報道資料
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1997年10月7日
ソニーは、8ミリテープを用いたテープストリーマー規格"AIT(Advanced Intelligent Tape)"に準拠したAITオートローダー2機種を製品化し、サンプル出荷を開始します。
両機は、4巻のメディアの収納タイプで、200GB(1/2圧縮時)の大容量を実現しています。
型名 | サンプル出荷時期 | サンプル価格 |
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AITオートローダー『TSL-A300C』 (内蔵モデル) | 10月 | 150万円 |
AITオートローダー『TSL-SA300C』(外付けモデル) | 10月 | 150万円 |
ソニーが96年春に提案したAIT規格は、当社が培ってきたメタルテープやヘリカルスキャンヘッドの技術に基づき、線記録密度116キロビット/インチの高密度記録により、8ミリテープを用いて非圧縮時にメディア1巻当たり25ギガバイトの記憶容量(1/2圧縮時50ギガバイト)を達成しています。また、データ転送レート3メガバイト/秒(1/2圧縮時6メガバイト/秒)の高速化を実現し、業界最大クラスの容量と転送レートを確保しています。さらに、独自のテープ走行メカニズム、サーボ方式を採用することにより、エラーレートの低減やテープ耐久性、及びヘッドの長寿命化を達成しています。
今回製品化する『TSL-A300C』(内蔵モデル)、『TSL-SA300C』(外付けモデル)は、5.25フォームファクターというコンパクトサイズの中に、4巻のAITメディアを収納でき、1/2圧縮時で200GBの大容量を実現、大容量データのバックアップに適しています。
また、ドットマトリックスタイプの液晶パネル(64×96ドット/4行×8文字)を搭載することで、コマンド内容をテキスト表示したり、アイコンによりテープの状態を表示することができます。表示する文字の配列は、縦/横置き両方に対応し、使い勝手にも配慮しています。
さらに、MIC(メモリー・イン・カセット)テクノロジーを利用して、システムログ(テープ使用履歴)やテープの位置情報などをMIC上に保管することができるため、アクセスタイム、サーチタイムの短縮を実現します。
両機とも企業内ネットワーク、CAD/CAM、ビデオサーバー、ワークステーションなどコンピューター上で大容量を一元管理する時のバックアップやアーカイブソリューションとして最適です。
モデル名 | 『TSL-A300C』 | 『TSL-SA300C』 |
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容量 | 100ギガバイト(非圧縮時) / 200ギガバイト(1/2圧縮時) | |
転送レート |
sustained : 3.0MBps(非圧縮時)/圧縮時6.0MBps(1/2圧縮時) burst : 20MBps |
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インターフェイス | SCSI-2 fast&wide single ended | |
MSBF | 18万回 | |
ヘッド寿命 | 5万時間 | |
メディアの使用 | 3万パス | |
エラーレート | 10-17以下 | |
電源 | DC5V±5%、12V±10% | |
消費電力 | 12W | |
外形寸法 | 146.0×82.5×228.6mm | 146.0×82.5×228.6mm |
質量 | 2,500g | 5,000g |