報道資料
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1997年5月7日
アプリケーションシステム開発用ソフトウェアツールも同時発売
ソニーは、指紋照合ユニット『FIU-002』及びアプリケーションシステム開発用ソフトウェアツール"Software Developer's Kit(SDK)"『FIS-001』、Windows NT4.0用ログオンソフト『FIS-002』を発売します。
『FIS-001』『FIS-002』は翼システム株式会社と共同で開発したソフトで、指紋照合ユニットを組み込んだシステムの構築を容易に実現します。
型名 | 発売日 | 価格(税別) |
---|---|---|
指紋照合ユニット『FIU-002』 | 7月1日(サンプル出荷) | 200,000円(サンプル価格) |
アプリケーションシステム開発用ソフトウェアツール "Software Developer's Kit(SDK)" 『FIS-001』 |
7月1日 | 900,000円 |
Windows NT4.0用ログオンソフト 『FIS-002』 |
9,800円 |
従来、入退室管理などの用途に限られていた指紋照合システムは、本人認証のツールとして注目を集め、今後は金融、医療市場等のコンピューターネットワーク上のセキュリティシステムとして急速に拡大していくと期待されています。
今回発売する指紋照合ユニット『FIU-002』は、システムコントローラーからの指示によって、あらかじめ登録しておいた指紋に対し被験者の指紋を照合し、高速で「本人の識別」を行うことができます。指紋の登録機能については、ユニット内に1,000本分の指紋を記憶することができ、照合演算も行うことができます。また独自のアルゴリズムの採用により本人拒否率1.0%以下、他人受入率0.1%以下という高い照合性能を実現しています。
『FIS-001』はシステム開発者用のソフトウェアキットです。C,BASICなどの幅広い開発言語に対応し、MS-DOS,Windows3.1/95/NT等のOS別ライブラリーを付属しています。本キットによりICカードを採用したATMシステムや、電子カルテシステムなど指紋照合ユニットを組み込んだ独自のシステムを構築することができます。
『FIS-002』は、パスワードを使うことなく指紋照合だけでコンピューターへのログオンを簡単に行うことを実現するソフトウェアです。本ソフトによりWindows NT環境でのログオンの操作やスクリーンセイバー解除も指紋で簡単に行うことができます。
Windows NT Workstation4.0に対応し、パスワードを使うことなく指紋照合だけで コンピューターへのログオンを簡単に行うことを実現します。ログオンの操作やスクリーン セイバー解除も指紋で簡単に行えます。
寸法 | 42mm(W)×42mm(W)×92.5mm(D) |
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照合時間 | 平均0.3秒 |
登録時間 | 1.0秒以下 |
本人拒否率 | 1.0%以下(2回トライ時) |
他人受入率 | 0.1%以下 |
登録数 | 1,000本 |
インターフェース | RS-232C |
電源電圧 | DC6.5V〜15V |
消費電力 | スタンバイ時1.7W/照合時ピーク3.0W |
使用環境温度 | 5℃〜40℃ |
質量 | 125g(ケーブル含まず) |