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報道資料
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1997年10月6日

パソコンと接続し、文字入力や編集が簡単に行なえるMDデッキ『MDS-PC1』発売

パソコン接続ソフト"MD Editor"付属

MDデッキ『MDS-PC1』

ソニーは、パソコンと接続し、画面上のGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を利用して、手軽に操作できるMDデッキ『MDS-PC1』を発売します。付属の接続ソフト"MD Editor"をお持ちのパソコン※1にインストールし、本機と接続することにより、再生・停止・選曲・編集などの操作がマウスで行なえる他、ディスク名・トラック名の文字入力 (漢字・ひらがな・英数字・カタカナ対応※2)がキーボードにより手軽に行なえます。

  • ※1Windows 95、Macintosh OS(漢字Talk7.1以降)対応
  • ※2『MDS-PC1』本体では英数字・カタカナのみ表示可能
型名 発売日 価格(税別) 当初月産
ミニディスクデッキ
『MDS-PC1』
12月10日 \54,000 3,000台

『MDS-PC1』は、“ワイドビットストリーム”を採用しており、微小レベルの音の再現力を高め、より原音に忠実な録音・再生を実現しています。また、32kHz/48kHzのサンプリング周波数を自動的に44.1kHzに変換する“サンプリングレートコンバーター”を搭載しており、CD以外にも衛星デジタル音楽放送、DATなどからデジタル信号による高音質録音が可能です。加えて、光入力端子を2系統装備しており、外部デジタル機器を2台まで接続できます。
 近年、MDは漢字文字入力や、多彩な編集機能が可能になり、これらの操作が簡単に行なえるインターフェースが重要な課題となっています。当社ご愛用者アンケートによると、MDデッキユーザーの約6割がパソコンを所有しており、パソコンからMDの操作・文字入力等を行ないたいとのご要望が高まっています。このような背景により、当社はパソコンのGUIを利用し、基本操作・編集・タイトル入力などが手軽に行なえる『MDS-PC1』を発売、お客様に新たなMDの楽しみ方を提案するとともに、積極的なビジネス展開を図って参ります。

主な特長

  1. パソコンからMDデッキを操作可能
    付属の接続ソフト"MD Editor"をパソコン(Windows 95、Macintosh OS漢字Talk7.1以降対応)にインストールし、本機と接続することによりパソコンのGUI(グラフィカルユーザーインタフェース)を利用したマウス・キーボードによるMDデッキの操作が可能です。
  2. 漢字・ひらがな入力対応
    従来の英数字・カタカナ文字入力に加え、漢字(JIS第1/第2水準)・ひらがな入力にも対応しています。複雑な漢字変換操作もパソコン上でワープロ感覚で素早く行なえます。英数字・カタカナはMDのTOCエリアのセクター1に記録し、漢字・ひらがなはセクター4に記録します。本機で入力した漢字・ひらがなは、パソコンの画面および、セクター4読み取り対応のMDプレーヤー上で表示可能です。
    ※『MDS-PC1』本体画面上では英数字・カタカナのみ表示可能です
  3. CDからの録音・編集操作がパソコンで可能
    本機をコントロールA1端子を装備している当社のCDプレーヤー「CDP-CX200F」、「CDP-CE515」と接続し、ドラッグアンドドロップ操作で簡単にプログラム編集が行なえます。
  4. 原音再現能力を高めた"ワイド ビット ストリーム"を採用
    微小レベルの音の再現力を高め、より原音に忠実な録音・再生を実現する"ワイドビットストリーム"を搭載。入出力の20ビット化、演算語長の拡大、そしてブロックフローティング演算により、20ビット相当精度のダイナミックレンジを持つ録音・再生が行なえます。
  5. 衛星デジタル音楽放送やDAT のデジタル録音ができる"サンプリングレートコンバーター"搭載
    18bit処理による"サンプリングレートコンバーター"を搭載。32kHz/48kHzのサンプリング周波数を自動的に44.1kHzに変換し、従来のCDからのデジタル録音に加え、衛星デジタル音楽放送やDATからのデジタル信号での高音質録音ができます。
  6. 光入力端子2系統装備
    CD、衛星デジタル音楽放送、DATなどのデジタル機器を2系統接続できます。
  7. エアチェック時に頭の部分を録音し損なうのを防ぐ"タイムマシーン録音"機能
    衛星放送やFM放送などのエアチェック時に、録音待機状態中、最大6秒前にさかのぼったところから録音していきます。エアチェックで、録音を始めるタイミングが遅れて頭の部分を録音し損なうのを防ぐのに便利です。
  8. MDの自由な編集を可能にする"TOC EDIT機能"
    録音したMDを編集するのに便利な"A-B ERASE(1トラック内の指定した2点間を消去する)"、"ERASE(曲を消す)", "DIVIDE(曲を分ける)","COMBINE(曲をつなぐ)","MOVE(曲を移動する)","TITLE(曲名やディスク名を付ける)"機能を搭載しています。
  • Windowsは米Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です
  • Macintoshは米Apple Computer, Inc.の米国およびその他の国における登録商標です

主な仕様

録音方式 磁界変調オーバーライト方式
再生読み取り方式 非接触光学式読み取り
回転数 約400rpm〜900rpm
エラー訂正方式 ACIRC(Advanced Cross Interleave Reed-Solomon Code)
サンプリング周波数 44.1kHz
音声圧縮方式 ATRAC(Adaptive Transform Acoustic Coding)
変調方式 EFM(Eight to Fourteen Modulation)
周波数特性 5Hz~20,000Hz±0.3dB
S/N比 96dB以上
ワウフラッター 測定限界値(±0.001% W.PEAK)以下
入力端子 光デジタル×2系統
アナログ×1系統
出力端子 光デジタル1系統
アナログ×1系統
ヘッドホン:ステレオミニジャック
その他端子 コントロールA1:前面1系統、背面2系統
電源 AC100V, 50/60Hz
消費電力 11W
最大外形寸法(W×H×D) 280×90×287mm
質量 2.8kg
  • お客様からのお問い合わせ先 :
    ソニー(株)お客様ご相談センター
    東京:03-5448-3311
    名古屋:052-232-2611
    大阪:06-539-5111
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