SONY

報道資料
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1997年8月18日

高品質デジタル技術搭載
DVDビデオソフトの高画質映像を忠実に再現するDVDプレーヤー新機種発売

CD/ビデオCD/DVDプレーヤー『DVP-S3000』

ソニーは、DVDビデオソフトに加え、音楽CD、ビデオCDの再生が可能な、お求め易い価格のDVDプレーヤー『DVP-S3000』を発売します。本機は、上位機種「DVP-S7000」で好評を得ている様々なデジタル技術を採用しており、DVDビデオソフトの高画質再生が 可能です。

型名 発売日 価格(税別) 当初月産
CD/ビデオCD/DVDプレーヤー 『DVP-S3000』 10月10日 79,000円 5,000台

国内DVDビデオタイトル数は240タイトルを超え、今後もタイトル数の増加に伴い、DVDビデオプレーヤー市場の活性化が進むものと思われます。また、当社調べによると、DVDビデオプレーヤーに加え、ドルビーデジタルプロセッサーやAVセンターアンプと組み合わせて購入しているユーザーは約30%をしめ、システムとしてDVDを楽しむユーザーが増加の傾向にあります。このような市場背景により、当社はDVDプレーヤーを、大型ディスプレイ、ドルビーデジタルプロセッサー、AVセンターアンプ、AVスピーカーと組み合わせ、家庭で迫力ある映画や音楽ソフトを楽しむ"デジタルシアター"としての提案を更に強化して参ります。
『DVP-S3000』は、当社独自の"独立デュアルピックアップ"を搭載。DVD再生、CD再生それぞれに専用ピックアップを用いることにより、異なる物理特性を持つ各ディスクに対し、信頼性の高い正確な信号の読み取りが可能です。また、ディスクの反りや回転時の傾きを電気的に検出し、光軸を常にディスクに対して垂直に保つ"チルトサーボ機構"を採用し、ブレやノイズの少ない、安定した映像の再生を実現しています。さらに、ディスクごとにジッター値をデジタル計測し、ピックアップのフォーカスや"チルトサーボ機構"等を常に最適の状態で制御する"デジタルRFプロセッシングLSI"を搭載しており、エラーレートの極めて低い読み取りを実現しています。
画像処理に関しては、DVDディスクからの8ビット/13.5MHzのデータを10ビット/27MHzに変換し、演算処理を行なう映像D/Aコンバーターを採用。また、DVDの映像記録方式であるデジタルコンポーネント信号を、直接D/A変換して出力するコンポーネント(Y色差)出力端子を装備。コンポーネント入力端子を搭載したディスプレイと組み合わせ、色再現性に優れた高画質映像の再生が可能です。さらに、動きのなめらかな早送り・早戻しを実現する、当社独自の"スムーズIPサーチ"を採用。自社開発のMPEG VideoデコーダーLSIを高速32ビットRISCチップマイクロプロセッサーで制御することにより、圧縮フォーマトでありながら、フルフレームによる正・逆方向の多彩な変速再生をお楽しみいただけます。

主な特長

  1. 独自開発"独立デュアルピックアップ"を搭載
    当社が独自に開発した"独立デュアルピックアップ"を搭載、DVDディスク用に波長650nmのレーザー、ビデオCDと音楽CD用に波長780nmのレーザーと、各々に専用ピックアップを採用することにより、異なる物理特性をもつ各ディスクに対し、最適な信号の読み取りを可能としています。また 2層方式のDVDディスク(容量8.5GB)の読み取りも可能です。
  2. "デジタルRFプロセッシングLSI"の採用
    "デジタルRFプロセッシングLSI"を採用、ディスクごとにジッター値をデジタル計測し、ディスクの個体差、環境や経時によるディスクの変化などにプレーヤーが対応できる設計となっています。これにより最低のエラーレート状態で信号を読み取ることができ、安定したディスクの再生が可能となります。
  3. "チルトサーボ機構"の導入
    ディスクの反りや回転時の傾きを電気的に検出し、光軸を常にディスクに対して垂直に保つ"チルトサーボ機構"を導入し、DVDディスクの安定した再生を実現しています。
  4. 10ビット/27MHz変換の映像D/Aコンバーター採用
    画像処理においては、DVDディスクからの8ビット/13.5MHzのデータを10ビット/27MHzに変換、演算処理を行ない、最終段のD/Aコンバートでも10ビットの処理をする映像D/Aコンバーターを採用しています。映像情報の細部までを忠実に再現可能です。
  5. コンポーネント(Y色差)映像出力端子の採用
    デジタル記録されたコンポーネント映像信号を、レベル変換のみ行い、ダイレクトにD/A変換し、出力するコンポーネント(Y色差)映像出力端子を採用。コンポーネント入力端子を搭載したディスプレイと組み合わせ、色再現性に優れた高画質映像の再生が可能です。
  6. 操作性を追求した"スムーズIPサーチ"の採用
    当社独自の"スムーズIPサーチ"を採用。自社開発のMPEG VideoデコーダーLSIを高速32ビットRISCチップマイクロプロセッサーで制御することにより、圧縮フォーマットでありながら、動きのなめらかな早送り・早戻しが可能です。
  7. フルフレームによる正・逆方向のスロー再生・コマ送り機能搭載
    MPEG Videoデコーダーと32ビットRISCチップマイクロプロセッサーにより、正・逆方向のフルフレームでのスロー再生・コマ送りが可能。スロー再生のスピードは2段階に調整でき、多彩な変速再生をお楽しみ頂けます。
  8. "ビットレートインジケーター"搭載
    MPEG2画像圧縮時のデータ割り当て量の目安を画面上に表示する"ビットレートインジケーター"搭載。
  9. ドルビーデジタル対応※1
    光デジタル端子または同軸デジタル端子で、外部のドルビーデジタルプロセッサーと接続することにより、最大5.1チャンネルのデジタルサラウンド音声でホームシアターをお楽しみいただけます。
  10. ストーリー展開などを見る人が選べる"マルチストーリー機能"※2搭載
  11. 見たいアングルに切り替え可能な"マルチアングル機能"※2搭載
  12. 最大32言語の字幕、最大8言語の吹き替えを収録可能とする"マルチ言語機能"※2搭載
  13. 16:9のワイド映像をお手持ちのテレビに合わせて切り替え再生可能※2
  • ※1ドルビーはドルビーラボラトリーズの登録商標です。
  • ※2本機能は対応したソフトのみ可能です。

別売りアクセサリー

コンポーネントビデオコード「VMC-DVD50G」(5m)8,800円 11月10日発売予定コンポーネントビデオ入力端子を持つハイビジョンテレビなどと、DVDプレーヤーを接続することにより、忠実な色再現性が得られ、高画質映像をお楽しみ頂けます。

主な仕様

形式 CD/DVDプレーヤー
信号方式 NTSCカラー方式(EIAJ)※3
音声周波数特性 DVD(PCM再生時) 2Hz〜22kHz(±0.5dB)
CD 2Hz〜20kHz(±0.5dB)
音声SN比 107dB以上(EIAJ)※3
音声高調波歪み率 0.0028%以下(EIAJ)※3
音声ダイナミックレンジ 97dB以上(EIAJ)※3
ワウ・フラッター 測定限界(±0.001% W PEAK)以下(EIAJ)※3
出力端子 (映像系)コンポーネント映像:ピンジャック×3
S映像:4ピンミニDIN×1
コンポジット映像:ピンジャック×1
(音声系)光デジタル:角型コネクター×1
同軸デジタル:ピンジャック×1
オーディオ:ピンジャック×2 2系統
電源 AC100V,50/60Hz
消費電力 26W
最大外形寸法 430×111×395mm(幅×高さ×奥行き)
質量 約6.0kg
許容動作温度 5〜35℃
許容動作湿度 5〜90%
  • ※3EIAJ(日本電子機械工業会)の規格による測定値です。
  • お客様からのお問い合わせ先 :
    ソニー(株)お客様ご相談センター
    東京:03-5448-3311
    名古屋:052-232-2611
    大阪:06-539-5111
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