SONY

報道資料
ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
検索日と情報が異なる可能性がございますので、 あらかじめご了承ください。

1997年3月25日

最長6時間30分の長時間撮影や、赤外線による伝送が可能
フレキシブル4型液晶モニター搭載のデジタルビデオカメラ 発売

68万画素CCDやDV方式ならではの"DV端子"を搭載

デジタルビデオカメラレコーダー 液晶ハンディカム『DCR-TRV7』
(写真左は別売のミニDVカセット『DVM60M2』)

ソニーは、DV方式ビデオカメラとして最長の6時間30分の長時間撮影を可能にし、バッテリー切れを気にすることなく撮影を楽しめるデジタルビデオカメラ『DCR-TRV7』を発売します。本機は、フレキシブルに角度が変えられる"4型液晶モニター"および"68万画素CCD"の搭載により、自由なスタイルでの高画質撮影ができる他、赤外線による映像・音声の伝送が可能な"LASER AVLINK"を採用し、使い勝手にも配慮しています。また、デジタル信号での入出力が可能な"DV端子"など、DV方式ならではの機能を搭載しています。

型名 発売日 価格(税別) 当初月産
デジタルビデオカメラレコーダー
液晶ハンディカム『DCR-TRV7』
4月20日 235,000円 1万5千台

今回発売する『DCR-TRV7』は、カメラ本体の低消費電力設計などにより、DV方式のビデオカメラとして最長の6時間30分の長時間撮影を可能とした他、分単位でのバッテリー残量を表示する"インフォリチウムバッテリー"に対応し、バッテリー切れを気にすることなく撮影・再生をお楽しみいただけます。
本機は、好評の8ミリビデオカメラ"TRVシリーズ"のデザインを踏襲。上210度/下90度に角度を変えられる"フレキシブル4型液晶モニター"を本体側面に装備し、ハイアングルからローアングル、対面撮影など自由なスタイルでの撮影が楽しめます。撮影に際しては、DV方式用に開発した"68万画素CCD"により、DV方式の特長をいかした高画質撮影が可能です。
また、赤外線による映像・音声の伝送が可能な"LASER AVLINK"を採用し、カメラ本体とテレビをケーブルで接続することなくテレビ側に送信し、簡単再生を可能にします。
さらに、撮影した静止画像をデジタル信号のままパソコンに取り込むことができる"DV端子"(IEEE1394準拠)や、カセットメモリーに対応した"インデックスタイトラー"などDV方式ならではの機能を搭載し、「創る楽しみ」も提案いたします。

  • 赤外線伝送を行うには、別売のAVコードレスレシーバー『IFT-R10』が必要です。

主な特長

1. スタミナ連続撮影6時間30分

カメラ本体の低消費電力設計により消費電力4.4W(VF撮影時)を実現すると同時に、高容量リチウムイオンバッテリーの採用等により、長時間撮影を可能にし、バッテリー交換の手間を省きます。

連続撮影時間等の目安VFでの撮影時液晶での撮影時LASER AVLINK使用時の再生時間(液晶OFF)
NP-F930(4050mAh)使用390分(215分)295分(165分)360分
NP-F730(2700mAh)使用250分(140分)190分(105分)225分
NP-F530(1350mAh)使用110分(60分)80分(40分)100分
( )内の分数は実撮影時間

2. フレキシブル4型液晶モニター搭載

カラービューファインダーに加え、上210度/下90度で角度を変えられるフレキシブル4型液晶モニターを本体側面に搭載し、ファインダーとの組み合わせで、ハイアングルからローアングルまで自由なスタイルでの撮影や、対面撮影等が行えます。液晶モニター表面は、指紋対策処理を施していますので、指紋がついても拭き取りやすくなっています。

3. 赤外線伝送を可能にした"LASER AVLINK"

カメラ本体に内蔵された赤外線発光部から、別売の受光部に向けて映像・音声を送信。カメラとテレビを接続することなく簡単再生を実現。バッテリー持続時間の長時間化に伴い、ACアダプターを接続しないコードレスの状態で、手軽な長時間再生をお楽しみいただけます。

4. 68万画素CCDおよび高画質手振れ補正

DV用に開発した68万画素CCD(有効画素数34万)や、撮影時に色ノイズと輝度ノイズを低減してクリアな映像が得られる"カメラノイズリダクション"の搭載により、DV方式の特長を生かした高画質撮影が可能です。また、"新アクティブイメージエリア方式手振れ補正"により、画質・画角に変化がなくブレの少ない安定した撮影が可能です。

5. カセットメモリーを利用した"インデックスタイトラー"

カセットに内蔵されたICメモリーを利用し、次の操作が行えます。

  • タイトラー機能:
    撮影時はもちろん再生時に映像を見ながらタイトルを入れることができる他、タイトル表示の入/切や消去ができます
  • タイトルサーチ:
    タイトル一覧から見たい画面をサーチすることができます
  • カセットラベル:
    テープに名前をつけることができ、テープを入れた後パワーをオンすると名前が自動的に表示されます
  • カセットメモリー機能は『DVM60M2』等ICメモリー付のカセット使用時に限ります。

6. その他の主な機能

  • (1)高画質映像をデジタル信号のままパソコンに取り込んだり、DV機器間でのダビン グ・編集を行うことができる"DV端子"を装備
  • (2)従来に比べ1.5倍の長時間録画(最長90分)が可能な"LPモード"搭載
  • (3)16ビット(2チャンネル)/12ビット(4チャンネル)のPCMデジタル録音・再生に対応
  • (4)BGMやナレーションを追加できる"アフレコ機能"搭載(12ビット記録時)
  • (5)光学10倍(デジタル40倍)ダブルマッハズーム
  • (6)分単位での残量表示が可能なインフォリチウムバッテリー対応
  • (7)コードを使って接続することなく専用アクセサリーが装着できる"インテリジェントアクセサリーシュー"

主な仕様

規格 DV方式(民生用デジタルVCR SD規格)
使用カセット ミニDVカセット
映像記録方式 デジタルコンポーネント記録
映像サンプリング周波数/量子化ビット数 輝度信号 13.5MHz、8ビット
R-Y信号 3.375MHz、8ビット
B-Y信号 3.375MHz、8ビット
録音方式 回転2ヘッド、12ビット 32kHz/16ビット48kHz
手振れ補正方式 新アクティブイメージエリア方式
CCD撮像素子 1/3インチ(総画素数68万/有効画素数34万)
レンズ F 1.8 f=4.0〜40(35ミリ換算値 f=38〜380)
フィルター径 37mm
ズーム倍率 光学10倍/デジタル40倍
シャッタースピード 1/60〜1/4000(プログラムAE時)
最低被写体照度 8ルクス
ビューファインダー 0.55インチ 約11.3万画素カラー
液晶モニター 4型 約11.2万ドット
バッテリーシステム リチウムイオン(インフォリチウム対応)
電源電圧 ACアダプター8.4V バッテリーパック7.2V
消費電力 4.4W(VF撮影時)/5.8W(LCD撮影時)
最大外形寸法 96×109×183mm(幅×高さ×奥行き)
本体質量 約840g
撮影時質量 約960g(NP-F530使用時)、約1.1kg(NP-F730使用時)、約1.2kg(NP-F930使用時)

主な別売アクセサリー

  • アクセサリーキット『ACC KIT-IF9』(既発売) 価格36,000円
  • キット内容:NP-F930、AC-V615A、IFT-R10、レシーバー用ACアダプター、ショルダーベルト、AV接続ケーブル
  • アクセサリーキット『ACC KIT-IF7』(既発売) 価格30,000円
  • キット内容:バッテリー以外は『ACC KIT-IF9』と同じ(バッテリーはNP-F730)
  • AVコードレスIRレシーバー『IFT-R10』(既発売) 価格8,000円
  • インテリジェントアクセサリーシュー専用ビデオフラッシュライト
    『HVL-FDH』(既発売) 価格12,000円
  • インテリジェントアクセサリーシュー専用ナレーションインタビューマイク
    『ECM-HM1』(4月10日発売) 価格12,000円
  • ソフトケース『LCS-TRS』(既発売) 価格4,700円
  • スポーツパック『SPK-TRV7』(4月20日発売) 価格29,800円
  • マリンパック『MPK-TRV7』(4月20日発売) 価格260,000円
  • カセットメモリー搭載ミニDVカセット『DVM60M2』(3月10日発売) 価格2,200円
  • カセットメモリー搭載ミニDVカセット『DVM30M2』(3月10日発売) 価格1,800円
  • お客様からのお問い合わせ先 :
    ソニー(株)お客様ご相談センター
    東京:03-5448-3311
    名古屋:052-232-2611
    大阪:06-539-5111
このページのトップへ