SONY

報道資料
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1997年9月12日

ワイド (16:9) 画面に対応した解像度でコンピューター画像の表示が可能
50型LCDプロジェクションデータモニター 発売

ビデオおよびパソコン信号に対応、プレゼンテーションや各種イベントに最適

LCDプロジェクションデータモニター『KL-W9000』
[Windows95、MicrosoftOfficeは、マイクロソフト社の商標、登録商標です]

ソニーは、ビデオ信号および水平周波数31.5から50.0kHzのパソコン信号(VGA・SVGA・XGA)に対応する50型ワイドLCDプロジェクションデータモニター『KL-W9000』を発売します。
本機は、接続するパソコンに市販のワイド対応ビデオボードを装着することにより、ワイド(16:9)画面に対応した(通常より左右合わせて30%以上表示領域を拡大した)解像度(864×480ドット/VGAクラスのワイド、1072×600ドット/SVGAクラスのワイド、1376×768ドット/XGAクラスのワイド)で画像表示ができます。2つのウインドウ表示や表計算ソフトの表示などに、より多くの情報が表示できます。また、新開発の「デジタルマルチイメージドライバー」を搭載し、入力された信号をLCDパネルのドット数(1068.5×480)に合うように変換し大画面表示します。高精細なXGA信号も高画質に変換を行ない表示します。

型名 発売日 価格(税別)
LCDプロジェクションデータモニター
『KL-W9000』
11月1日 78万円

『KL-W9000』は、LCDパネルにソニー製ポリシリコンTFT LCDを3枚使用し、約154万ドットの高精細を実現。100Wの高輝度放電ランプを採用した独自の光学ユニット、低反射コーティングのスクリーン等の採用により、大画面のすみずみまで鮮明な映像を再現します。
また、約43kgの軽量と奥行き49cm(当社28型テレビ並み、台座除く)のコンパクト設計により、場所を選ばずに手軽に設置できます。接続するコンピューターとの通信によってモニターの最適な画面状況を設定するVESAのDDC規格への対応に加え、モニターインフォメションディスクを付属。Windows95に対応するコンピューターにインストールすることで、コンピューターが接続モニターを認識し、より正確なプラグ&プレイを実現します。
マルチメディア化により扱う情報ソースが多様化するプレゼンテーションや会議、各種イベント等に最適なマルチスキャン対応のLCDプロジェクションデータモニターです。

  • VESA=Video Electronics Standards Association
  • Windows95はマイクロソフト社の商標または登録商標です。

主な特長

  1. パソコンデータのワイド表示が可能
    接続するパソコンに市販のワイド対応ビデオボードを装着することにより、通常より30%以上表示領域を拡大したワイド解像度(864×480ドット/VGAのワイド、1072×600ドット/SVGAのワイド、1376×768ドット/XGAのワイド)で画像表示ができます。2つのウインドウ表示や表計算ソフトの表示などする際に、より多くの情報が表示できます。
    • 市販ビデオボード
      • ・アイ・オー・データ機器株式会社 [GA-PII8/PCI]
      • ・Number Nine Visual Technology [9FX Reaiity334][Revolution3D]
      • ・カノープス [対応予定]
  2. ビデオおよびパソコン信号に対応, 新開発「デジタルマルチイメージドライバー」搭載
    ビデオ信号(NTSC)および水平周波数31.5から50.0kHzのパソコン信号(VGA・SVGA・XGA)の入力に対応。
    入力された信号をパネルドット数(1068.5×480)に合うように変換して大画面表示します。高精細なXGA信号の画像も高画質に表示します。
  3. ソニー製高精細ポリシリコンTFT液晶パネルを採用
    ポリシリコンTFTは、ドットピッチがアモルファスシリコンに比べて狭く、パネルの小型化や高精細化・開口率アップに適しています。ソニーの超薄膜ポリシリコンTFT技術を採用した、1.35型(アスペクト比16:9)ポリシリコン液晶パネル(512,880ドット)を3枚搭載することにより、154万ドットの高精細を実現。また、開口率を55%へ高めて高輝度も実現しています。
  4. 手軽に設置できる軽量・薄型設計
    本体質量 約43kgの軽量と奥行き49cm(当社28型テレビ並み、台座除く)の薄型を実現。
  5. 低消費電力を実現し、交換の利便性を追及したランプユニットの採用
    光源にHID(高輝度放電:High Intensity Discharge)ランプ(100W)を採用し、セットとしての消費電力を190W(最大)に抑えました。
  6. 3Dスピーカーシステム
    ミッド/ハイレンジのスピーカーを左右に、ウーファースピーカーを1個搭載しました。
  7. Windows95モニターインフォメーションディスク同梱、VESA DDC(Display Data Channel)1/2B規格対応
    モニターインフォメーションディスクを付属し、プラグ&プレイ未対応のWindows95システムとの接続でもシステムの性能を引き出しよりよい使用環境を作り出します。また、コンピューターがDDC1/2B規格に対応している場合、ディスプレイに記憶されている情報を読み取り、最適な画面モードでの表示を行います。さらに、コンピューターに調整用ソフトがインストールされている場合には、コンピューターを通してディスプレイの画面をコントロールできます。
  8. 画面への写り込みを軽減するAR(Anti-Reflection)コーティングを採用
    画面への写り込みを軽減させる新開発の低反射コーティングを採用しています。
  9. "セットアップフリー"—設置や置き場所移動の際に画面調整が不要
    液晶方式プロジェクションモニターでは、CRT方式と異なり、光源にランプを使用しているので、映像を構成する各色(赤・緑・青)の個別な調整が不要です。そのため地磁気による色ずれ等の影響がなく本体を移動した後などに再調整する手間がかかりません。

主な仕様

KL-W9000
スクリーン寸法 1,109(幅)×623(高さ)×1,272(対角線径)
表示方式 リア(背面)投射方式
液晶パネル 1. 35型ポリシリコンTFT LCD
51万2880ドット(16:9)×3 (約154万ドット)
1068.5(水平)×480(垂直)ドット
表示色 フルカラー(1670万色)
くし形フィルター 3次元
表示最大解像度 1068.5×480ドット (最大1376×768ドットリサイジング表示)
ランプ 100W HIDランプ×1
映像入力周波数 ビデオ・NTSC
コンピューター信号 水平周波数31.5~50.0 kHz/垂直周波数50~85Hz
ユーザーコントロール 前面パネル/リモコン(OSD表示)
前面パネル入力端子 RGB(D-sub 15pin)×1、オーディオ:ステレオミニ
ビデオ×1
背面パネル入力端子 RGB(D-sub 15pin)×1、オーディオ:L/R
ビデオ×2( S-ビデオ)
背面パネル出力端子 ビデオ×1(S-ビデオ)
音声出力 30W(3Dスピーカーシステム:中高用5W×2、低音用20W×1
外形寸法 1128(幅)×1055(高さ)×565(奥行き)
質量 約43kg
消費電力 190W(最大)
付属品 リモコン、RGBケーブル、Macintosh用変換アダプター
Windows95モニターインフォメーションディスク 等
別売交換用ランプ XL-100
  • お客様からのお問い合わせ先 :
    ソニー(株)お客様ご相談センター
    東京:03-5448-3311
    名古屋:052-232-2611
    大阪:06-539-5111
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