SONY

報道資料
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1997年11月13日

IEEE1394規格準拠のシリアルバスを搭載したカラーデジタルカメラ
『DFW-V300』商品化

多種多様なレンズ・光学アダプターを装着可能な1/2インチ光学系・Cマウント採用

カラーデジタルカメラ『DFW-V300』

ソニーは、IEEE1394規格準拠のシリアルバスを搭載したカラーデジタルカメラ『DFW-V300』を商品化し、1998年1月よりサンプル出荷を開始します。
本機は、外形寸法45×44×100mm(幅×高さ×奥行き)、質量約200gの小型・軽量化を実現し、顕微鏡への搭載やFA(Factory Automation)機器など産業用機器への組み込みが容易で、研究・産業分野における画像入力用デジタルカメラとして活用できます。
撮影した画像は、高画質のデジタル信号のまま直接パソコンに入力でき、画質調整や、画像の加工がパソコン上で行なえます。また、レンズマウント部には、産業用カメラ業界で標準の1/2インチ光学系・Cマウントを採用しており、多種多様なレンズや光学アダプターに対応する事が可能です。

  • システムに併せたアプリケーションソフトが必要です
型名 サンプル出荷開始時期 サンプル価格(税別)
カラーデジタルカメラ
『DFW-V300』
1998年1月 170,000円

IEEE1394規格は、デジタルカメラをはじめ、プリンター、スキャナーなど、各種周辺機器を1本のケーブルで接続し、デジタル信号の転送と電源供給を可能にしています。また、来年以降、各社よりIEEE1394規格に準拠したパソコンが発売される予定で、本規格に対応した周辺機器の展開が期待されています。このような背景により、当社はIEEE1394規格に準拠したカラーデジタルカメラ『DFW-V300』を業界に先駆けて商品化することにより、研究・産業用デジタルカメラの積極的なビジネス展開を図って参ります。

主な特長

  1. IEEE1394デジタルシリアルバス搭載
    IEEE1394デジタルシリアルバスを搭載。200Mビット/秒でのデータ転送レートで、VGA 640×480(4:1:1)30フレームのデジタル出力が可能。本機とパソコンを1本のケーブルで接続するだけで、画像信号の転送から、電源供給まで行なえます。
  2. 高感度1/2インチCCDを採用
    高感度1/2インチCCDを採用。最低被写体照度6Lux(F1.2)を実現しました。
  3. 多種多様なレンズを装着可能な1/2インチ光学系・Cマウント採用
    画像処理を行なう研究・産業分野における業界標準の1/2インチ光学系・Cマウントを採用。レンズや光学アダプターの選択の幅を広げ、様々なアプリケーションに対応可能。
  4. カメラの基本機能をパソコン側からコントロール可能
    カメラの基本機能である色調・明るさ・画質・ホワイトバランス・AGCが、パソコン側から操作可能。
  5. 小型・軽量
    顕微鏡や産業機器などへの搭載に加え、様々な画像処理装置への搭載を考慮した設計を行い、本体の小型化(45×44×100mm)に加え、軽量化(200g)を実現しました。

主な仕様

撮像素子 1/2インチCCD
最低被写体照度 6 Lux (F 1.2)
デジタル出力 IEEE1394デジタルシリアルバス仕様
Mode 0:160×120(4:4:4)Y,U,V各々8 bit
Mode 1:320×240(4:2:2)Y,U,V各々8 bit
Mode 2:640×480(4:1:1)Y,U,V各々8 bit
フレームレート 毎秒3.75fps〜30fps
データ転送レート 200Mビット/秒
パソコンからのコントロール機能 色調、明るさ、画質、ホワイトバランス、AGC
電源 IEEE1394仕様によるパソコン本体からの供給
消費電力 3W
外形寸法(幅×高さ×奥行き) 45×44×100mm
質量 約200g
  • 担当カンパニー:イメージ&サウンドコミュニケーション(ISC)カンパニー
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