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報道資料
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1997年9月24日

インターネットの情報が活用できる インフォメーションナビシステム 発売

カーナビ3機種・TV1機種を発売

インフォメーションナビシステム
『NVX-FW8』
インフォメーションナビシステム
『NVX-W900』
/モービルカラーテレビ『XTL-770W』

ソニーは、インターネット上のホームページにアクセスできる、インフォメーションナビシステムを市販市場で初めて実用化し、発売します。
無限に近い情報、より新しい情報が様々な組織や個人から発信されるインターネットを活用 することで、従来の地図ディスクの情報に基づいた道案内のためのカーナビゲーションの世界が、 生きた情報を利用できる新しい世界に変わります。
当社は、車の中から欲しい情報を自由に入手できるインフォメーションナビシステムを発売 することにより、カーナビゲーション市場の活性化を図ってまいります。
これらの新製品は、10月末より運営開始が予定されているホームページ『MobileLink (モバイルリンク)』(URL http://www.mobilelink.or.jp※現在はアクセスできません)にアクセスすることで、ドライブ前の 行き先探しだけでなく、目的地に着いた後の情報検索など、より一層活用することができます。

型名 発売日 価格(税別) 当初月産
インフォメーションナビシステム
『NVX-W900』(音声認識機能搭載、PDCインターネットユニット付属)
11月21日 195,000円 3,000台
インフォメーションナビシステム 『NVX-W8』 11月1日 148,000円 2,000台
インフォメーションナビシステム 『NVX-FW8』(7型ワイドTV付属)) 11月1日 260,000円 3,000台
PDCインターネットユニット 『NVA-W1C』 11月1日 32,000円 3,000台
7型ワイドモービルカラーテレビ 『XTL-750W』 10月21日 128,000円 3,000台

今回発売のインフォメーションナビシステム『NVX-W900』は、付属のPDCインターネット ユニットと、お手持ちのデジタル携帯電話を接続し、プロバイダーにアクセスすることで ホームページの情報を得ることができます。ホームページ上の画像サイズを圧縮表示したり、 文字情報のみを表示したりすることで通信時間を短縮できる機能を搭載した独自開発のブラウザー 『CyberBlade(サイバーブレード)』を搭載しています。
カーナビゲーションとしての機能・性能も、行き先などを簡単に声で探せる"音声認識機能" を内蔵するなど大幅に向上しています。音声認識専用に32bit RISC CPUを搭載し、 既発売の音声認識ユニット『NVA-VR1』の約23倍の約14万語を認識します。予め声を 登録する必要がない不特定話者認識方式で、駅名や施設名などを言うことで、行きたい場所を 簡単に呼び出すことができます。また、一度に6桁まで認識する"連続数字認識機能"を業界 で初めて採用。「市外局番-市内局番-番号」のように入力して「検索」と言えば、その番号の 地図を表示し、番号を入力後「通話」と言えば、接続している電話からオートダイヤルで発信 することもできます。
また、当社従来比4倍の演算能力を誇る32 bit RISC CPUを駆使し、高速ルート探索・ 高速地図スクロールの実現や、FM VICSとD-GPSを1つの内蔵FMチューナーで時分割受信 する新アルゴリズムの開発、きめ細かい地図描画によるスムーズポジショニング機能の搭載など、 基本機能・性能も大幅な向上を図っています。
『NVX-W8』は、基本性能は『NVX-W900』と同様で、高速探索・高速スクロールや、 FM VICSとD-GPS時分割受信チューナーの搭載、きめ細かい地図描画によるスムーズ ポジショニング機能の搭載など、基本機能・性能の大幅な向上を図った1DINサイズの カーナビゲーションシステムです。また、別売のPDC インターネットユニット『NVA-W1C』 を接続すれば、インターネットに接続することができます。
『NVX-FW8』は『NVX-W8』と高輝度・広視野角の7.0型ワイドTVを付属したパッケージ モデルです。ナビとテレビの操作を一つのリモコンで行うことができ、さらに、ソニーの カーオーディオを接続して、カースピーカーからテレビの音声をお楽しみいただけます。
『XTL-750W』は、高輝度・広視野角の7.0型ワイド液晶パネルを搭載し、ワイドならでは の多様な表示画面を楽しめます。モニター本体の前面にスピーカーを装備することで、 明瞭な音声が聴ける他、お手持ちのカーステレオでTVや接続した機器の音声が楽しめる、 FMステレオトランスミッターも内蔵しています。

  • (株)インタービジョン、(株)インプレス、(株)電通、(株)ワタナベデジタルメディアコミュニケーションズ、ソニー(株)、ソニーコミュニケーションネットワーク(株)、日本アイー・ビー・エム(株)の7社が、インターネットを利用してカーナビゲーションなどモバイル情報端末で使用するための情報を提供するホームページ。

カーナビゲーションの主な特長

  1. インターネット機能(NVX-W900はPDCインターネットユニット付属、NVX-W8/FW8は別売)
    PDCインターネットユニットにお手持ちのデジタル携帯電話(9,600bps)を接続することにより、ホームページ「MobileLink」や、URLの入力により各種ホームページにアクセスできます。独自開発のブラウザー『CyberBlade』を3機種ともに搭載しています。
  2. 安全に簡単に使える語彙数/認識スピード向上の音声認識機能内蔵 (NVX-W900)
    音声認識専用に32bit RISC CPUを駆使した、不特定話者方式で約14万語もの大語彙音声認識を実現。認識スピードも当社従来機に比べ向上しています。地名や駅名、施設名などで目的地を呼び出し、ルートを簡単に探索することができます。また、一度に6桁まで認識する連続数字認識機能を業界で初めて採用。地図検索やオートダイヤルを簡単に行なうことができます。
  3. 高速ルート探索・高速スクロールなど基本性能を大幅に向上 (NVX-W900/W8/FW8)
    当社従来比4倍の性能を誇るRISC CPUを駆使し、当社従来機から大幅な高速化を 実現したルート探索・スクロールの実現や、きめ細かい地図描画によるスムーズ ポジショニング機能の搭載など、基本機能・性能が大幅に向上。
  4. FM VICSとD-GPSを1つの内蔵FMチューナーで時分割受信する新アルゴリズム採用 (NVX-W900/W8/FW8)
    交通情報を受信できるFM VICSと、自車位置の精度を向上させるD-GPS機能を1チューナー 時分割同時受信処理を行なう新アルゴリズムの開発により実現しました。
  5. 地図画面とナビゲーションの各種情報が同時に見えるワイド2画面表示に対応 (NVX-W900/W8/FW8)
    地図+交差点拡大図、地図+VICS表示、地図+ジャンクションガイドなど、ワイド2画面表示に対応します。
  6. 地図のスケールをきめ細かく変更できる「フリーズーム機能」(NVX-W900/W8/FW8)
    従来の地図スケールの、1階層分をさらに6段階に分けて表示することで、見やすい地図 スケールを自在に選択することができます。
  7. 自車位置から目的地まできめ細かく案内する細街路探索(NVX-W900/W8/FW8)
    出発地と目的地付近の細街路にも参考ルートを表示し、「ドアtoドア」の感覚の案内を 目的地に到着するまで行ないます。
  8. 立体交差などがよくわかる「立体交差点拡大図」(NVX-W900/W8/FW8)
    交差点に近づくと、3次元で描かれた交差点が自車位置に近づいてくるかたちで、 交差点拡大図を表示します。(東京23区内に限る)
  9. 補捉時間が大幅に向上した新開発「16チャンネル同時受信GPSレシーバー」(NVX-W900/W8/FW8)
    新規に開発した16チャンネル同時受信GPSレシーバーの採用により、本体が起動してから自車位置を測位するまでの時間やトンネルなどで一時電波が中断してから再測位するまでの時間を従来の約2分の1に短縮しました。また2つの衛星を受信すれば自車位置が 測位できる2衛星測位の実現による測位率の向上や、受信している衛星を全て利用して測位計算を行なう「オールインビュー機能」により、測位精度の向上を図っています。

『NVX-FW8』(テレビ部)の主な特長

  1. 大画面ワイド7.0型LCD採用(336,960画素)
  2. ワイド画面を生かした様々な表示が可能
    4モード(4:3スタンダード映像/フル/ズーム/ワイドズーム)の表示が可能
  3. 画面割り込み/音声割り込み
    オーディオバス接続時のリスト表示をしている際などに、ビーコンからのVICS情報や 交差点拡大図などの割り込みを自動的に行います。
  4. 本体装備の2スピーカーで明瞭な音声を実現
    モニター本体の前面にステレオ2スピーカーを装備し、明瞭な聴きやすい音声を再生します。
  5. ソニーバス対応/当社マスターユニット(テレビコントロール機能付)とのシステムアップが可能
    マスターユニットからTV操作が可能な他、CD,MD,FMのリスト表示など、接続した機器の情報表示が可能です。
  6. ビデオ機器や後部座席用モニターとの接続が可能な豊富な入出力端子を装備
  7. メニュー画面で画質調整や音声出力など多彩な設定が可能
  8. お手持ちのカースピーカーでTVや接続した機器の音声が楽しめるFMステレオトランスミッター内蔵(周波数設定は0.1MHz間隔で31段階から選択可能)
  9. 4本のアンテナから最良の受信状態を実現するダイバーシティユニット搭載
  10. 音声多重放送/2ヶ国語放送が楽しめる音声多重回路搭載

『XTL-750W』の主な特長

  1. 大画面ワイド7.0型LCD採用(336,960画素)
  2. ワイド画面を生かした様々な表示が可能
    4モード(4:3スタンダード映像/フル/ズーム/ワイドズーム)表示が可能。
  3. 本体装備の2スピーカーで明瞭な音声を実現
    モニター本体の前面に2スピーカーを装備し、明瞭な聴きやすい音声を実現。
  4. カーナビゲーションの他、ビデオ機器や後部座席用モニターとの接続も可能な豊富な入出力端子を装備
  5. お手持ちのカースピーカーでTVや接続した機器の音声が楽しめるFMステレオトランスミッター内
  6. オートブライトコントロール機能
    周囲の明るさに応じて画面の明るさ(バックライト)を自動調整するオートブライト コントロール機能(ハイ/ローからの選択も可能)を搭載。
  7. 4本のアンテナから最良の受信状態を実現するダイバーシティユニット搭載
  8. 音声多重放送/2カ国語放送が楽しめる音声多重回路搭載
  9. ダイバーシティTVアンテナ/ワイヤレスリモコン/モニタースタンドなど同梱

主な仕様

『NVX-W900』『NVX-W8』『NVX-FW8』共通

GPSアンテナ
方式 マイクロストリップ平面アンテナ
外形寸法 約52×15×50 mm
本体
電源 DC12Vカーバッテリー(マイナスアース)
外形寸法 249×51×176mm(『NVX-W900』)
178×50×172mm(『NVX-W8/FW8』)
GPSレシーバー部
受信周波数 1575.42MHz
受信方式 パラレル16チャンネル
受信感度 -130dBm
測位更新 約1秒
自律航法
検出方式 圧電振動ジャイロ

7型モービルカラーテレビ(『NVX-FW8』に付属)

モニター部
画面サイズ 7.0型ワイド(有効画面サイズ:155.5×87.8、178.6mm 幅×高さ、対角線径)
画素数 336,960画素
表示方式 TFTアクティブマトリックス
電源 DC12V(ハイダウェイ部より供給)
外形寸法 215×126.5×34mm
質量 約0.65kg
ハイダウェイTVチューナー部
TV受信方式 NTSC
受信チャンネル 1〜12ch(VHF)、13〜62ch(UHF)
TVアンテナ入力 ミニジャック×4系統
電源 DC12Vカーバッテリー
外形寸法 231.6×30.6×139.6mm
質量 0.97kg

『XTL-750W』

モニター部
画面サイズ 7.0型ワイド(有効画面サイズ:155.5×87.8, 178.6mm 幅×高さ、対角線径)
画素数 336,960画素
表示方式 TFTアクティブマトリックス
電源 DC12V(ハイダウェイ部より供給)
外形寸法 215×126.5×34mm
質量 約0.65kg
ハイダウェイTVチューナー部
TV受信方式 NTSC
受信チャンネル 1〜12ch(VHF)、13〜62ch(UHF)
TVアンテナ入力 ミニジャック×4系統
電源 DC12Vカーバッテリー
外形寸法 202×30×140mm
質量 0.75kg
  • お客様からのお問い合わせ先 :
    ソニー(株)お客様ご相談センター
    東京:03-5448-3311
    名古屋:052-232-2611
    大阪:06-539-5111
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