光ピックアップ 『KHS-190A』

ソニーは、DVD用として業界最薄の厚さ6.7mmと、質量13gの軽量化を実現した光ピックアップ『KHS-190A』を商品化し、10月からサンプル出荷を開始します。
本ピックアップは小型・軽量の特長により、ノートブックパソコンに搭載可能なDVD-ROMドライブに適しています。本ピックアップはツインレーザー方式を採用することにより、DVD、DVD-ROM、音楽CD、CD-ROM、CD-R、CD-RWなどのディスクを読み取ることができ、マルチリード機能^※対応のドライブに搭載できます。

昨年来、DVDビデオプレーヤーやDVD-ROMドライブが業界各社から発売され、DVDは今後益々その用途を拡大していくことが期待されています。特にコンピューター分野においては、大容量という特長を生かし、DVD-ROMドライブ搭載のパーソナルコンピューターが増加していくと予想されます。一方で、リムーバブルコンピューティングとして市場が伸びているノートブックパソコン用には、ドライブを内蔵するために薄型の光ピックアップが必要とされています。
今回商品化する光ピックアップ『KHS-190A』は業界最薄の厚さ6.7mmを実現し、ノートブックパソコンに内蔵可能な厚さ12.7mmのDVD-ROMドライブに搭載できます。本ピックアップは、DVD、CD各ディスクを読み取る際に業界の主流となっているツインレーザー方式を採用しています。波長650nmの赤色半導体レーザーと、780nmの赤外半導体レーザーの2つの半導体レーザーを搭載することにより、DVDディスクを読み取る際には650nmのレーザー、音楽CD、CD-ROM、CD-R及びCD-RWディスクを読み取る際には780nmのレーザーを用いることで各々特性の異なるディスクの安定した読み取りを実現します。また本ピックアップは、ディスクドライブの高速化にともない、DVDディスクの2倍速、CDディスクの24倍速の読み取りを可能としています。

• ※マルチリード機能：UDF（Universal Disk Format）及びISO9660フォーマットで書かれたCD（CD-DA,CD-ROM,CD-R,CD-RW）を読み取れるドライブの機能。

主な特長

1. 業界最薄6.7mmの厚さ実現
   業界最薄の厚さ6.7mmを実現し、ノートブックパソコンに内蔵可能な厚さ12.7mmのDVD-ROMドライブに搭載することができます。
   
2. ツインレーザー方式
   波長650nmの赤色半導体レーザーと、780nmの赤外半導体レーザーを搭載することで、DVD、CD、CD-ROM、CD-R、CD-RW各ディスクの読み取りができます。
   
3. 質量13g（従来比1/3）を実現した軽量設計

主な仕様