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報道資料
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1997年1月9日

DVD-ROM、CD-ROMに加え、CD-Rも再生可能な "独立デュアルピックアップ"を搭載
安定したDVDディスク再生を実現する"チルトサーボ機構"を採用した DVD-ROMドライブ『DDU100E』 商品化

DVD-ROMドライブ『DDU100E』

ソニーは、DVD-ROMドライブ『DDU100E』を商品化し、1997年1月よりサンプル出荷を開始します。本機は、波長650nmの赤色半導体レーザーと、780nmの赤外半導体レーザーの2つの半導体レーザー※1を搭載した当社独自の"独立デュアルピックアップ"を採用することにより、DVD-ROMの他、CD-ROM、CD-Rのディスクの再生が可能です。
また "チルトサーボ機構"を搭載、安定したDVDディスクの再生を実現しています。

型名 サンプル出荷開始時期 サンプル価格(税別)
DVD-ROMドライブ『DDU100E』 1997年1月 100,000円

DVDはCDの約7倍にあたる4.7GB(片面一層ディスクの場合)の容量を持ち、動画や音声などの大量のデータを収録することができます。大容量という特性を生かし、DVDビデオプレーヤーなどの民生用機器としての応用の他、コンピューター分野、特にパソコンの主要記憶媒体としての普及が期待されています。
近年、CD-ROMドライブがフロッピーディスクに次ぐコンピューターの標準的な周辺機器として急成長し、各種CD-ROMソフトが大量に流通しています。また CD-ROMとの完全な互換性を持つCD-Rは、従来の業務用途から一般のパソコンユーザーのための大容量(650MB)記憶装置としての利用が増加しており、ディスクの需要は1996年には全世界で7,600万枚に達すると見込まれています。(社団法人日本記録メディア工業会調べ)
今回発売する『DDU100E』は、当社が独自に開発した"独立デュアルピックアップ"を搭載、DVDディスクを読み取る際には波長650nmのレーザー、CD-ROMディスク/CD-Rディスクを読み取る際には波長780nmのレーザーを用いることで、既に市場に普及しているCDフォーマットへの対応を可能とした設計を図っています。
また ディスクの反りや回転時の傾き変動を電気的に検出して、光軸を常にディスクに対して垂直に保つ"チルトサーボ機構"を導入し、安定したDVDディスクの再生を実現しました。
当社は、従来より培ってきた信頼性の高い光ピックアップ、ドライブ機構の技術を投入したDVD-ROMドライブを製品化することにより、21世紀に向けてコンピューター上での記録媒体の利便性をさらに高めてまいります。

  • ※1短長(635nm〜650nm)の赤色半導体レーザーでDVDディスクや音楽CD、CD-ROMディスクのデータを読み取ることはできますが、CD-Rディスクの反射膜は波長780nmで高い反射率が得られる仕様となっているため、短波長の赤色半導体レーザーでは反射率が低下してしまい、読み取ることが困難です。

主な特長

  1. 独自開発の"独立デュアルピックアップ"の搭載
    波長650nmの赤色半導体レーザーと、780nmの赤外半導体レーザーの2つの半導体レーザーを搭載した当社独自の"独立デュアルピックアップ"を採用することにより、DVD-ROMの他、CD-ROM、CD-Rなどのディスクの読み取りを可能としています。
  2. "チルトサーボ機構"の採用
    ディスクの反りや回転時の傾き変動を電気的に検出して光軸を常にディスクに対して垂直に保つことにより、安定したDVDディスクの再生を実現します。

主な仕様

外形寸法 146×41.4×203mm(幅×高さ×奥行き)
転送レート 1350kB/s(DVD)、1200kB/s(CD-ROM) Sustained
インターフェース ATAPI
Burst Transfer Rate 16.7 MB/s(ATAPI - multi word DMA Mode 2)
16.7 MB/s(ATAPI - PIO mode 4)
バッファーメモリー 512kB
容量 4.7GB(片面一層)、8.5 GB(片面二層)
互換性 DVD-Video/DVD-ROM/CD-DA/CD-ROM(XA)/Photo CD/Video CD/CD-I/CD EXTRA/CD-R
信頼性 100,000 POH (20% duty)
  • お客様からのお問い合わせ先 :
    ソニー(株)データストレージ営業部
    03-5448-7523
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