを発売します。

型名 出荷時期 価格(税別)
パーソナルコンピューター"QuarterL"
QL-70PROシリーズ
シングルCPUタイプ
『QL-70PA3RVR』
(PentiumPro-200MHz/2GB HDD×3台RAIDモデル)
96年7月 268万円
『QL-70PA1RV』
(PentiumPro-200MHz/2GB HDD内蔵)
208万円
『QL-70PA0XV』
(PentiumPro-200MHz/フレームモデル)
128万円
デュアルCPUタイプ
『QL-70PB3RVR』
(PentiumPro-200MHz/2GB HDD×3台RAIDモデル)
96年7月 298万円
『QL-70PB1RV』
(PentiumPro-200MHz/2GB HDD内蔵)
238万円
『QL-70PB0XV』
(PentiumPro-200MHz/フレームモデル)
158万円
QL-30 mark4シリーズ
Windows95プリインストールタイプ
『QL-30H1CC4』
(Pentium-166MHz /1.2GB HDD内蔵)
96年6月 36万8000円
『QL-30G1CC4』
(Pentium-133MHz /1.2GB HDD内蔵)
31万8000円
Windows3.1プリインストールタイプ
『QL-30H1CW4』
(Pentium-166MHz /1.2GB HDD内蔵)
96年6月 36万8000円
『QL-30G1CW4』
(Pentium-133MHz /1.2GB HDD内蔵)
31万8000円
型名 出荷時期 価格(税別)
パーソナルコンピューター"QuarterL"
QL-70PROシリーズ
シングルCPUタイプ
『QL-70PA3RVR』
(PentiumPro-200MHz/2GB HDD×3台RAIDモデル)
96年7月 268万円
『QL-70PA1RV』
(PentiumPro-200MHz/2GB HDD内蔵)
208万円
『QL-70PA0XV』
(PentiumPro-200MHz/フレームモデル)
128万円
デュアルCPUタイプ
『QL-70PB3RVR』
(PentiumPro-200MHz/2GB HDD×3台RAIDモデル)
96年7月 298万円
『QL-70PB1RV』
(PentiumPro-200MHz/2GB HDD内蔵)
238万円
『QL-70PB0XV』
(PentiumPro-200MHz/フレームモデル)
158万円
QL-30 mark4シリーズ
Windows95プリインストールタイプ
『QL-30H1CC4』
(Pentium-166MHz /1.2GB HDD内蔵)
96年6月 36万8000円
『QL-30G1CC4』
(Pentium-133MHz /1.2GB HDD内蔵)
31万8000円
Windows3.1プリインストールタイプ
『QL-30H1CW4』
(Pentium-166MHz /1.2GB HDD内蔵)
96年6月 36万8000円
『QL-30G1CW4』
(Pentium-133MHz /1.2GB HDD内蔵)
31万8000円

今回発売する『QL-70PROシリーズ』は、"Server Management Assist Program"を全モデルに搭載。拡張ボード等のハードウェア設定やネットワークOSのインストールを容易にするとともに、クライアント機からサーバーの状態を監視・制御することが可能です。
サーバーが停止した場合でも、サーバー本体に組み込まれている補助CPUにより障害発生の通報や自動再起動などが行われ、システムの停止時間の短縮が図れます。なお、デュアルCPUタイプでは、対称型マルチプロセッサ(SMP)対応のオペレーティングシステムの利用が可能です。
QL-30 mark4シリーズ』は、Pentiumプロセッサを搭載し、8倍速CD-ROMドライブを内蔵しています。イーサネットインターフェースを標準装備しており、企業内でのネットワーククライアントとして利用可能なデスクトップマシンです。

『QL-70PROシリーズ』の主な特長

  1. サーバーの管理を容易にする"Server Management Assist Program"を搭載
    ネットワークサーバーの管理、運営等を容易にするハードウェア、ソフトウェアを標準装備しています。この"Server Management Assist Program"には以下のような機能があります。
    • (1) ハードウェア設定やネットワークOSのインストールを容易にする「Easy System Setup Program」
      設定専用のハードディスクである「Start Up Disk」を使い、ハードウェアやディスクアレイなどの設定を行う対話型のプログラムです。これにより、フロッピーを使った煩雑な作業が不要になり、ディスクアレイなどの設定も簡単に行えます。また、付属のCD-ROMには、ネットワークOSであるNetWare 4.1JやNetWare 4.1J SMPが書き込まれており、別途ライセンスを購入するだけで利用できます。
    • (2) 遠隔地からサーバーの状態を監視・制御
      CPUの温度や冷却ファンの状態、ECCメモリーのエラー状況、PCIバスの負荷率を調べるセンサーなどが組み込まれておりハードウェアの状態を、ソフトウェアやディスクアレイなどの状態とあわせ、遠隔地にあるマシンで監視でき、さらにハード/ソフト各種の設定も遠隔地から行うことができます。
    • (3) 障害発生時にシステム管理者へ自動通報、および自動再立ち上げ
      各種の監視項目に異常が現れた場合に警報を発し、障害が発生する前にシステム管理者へ通報することができます。また、管理はサーバーに接続したモデムと電話回線を使っても行え、管理者が外出先から監視、操作を行ったり、ネットワーク自体に障害が起こった場合や、遠隔地のネットワークで接続されていないマシンを管理することもできます。 また、サーバーが停止してしまった場合でも、内蔵の補助CPUにより、障害発生の通報や自動再起動を行い、電話回線とモデムを使い障害診断、回復支援も可能で、システム停止時間の短縮が図れます。 通常、サーバーの管理は、遠隔地にある管理用マシンから、ネットワークを使って行えるため、たとえば本社ビルと、支社のような地理的に離れている場合、あるいは、多数のサーバーを管理する場合などに管理者が移動する必要がなく、負担が軽減され作業効率が向上します。また、電話回線とモデムを使い、外出先や自宅などのパソコンからサーバーの管理、作業を行うこともできます。
  2. 高速なPentiumProプロセッサ200MHzを採用
    現時点で最高速である200MHzのPentiumProプロセッサを搭載しています。また、シングルCPUタイプに加え、対称型のマルチプロセッサ(SMP)構成のデュアルCPUタイプも用意しました。これにより、NetWare 4.1SMPやWindowsNT SMPなどのマルチプロセッサ対応OSの利用が可能で、大規模なネットワークでも高い性能を発揮します。
  3. 高速なワイドSCSIハードディスクを採用
    データ転送幅が16bitになったワイドSCSIタイプのハードディスクを採用しています(フレームモデルを除く)。ファイルサーバーなどで高速なデータの読み書きが可能です。
  4. サーバーに必要な周辺装置を標準で装備
    ネットワークサーバーとして利用する場合に必要になる、ネットワークインターフェースカード、バックアップ用のデータDATドライブ(フレームモデルを除く)、CD-ROMドライブ(全モデル)などを標準装備しています。ネットワークインターフェースは100Mbpsの100BaseTXと,従来の10Mbpsの10BaseTが切り替えで利用可能なものとなっています。また、データの安全性を高め、高速な読み書きが可能なディスクアレイ(PCIインターフェース利用)を標準で装備したRAIDモデルも用意しました。
  5. 拡張性の高いタワー型匡体
    HDD専用のベイを8つ持ち、導入後の拡張にも十分な余裕のあるタワー型の匡体を採用。HDD専用ベイは、電源を入れたままユニット交換できるホットスワップ対応で、前面から簡単にユニットの交換が行えます。拡張スロットは、PCI×4、EISA×2(フレームモデルはPCI×5でさらにPCI/EISA×1)が利用でき拡張性も十分です。

QL-30 mark4の主な特長

  1. Pentiumプロセッサ採用
    Pentiumファミリで現時点最高の166MHzのPentium プロセッサを採用(QL-30G1CC4/CW4は、133MHz)。また、CPUの高速化にあわせ、8倍速のCD-ROMドライブを内蔵しています。
  2. イーサネットインターフェースを標準搭載
    最近では、企業内の利用はネットワークを使うことが多くなっています。オフィスでの使用やネットワークシステムでの管理機器として利用できるように10BaseTのイーサネットインターフェースをオンボードで標準搭載しています。購入時に匡体を開けてボードを挿入する必要なく、拡張スロットもフルに利用できます。

主な仕様

QL-70PROシリーズ

QL-70PA0XV
QL-70PB0XV
QL-70PA1RV
QL-70PB1RV
QL-70PA3RVR
QL-70PB3RVR
CPU PentiumPro×1(QL-70PA0XV/PA1RV/PA3RVR)
PentiumPro×2(QL-70PB0XV/PB1RV/PB3RVR)
クロック 200MHz
2次キャッシュメモリ 256KB(CPU内蔵)
標準メモリ - 64MB ECC(誤り訂正)付き
最大拡張メモリ 512MB
内蔵ハードディク - 2GB×1 2GB×3
SCSIタイプ - Wide SCSI
RAID - RAID 0,1,5
フロッピードライブ 3.5インチ×1
CD-ROMドライブ 4倍速SCSIタイプ×1
DATドライブ - DDS-2 ×1
拡張スロット PCI×5,EISA×2,
PCI/EISA共用×1
PCI×4,EISA×2
表示デバイス CL-DG5429(オンボード)
ビデオメモリ 1MB
最大解像度/色数 1280×1024Dot(16色),65536色(640×480Dot)
HDD専用ベイ 8 7 5
ネットワーク - 100BaseT/10BaseT(切り替え)×1
インターフェース シリアル×2,パラレル×1
キーボード/マウス 106キーボード、PS/2マウス
出力電力 最大420W
質量 約25kg
外形寸法 180[幅]×590[奥行き]×591[高さ]mm
付属ソフトウェア Server Management Assist Program、システムCD-ROM

QL-30 mark4シリーズ

QL-30G1CC4
QL-30G1CW4
QL-30H1CC4
QL-30H1CW4
CPU Pentium
クロック 133MHz 166MHz
2次キャッシュ 256KB(パイプラインバーストSRAM)
標準メモリ 16MB
最大拡張メモリ 128MB
内蔵ハードディスク IDE 1.2GB
フロッピードライブ 3.5"×1
CD-ROMドライブ 8倍速ATAPI タイプ
拡張スロット PCI×1 ISA×2 PCI/ISA共用×1
表示デバイス 64bitアクセラレーター付き SVGA(ATI264CT)
ビデオメモリ 2MB
最大解像度/色数 640×480ドット1677万色〜1280×1024ドット256色
ドライブベイ 5インチハーフハイト×1
ネットワーク イーサーネット(10BaseT)×1(オンボード)
インターフェース シリアル×2、パラレル×1
キーボード/マウス 106キーボード,PS/2タイプマウス付属
出力電力 最大145W
質量 約9kg(本体)
外形寸法[WDH] 368×418×128 mm
付属OS Windows95(CC4) プリインストールまたはMS-DOS
6.2/V+Windows 3.1(CW4) プリインストール
  • Microsoft,Windows,WindowsNT,MS-DOSは、米国Microsoft社の米国及び他の国における商標もしくは登録商標です。
  • Pentium、PentiumProは、米国Intel社の商標または登録商標です。
  • お客様からのお問い合わせ先:
    ソニー(株)PCインフォメーションセンター
    電話 0120-71-5416(フリーダイアル)
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