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報道資料
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1996年8月7日

MDデッキ標準搭載のパーソナルコンポーネントステレオ
MDピクシー『DHC-MD77』 発売

ソニーは、MD(ミニディスク)デッキを標準搭載し、高音質デジタル録音で"マイ・ディスク"作りが楽しめるパーソナルコンポーネントステレオ"MDピクシー"『DHC-MD77』を発売します。併せて、別売りのシングルリバースカセットデッキ『TC-TX77』を同時発売します。

型名 発売日 価格(税別) 当初月産
パーソナルコンポーネントステレオ"MDピクシー"
『DHC-MD77』
(MDデッキ/CD3枚チェンジャー/アンプ/チューナー/スピーカー)
9月10日 110,000円 20,000台
シングルリバースカセットデッキ
『TC-TX77』
9月10日 24,800円 5,000台

当社調べによれば、MDシステムの96年の市場規模は全世界で約300万台が見込まれています。現在、当社のカテゴリー別の出荷構成比の内訳は、携帯型50%、据置型40%、車載型10%となっており、MDの特長を生かした各カテゴリーの商品が市場で好評を得ています。特にセットステレオにおいては、MD標準搭載モデルの構成比は益々高まっており、当社は今後MDデッキ標準搭載モデルの更なる拡大を図ってまいります。
今回発売の『DHC-MD77』は、大変好評を得ております『DHC-MD7』の後継機にあたります。MDデッキにCDプレーヤー用の光入力端子に加え、もう1系統の光入力端子を装備するとともに、新たに"サンプリングレートコンバーター"を搭載し、CDからのデジタル録音の他、衛星デジタル音楽放送やDAT(デジタルオーディオテープ)からデジタル信号での高音質録音が可能になりました。
また スピーカーには、"センターマウントウーファー"搭載の3ウェイスピーカーを採用し、特に中低音部の音質の向上を図っております。
更に本機は"3CDチェンジャー"を搭載。3枚のCDからお好きな曲を選択して、MDへの録音をするなど、"マイ・ディスク"作りを行えます。この"マイ・ディスク"をお手持ちのポータブルMDや車載型MDで再生し、様々なリスニングスタイルでデジタルによる高音質なサウンドをお楽しみいただけます。

主な特徴

DHC-MD77

  1. 衛星デジタル音楽放送やDATのデジタル録音ができる"サンプリングレートコンバーター"搭載
    衛星デジタル放送で採用されている32kHzや48kHzのサンプリング周波数並びにDATで採用されている48kHzのサンプリング周波数をMD録音時に44.1kHZに自動変換。更に光入力端子を2系統装備し、CDプレーヤー以外のシステムアップが可能です。
  2. 複数のCDの連続再生や、MDへのお好みの曲のデジタル録音・編集が手軽に楽しめる"CDチェンジャー"を搭載
    本機にはCDの再生中にトレイを引き出して、ディスク交換・セットが可能な"エクスチェンジ機能"を採用した"3CDチェンジャー"を搭載しています。
  3. 各CDの1曲目だけを自動的に録音する『ヒットパレード機能』
    『ヒットパレード機能』は各CDの1曲目だけを自動的に録音することができ、8cmCDなどからオリジナルディスクをつくるのに最適です。
  4. 曲と曲の間の無音部分を自動的に約3秒間にそろえる"スマートスペース機能"
    デジタル録音時に無音部分が3秒以上続くと一時停止し、次のデジタル信号入力を感知次第、再び録音を開始します。CDチェンジャーからの録音など複数のディスクにまたがる演奏を録音する場合も無音時間が不必要に長くなることがなく、きれいに録音できます。
  5. MDの自由な編集を可能にする"TOC EDIT(目次編集)機能"
    録音用MDでは、音声情報が記録されるエリアの内周部分にあたるTOC(Table Of Contents)エリアを書き換えることで、録音された音声情報を書き換えることなく多彩な編集が可能です。
    • (1)録音した部分の頭出しポイントの設定によって区切る"Divide"機能
    • (2)頭出しポイントを削除して前後2つに分かれていた部分を結合する"Combine"機能
    • (3)不要な部分(1曲ごともしくは全曲)の瞬時消去が可能な"Erase"機能
    • (4)移動させたい曲を選び、移動先の曲番を指定するだけで曲の入れ替えができる"Move"機能
    ※(1)については約±60ミリ秒単位で編集点を微調整できます。
  6. 操作が簡単な"ジョグ・ダイヤル"を各ユニットに装備
    CD、MD、チューナーの各ユニットに"ジョグ・ダイヤル"を装備しております。CDの曲の頭出しや選曲、MDの選曲、チューナーの選局をはじめ、クロックセット、タイマーセットなどが簡単に設定できます。
  7. 4BOXセパレート構成に加え、高音質技術を採用
    アンプ部、CDチェンジャー部、MDデッキ部、チューナー部と各ユニットは独立した4BOXセパレート構造を採用。加えて、各ユニットは音質を重視し,ピンコード接続となっています。また、アンプ部には「ソースダイレクト」回路を搭載し、本格的な単品コンポーネントのクオリティーを実現しています。
  8. センターマウントウーファー採用の3ウェイスピーカー搭載
    迫力ある重低音から繊細で伸びのある高音域までをカバーする3ウェイスピーカー方式を採用。17cmウーファーをスピーカー部のセンターに配置し、ウーファー部の出す中低域の周波数帯域の中で、音の濁りの原因となる定在波の影響を極力抑え、より原音に忠実でクリアなサウンドを再生します。

TC-TX77

  1. 単品コンポーネントのクオリティーのシングルリバースデッキ
    メタルテープの録音・再生やドルビーB/Cノイズリダクション、また、RECレベルメーターとRECボリュームの採用など、単品カセットデッキの仕様を持っています。
  2. システムアップを考慮した快適な操作性を実現
    テープの出し入れにはフロントローディング方式を採用。また 『DHC-MD77』本体と付属のAUバスケーブルで接続すれば、CDシンクロ録音やオートファンクション機能などが連動して行えます。また、リモコン操作も『DHC-MD77』の付属リモコンで行えます。
  • ドルビーは、ドルビーラボラトリーズの商標です。

主な仕様

DHC-MD77
アンプ(TA-MS77) 実用最大出力(EIAJ6Ω負荷) 60W+60W
最大外形寸法
(幅×高さ×奥行き、最大突起部含む)
280×122.5×298mm
質量 5.2kg
チューナー(ST-MS77) 受信周波数 FM 76〜90MHz/ AM 531〜1,602 kHz
アンテナ端子 FM 75Ω不平衡型、300Ω平衡型
AM 外部アンテナ端子
最大外形寸法
(幅×高さ×奥行き、最大突起部含む)
280×90×290.5mm
質量 1.6kg
MDデッキ(MDS-MS77) サンプリング周波数 44.1kHz
周波数特性 5Hz〜20kHz
最大外形寸法
(幅×高さ×奥行き、最大突起部含む)
280×90×290.5mm
質量 2.2kg
CDプレーヤー
(CDP-MS77)
周波数特性 2Hz〜20kHz,±0.5dB
最大外形寸法
(幅×高さ×奥行き、最大突起部含む)
280×122.5×347mm
質量 3.6kg
スピーカー 型式 3ウェイバスレフ型
使用ユニット ウーファー(中低音用)
17cmコーン型
トゥイーター(高音用)
5cmコーン型
スーパートゥイーター
(超高音用)2cmドーム型
最大外形寸法
(幅×高さ×奥行き、最大突起部含む)
215×430×250mm
質量 5.5kg(1台)
総消費電力 95W
TC-TX77
ワウフラッター 0.06% W.RMS
周波数特性 TYPE-IVカセット 30Hz〜15kHz,±3dB(EIAJ)
30Hz〜13kHz,±3dB(-4dB録音)
TYPE-IIカセット 30Hz〜15kHz,±3dB(EIAJ)
(ドルビーNR OFF時) TYPE-Iカセット 30Hz〜14kHz,±3dB(EIAJ)
SN比 TYPE-IVカセット 57dB
TYPE-IIカセット 57dB
TYPE-Iカセット 53dB(EIAJ)
消費電力 11W
最大外形寸法 280×90×348.5mm(幅×高さ×奥行き)
質量 3.6kg
  • お客様からのお問い合わせ先 :
    ソニー(株)お客様ご相談センター
    東京:03-5448-3311
    名古屋:052-232-2611
    大阪:06-539-5111
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