SONY

報道資料
ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
検索日と情報が異なる可能性がございますので、 あらかじめご了承ください。

1996年12月2日

パソコンやファックスと接続可能なパーソナル電子ファイル
"DATA EATA PRO"(データ イータ プロ)『PDF-HD7』発売

"DATA EATA PRO"『PDF-HD7』
『PDF-HD7』とリンク中のパソコン

ソニーは、MDデータを記録媒体に使用したパーソナル電子ファイルの上位機種"DATA EATA PRO"『PDF-HD7』を発売します。本機は内蔵スキャナーで読み込んだ書類データを液晶画面上でペンタッチ操作し、簡単に整理・検索できる電子ファイリングシステムです。今回新たにパソコンと接続できる"PCプラス"機能とファックス送受信を可能にする"Faxプラス"機能を搭載しました。これにより本機はパソコン、ファックスとの連携が可能となり、オフィス業務の効率化が図れます。

型名 発売日 価格(税別) 当初月産
パーソナル電子ファイル
"DATA EATA PRO"『PDF-HD7』
12月20日 250,000円 1,500台

今回発売の『PDF-HD7』に搭載されている"PCプラス"機能は、別売PCリンクキット「PDL-K2W」を使いパソコンと接続する事で、本機に保存されている書類データをパソコン側からも閲覧・整理・検索が行えます。加えて、保存した書類データを変換し、パソコン側に取り込む事によって、書類の加工・編集も可能です。逆に、パソコン側のデータを変換し『PDF-HD7』に取り込みファイルする事もできます。"Faxプラス"機能では、別売ソニー製パワーモデムと専用モデムケーブル「PDK-M3」を接続すれば本機に保存されている書類をそのままファックス送信でき、また、受信した書類を本機の受信簿に直接取り込み、ファイリングまで行えます。

  • BMP/TIFFに対応しています

ハード面では、MDデータディスクドライブに加え、ハードディスクドライブを搭載。最大で約20倍(従来比)のスピードアップを実現しました。長期保存書類はMDデータディスクに、作業中の書類はハードディスクに保存する事で効率的なファイリングが行えます。
検索機能面では、日付とマークを利用した簡単検索機能に加え、キーワード検索(半角カタカナ/英数字16文字まで)の採用により保存した書類を迅速かつ的確に探すことができます。
当社は、『PDF-HD7』の導入によりパーソナル電子ファイルの商品構成の充実を図ると共に、新しい"パーソナルオフィススタイル"を提案して参ります。

主な特長

  1. お持ちのパソコンに接続できる"PCプラス"機能
    Windows95対応パソコンに接続することで、パソコン上でも簡単に『PDF-HD7』のファイルの閲覧・整理・検索が出来ます。また、書類データをパソコン側に変換し、イメージデータ(BMP/TIFF)対応のソフトに取り込む事によって書類の加工・編集も可能です。逆に、パソコンのデータ(BMP/TIFF)を変換し、『PDF-HD7』に取り込みファイルする事も可能です。
    ※Windows 95は米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標です
  2. ファックスと接続できる"Faxプラス"機能
    別売のソニー製パワーモデムと専用モデムケーブル「PDK-M3」を使えば本機に保存されている書類を直接送信でき、受信した書類を直接取り込めます。書類は指定した送信/受信ボックスに分類する事ができ、ファックス送受信からファイリングまで簡単に行えます。
  3. 使い易さ/機能/処理スピードの向上
    本格的パーソナル電子ファイルに求められる機能をハードとソフトの両面から見直し、使い易さや処理スピードの向上を実現しました。ハードディスクの搭載により検索、処理等の基本動作スピードが最大約20倍(従来比)向上。また、ファックス送受信等の新機能をペンタッチ操作でより簡単に行なえる様、ユーザーインターフェースを更に向上させました。
  4. キーワード使用による検索機能の強化
    従来の日付とマークを使用した簡単検索機能に加えてキーワード(半角カタカナ/英数字で16文字まで設定可能)を使用した検索も可能になりました。日付、マーク、キーワードの3条件から、目的のフォルダーを的確に探し出せます。
  5. 素早い動作スピードと大量保存を両立させたハードディスク、MDデータの デュアルドライブ搭載
    MDデータディスク3枚分の容量を保存出来る(540MB)ハードディスクとMDデータドライブで構成されるデュアルドライブ方式を採用しました。データ処理スピードの速いハードディスクを採用した事により、通常作業はハードディスクで、長期保存はMDデータディスクで行うといった効率の良い使い方ができます。
  6. 高解像度10.4インチ液晶ディスプレイ搭載
    写真画像も見やすい階調表示を採用した高解像度液晶(640×480ドット)ディスプレイ搭載。
  7. その他の特長
    • ・A4サイズの書類を約4秒で読み取る高性能スキャナー(200dpi)
    • ・保存後の書類は移動や複製、削除等自由に変更が可能
    • ・追記事項の書き込み、切り貼り(スクラップ)等の編集が可能
    • ・小さい文字を読みやすくする拡大/縮小機能
    • ・大切な書類を暗証番号で守るロック機能
    • ・市販のプリンター(レーザー/インクジェットプリンター)に接続するプリンター端子
    • ・スキャンした名刺を自動的に名刺整理用台紙に貼り付けるオート名刺オン機能
    • ・別売のプロンプター「PDM-1」と組み合わせたプレゼンテーション機能

関連アクセサリー(価格はすべて税別価格です)

  • 1. PCリンクキット
    『PDL-K2W』(12月末発売予定/50,000円)
    パソコンと『PDF-HD7』を直接接続し、双方向の書類の操作を可能にします。
  • 2. パワーモデム
    『SMD-341EP』(既発売/49,800円)
    『SMD-344EP』(既発売/59,800円)
    『SMD-V341』 (既発売/69,800円)
    『SMD-V344』 (既発売/99,800円)
  • 接続ケーブル
    『PDK-M3』 (12月末発売予定/6,000円)
    本機でファックス送受信が直接行えます
  • 3. PDFプロンプター
    『PDM-1』(12月末発売予定/50,000円)
  • 4. プリンターケーブル
    『PDK-1』(既発売/8,000円)
  • 5. 本体収納バッグ
    『PDB-PDF5』(既発売/46,000円)
  • 6. クリーニングキット
    『PDCK-1』(既発売/3,000円)

主な仕様

ディスプレイ部
画面サイズ 10.4インチ
液晶タイプ STN(モノクロ)
解像度 640×480ドット
階調表示 8階調
記憶装置部
使用ドライブ MDデータドライブ×1 ハードディスク×1
使用メディア 記録用MDデータディスク
記憶容量 最大140MB
MMD-140にA4約1,000枚
最大540MB
ラック420MB A4約3,000枚
転送速度 約0.5〜1.0秒/枚(A4) 約0.1〜0.2秒/枚(A4)
アクセス速度 約1秒 約0.05秒
スキャナー部
読み取り方式 密着型ラインセンサー方式
読み取り原稿形態 シート
原稿サイズ A4, A5, B5、レターサイズ(厚さ0.1mmまで)、葉書サイズ、名刺サイズ(厚さ0.4mmまで)
解像度 主走査(横方向)8画素/mm、副走査(縦方向)8本/mm
読み取りモード 文字/写真(中間調誤差拡散)、濃度設定
読み取り速度 約4秒/枚(A4サイズ)
入力装置 タッチパネル方式(電磁授受方式、専用ペン入力)
外部インターフェース AUX 1: ミニジャック(拡張用)
AUX 2: ハーフピッチ20Pin(拡張用)
RS232C: ミニDIN 9Pin(Faxモデム用)
PRINTER: アンフェノールハーフピッチ26Pin双方向セントロニクス(プリンター&PCリンク用)
電源 AC12V/1.65A
本体寸法 W:308×H:258×D:76 (スタンド収納時)
質量 2.6kg
  • お客様からのお問い合わせ先 :
    ソニー(株)お客様ご相談センター
    東京:03-5448-3311
    名古屋:052-232-2611
    大阪:06-539-5111
このページのトップへ