ワイヤレスLANアダプター
『WNS-230W』

ソニーは、パソコンとターミナルアダプター（以下TA）やモデム間で無線で情報を送受信するワイヤレスLANアダプター「WNS-230W」（2台1組）を発売します。ケーブルによる接続が不要なため、パソコンや周辺機器の設置場所が自由になります。

近年、パソコンがめざましい勢いで普及し、家庭でパソコンとTAやモデムを接続してインターネットやパソコン通信を行う人が急増しています。一方、パソコンや周辺機器の設置場所は各機器間を繋ぐケーブルの制約を受けているのが実状です。
今回発売するワイヤレスLANアダプター「WNS-230W」は、パソコンとTAやモデム間の情報の送受信を電波により行うシステムです。ケーブルによる接続（RS-232C/RS-422）が不要となり、パソコン等の機器を従来よりも自由に設置することができます。
本機は、最大230.4kbpsまでの通信速度に対応しています。また、無線通信方式にはスペクトラム直接拡散方式を採用。広い周波数帯域を使用し、擬似拡散符号を用いて拡散および復調するため、雑音や妨害電波等に対して強い高品質の通信が可能です。
尚、増設用のワイヤレスLANアダプター「WNS-230」（39,800円）も併せて発売します。

主な特長

1. パソコンとTAやモデム間をワイヤレスで接続
   IEEE802.11に準拠。無線でパソコンとTAやモデム間を接続するので、ケーブルに煩わされることなく自由に設置場所を選べます。電波の届く範囲は、見通しのきく範囲で約300m、屋内で約30mです。「WNS-230」を増設することで、TAやモデムは3台まで、パソコンは32台まで接続可能です。
   
2. 最高通信速度230.4kbpsを実現
   通信速度は最大で230.4kbpsの他、2400bps〜115.2kbpsの範囲で設定することができます。
   
3. 信頼性の高い2.4GHzスペクトラム直接拡散方式を採用
   スペクトラム直接拡散方式とは、広い周波数帯域を使い、PN符号（擬似拡散符号）で搬送波を直接変調する方式。高速で変調できる上、フェージングや雑音に対して強い高品質な通信が可能です。また、同じPN符号を用いなければ復調できないことから秘話性が高いことも特長としてあげられます。
   
4. 高度な秘話機能を搭載
   セキュリティーに定評のあるBUG社の暗号化技術を採用。他の機種はもとより、同じ機種を隣の家で使用している場合でも通信の傍受、混信等を防ぎます。
   
5. パソコン間でファイルやプリンターをワイヤレスで共有可能
   パソコン間^※でファイルやプリンターが面倒な配線無しにワイヤレスで共有できます。

• ※Windows95/Windows NT同士、Macintosh（漢字Talk7.1以上）同士での共有になります。

主な仕様

• ※Windowsは米国マイクロソフトコーポレーションの米国およびその他の国における登録商標です。
• ※Macintoshは米国アップルコンピュータ社の登録商標です。