報道資料
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1997年9月18日
画質・音質劣化のほとんどないデジタル編集が行えるDV端子を装備
ソニーは、現在販売されている家庭用デジタルビデオカメラに採用されている「民生用デジタルVCR仕様(SD仕様)」(以下、DV方式)に準拠した国内初の据え置き型デジタルVTR『DHR-1000』を発売します。本機は、DV方式の採用や"3次元YC分離回路"の搭載により、高画質での記録再生が行えます。また、高精度なアッセンブル編集が自動的に行える"10プログラムアッセンブル編集機能"の採用や、画質・音質の劣化がほとんどない編集を可能にする"DV端子"を装備することで、デジタルビデオカメラ等との接続による高画質編集に適したビデオデッキです。
型名 | 発売日 | 価格(税別) | 当初月産 |
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デジタルビデオカセットレコーダー 『DHR-1000』 |
10月1日 | 43万円 | 1,000台 |
今回発売する『DHR-1000』はDV方式に準拠し、水平解像度500本、色にじみの少ない高画質の記録再生が可能です。また、8ミリビデオなどアナログソースの編集やテレビ番組の録画を高画質で行える"3次元YC分離回路"を搭載しています。
本機は、長時間録画に適したDVカセット(最長4時間30分※)およびビデオカメラで使われているミニDVカセットが使用できる"コンパチブルメカニズム"を採用しています。また、画質・音質の劣化がほとんどない編集を可能にする"DV端子"(IEEE1394準拠)や、編集ポイントの頭出しや変速再生等が快適操作で行える"ジョグダイアル""シャトルリング"を装備。さらに、高精度なアッセンブル編集を自動的に行う"10プログラム自動アッセンブル機能"や、映像や音声の入れ替えができる"ビデオインサート機能""オーディオインサート機能"など、編集のための機能も充実しています。加えて、1ヶ月8番組の予約録画が行える"高性能BS/地上波TVチューナー"を搭載し、ハイクオリティな番組録画が可能です。
当社は、1995年9月にDV方式に準拠したデジタルビデオカメラ『DCR-VX1000』『DCR-VX700』を発売、その後パスポートサイズで携帯性に優れた『DCR-PC7』『DCR-SC100』や、最大6時間30分のスタミナ連続撮影が可能な『DCR-TRV7』など商品構成を拡充し、高画質撮影、パソコンへの静止画像の取り込みといったビデオの新たな使い方を提案してきました。また、1996年5月にヨーロッパ、1997年6月には北米市場に据え置き型デジタルVTRを導入し、高画質編集を求めるお客様を中心に、ご好評いただいています。
今回、『DHR-1000』を発売しDV方式の特長をさらに引き出すことで、日本のお客様に対しても高画質編集を提案し、新たな市場を開拓してまいります。
高画質・高音質技術
録画・再生方式 | DV方式 回転2ヘッドヘリカルスキャン デジタルコンポーネント記録 |
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信号方式 | NTSCカラー EIA準拠 |
音声方式 | PCM(12ビットモード/16ビットモード) |
使用カセット | DVカセット/ミニDVカセット |
録画再生時間 | 4時間30分※(DVカセット)/60分(ミニDVカセット) ※SPモード |
受信チャンネル | VHF 1〜12ch、UHF 13〜62ch、CATV C13〜C35 BS 1,3,5,7,9,11,13,15 |
タイマー予約 | 1ヶ月 8プログラム |
電源電圧 | AC100V 50/60Hz |
消費電力 | 45W |
外形寸法 | 430×129×374mm(幅×高さ×奥行) |
質量 | 約10kg |