報道資料
ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
検索日と情報が異なる可能性がございますので、 あらかじめご了承ください。
1997年11月25日
デジタルビデオカメラで撮影した映像を手軽にS-VHSテープへ編集できる
デジタルビデオ(DV)/S-VHSの"ダブルビデオ"『WV-D10000』 発売
デジタルビデオデッキ 『WV-D10000』
ソニーは、デジタルビデオカメラで撮影した映像を手軽に編集・ダビングを行うことができる、業界初のデジタルビデオ(以下DV)/S-VHSの"ダブルビデオ"『WV-D10000』を発売します。
本機は、再生側の映像の開始/終了点を決定(最大8ヶ所)するだけで自動的に編集・ダビングすることができ、お好みの場面だけを収録したビデオ作成が可能です。編集時には、分割(左右)テレビ画面に、録画/再生側の映像を同時に映し出して編集中の映像確認が行えます。これらの機能により、DVからS-VHSへの高画質な編集を手軽に行うことができます。お手持ちのデジタルビデオカメラで撮影した映像を編集してオリジナルビデオ作りを楽しむ方に最適のモデルです。
今回発売の『WV-D10000』は、テープ1本をまるごとダビングする場合には、「おまかせダビング」機能を使って、ボタンを押すだけで自動的にダビングが完了し、外出している間にダビングテープを作成することができます。また、ビデオデッキ前面にDV端子も装備しているので、お手持ちのデジタルビデオカメラからDVテープへデジタル信号のまま編集を行うことも可能です。さらに、デジタルビデオカメラで使われているミニDVカセット、およびスタンダードDVカセットの両方に対応しています。
当社は、1992年にVHS/8ミリの"ダブルビデオ"発売して以来、ビデオカメラで撮影した映像を手軽にVHSテープへ編集できる「1台2役のファミリービデオデッキ」としてビデオカメラユーザーからご好評をいただいております。一方、デジタルビデオカメラは1995年の発売以来、急速に市場が拡大しています。今回、DV/S-VHSの"ダブルビデオ"の発売によりDVからS-VHSへの手軽な編集をデジタルビデオカメラをお持ちのユーザーに提案してまいります。
『WV-D10000』の主な特長
簡単ビデオ編集/ダビング機能
-
お気に入り場面のつなぎ合わせが簡単に行える「プログラムダビング」機能搭載
ダビングしたい映像の開始点と終了点をボタンを押してセットするだけで、再生側、録画側のデッキが連動し、自動的にダビングが可能。最大8ヶ所までプログラムでき、セットした順にダビング。DVからS-VHS、S-VHSからDVのいずれの編集ダビングにも対応。
-
不必要な場面をカットしてダビングできる「カット編集」機能搭載
再生側の映像を早送りして、必要な場面がでたら「編集スタンバイ/開始」ボタンを押すと録画側デッキが連動してダビングを開始。不必要な場面をカットし、必要な場面だけをつないで順次編集していくことが可能。編集時は、テレビ画面をツインピクチャーにすると、再生側、録画側の映像が同時に映し出されるため、編集中の映像確認が手軽に行えて便利です。
-
テープを1本まるごとダビングしたい時に便利な「おまかせダビング」機能
DVからS-VHS、S-VHSからDVのダビングする方向を選び、ボタンを押すだけで自動的にダビングが完了。テープが途中のままでも、自動的にテープの最初まで巻き戻してからダビングを開始し、終了するとテープの巻き戻し、テープの取り出し、さらにはビデオデッキ本体の電源OFFまで行います。
-
見たい場面や番組の頭出しに便利な4種類の「サーチ」機能(DVデッキのみ)
見たい場面の頭出しを下記の4種類の「サーチ」で簡単に行えます。
- ・「インデックスサーチ」:録画を開始した位置で頭出し
- ・「日付サーチ」:デジタルビデオカメラで撮影した日付で頭出し
- ・「フォトサーチ」:デジタルビデオカメラのフォトモードで撮影した場面で頭出し
- ・ 「タイトルサーチ」:デジタルビデオカメラまたは本機で場面に入れたタイトルで頭出し
カセットメモリー付きDVテープ使用時にはサーチリスト画面から選択するだけで頭出しが可能。テープを早送りしながら一つ一つ場面を探す面倒がなく便利です。
-
データコード機能(DVデッキのみ)
ソニーのデジタルビデオカメラで撮影したカメラ情報(シャッタースピード値など)も再生時にテレビ画面に表示することができます。また、DVデッキで録画した録画情報(日付、テレビ放送のチャンネルなど)のデータ表示も可能。
-
録画済みのテープにBGMを挿入できる「オーディオアフレコ」機能搭載
DVデッキでは12ビット音声のステレオ2、VHSデッキではノーマルトラックにそれぞれ音声をアフレコ※1(テープにBGMを重ねて入れる)することが可能。DVデッキでは、音声のレベル/バランスも調整できるので、手動で挿入音声のフェードイン/アウト等の演出も可能で、映像をイメージ豊かに演出することができます。
※ 1 アフレコできるテープは12ビットの音声記録モードで録画されたテープのみで、16ビットの音声記録モードで記録されたテープにはアフレコできません。本機のチューナーでテレビやBS放送を録画すると音声は自動的に16ビットで記録されます。
-
高画質ダビングが可能な「Y/Cセパレートダビング」機能
輝度(Y)信号と色(C)信号をミックスせずダビングするため、ビデオ間をケーブルで接続するよりも画質劣化の少ない高画質ダビングが可能。
-
オリジナルタイトル作りも可能な「タイトル」機能(DVデッキのみ)
カセットメモリー付きDVカセット使用時には、あらかじめ録画してある映像の好きな場面にタイトルを入れることができます。タイトルは18種類の事前にセットされたタイトルの中から選べるほか、ひらがなと記号を使った、最大20文字までのオリジナルタイトル作りもでき、文字の色(7色)、サイズ、位置の選択も可能。
-
テープ内容の確認に便利な「カセットラベル」機能(DVデッキのみ)
カセットメモリー付きのDVカセット使用時には、カセットに最大10文字までの名前(カセットラベル)をつけることが可能。デッキにカセットを挿入すると、カセットラベルがテレビ画面に約10秒間表示され、再生せずにテープの内容確認ができます。
-
クリックジョグシャトル
手軽に映像の変速再生が可能。右に回せば正方向、左に回せば逆方向に映像を再生。シャトルモードでは正逆両方向ともスローから1倍速、2倍速、の変速再生も可能。ジョグモードでは回すスピードに応じて、再生画像を任意のスピードで動かせて、見たい画面を探したり、編集開始点/終了点のフレーム単位の指定に役立ちます。
-
前面入力・DV入出力端子装備
ビデオデッキの前面に、S映像端子付きのAV入力と、DVデッキとデジタル信号のまま入出力できるDV入出力端子を装備。お手持ちのビデオカメラや、別売のDV静止画キャプチャーボード/カードを使えばパソコンとの接続が手軽に行えます。
その他の特長
-
トリプル(BS及び2つの地上波)チューナー搭載
-
"トリプルノイズキャンセラー"搭載、ソニーのS-VHSならではの高画質を実現
3つのノイズキャンセラーで高画質を実現。
- ・「3次元DNR(デジタル・ノイズ・リダクション)」
- ・ 「3倍モードノイズキャンセラー・CFL(コレクティブ・フィードバック・リミッター)」
- ・「色にじみノイズキャンセラー・CPI(クロマ・プロセス・インプルーブメント)」
-
8つの映像を同時に見ることができ、裏番組の確認に便利な「マルチピクチャー」
-
ツインピクチャー/ツインサウンド
本機能により、お手持ちのテレビを2画面に分割してDV部とS-VHS部からの出力映像を同時にお楽しみいただける"ツインピクチャー"、2画面それぞれの音声も同時に聞くことができる"ツインサウンド"を搭載。音声バランスボタンでDV側、S-VHS側の音声バランスも状況に合わせ調節できます。
『WV-D10000』の主な仕様