報道資料
ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
検索日と情報が異なる可能性がございますので、 あらかじめご了承ください。
1998年3月17日
ソニーは、デジタル放送時代の到来にあわせ、映像の圧縮方式として標準のMPEGによる番組送出が可能な放送送出用ビデオサーバー『MAV-70』を発売します。本機は、業界で初めて、放送用高画質プロファイルMPEG2 4:2:2P@ML (4:2:2 プロファイル/メインレベル)とより高圧縮が可能で経済的に優位性のあるMPEG2 MP@ML(メインプロファイル/メインレベル)との双方に対応したビデオサーバーです。
『MAV-70』は、現行アナログ放送(BS含む)及び、MPEG2 MP@MLを伝送方式として採用しているCSデジタル放送に対応する他、将来的にはインターフェースボードを交換することによりMPEGのその他プロファイル・レベルへも対応が可能であり、現在検討されているHD放送を含んだ地上デジタル放送及びBSデジタル放送(2000年開始予定)の送出も行うことができます。
当社は、本機を導入することにより、放送用ビデオサーバーの商品構成を拡充し、用途に応じた最適なシステムの提供を行います。ユーザーは、拡張性のあるMPEG圧縮をベースにした本機を使用することで、現行のアナログ放送から、将来的にサイマル放送、デジタル放送への対応を段階的に行うことができます。
型名 | 発売時期 | 価格(税別) |
---|---|---|
放送送出用ビデオサーバー 『MAV-70』 |
98年秋 | 約750万円〜 |
今回発売する『MAV-70』は、サーバー本体にプロセッサー、RAIDユニット、入出力ボードが全て内蔵されたシステムでありながら、放送業務用の標準据え置き型VTRと同等のコンパクトな本体(19インチラック5Uサイズ)を実現しており、省スペースでの設置が可能です。また、圧縮レートや番組の数に合わせて、記録容量も63GBから504GB(『MAV-70』を8台まで拡張した場合)まで拡張できます。圧縮レートの設定やチャンネル数の拡張も(最大10ch)可能なため、将来的な送出チャンネルの拡張にも容易に対応ができます。
ソニーは、デジタルネットワーク時代を迎えるにあたり、MPEG方式をベースとした 放送ネットワークオペレーション"MPEG World"のコンセプトのもと積極的にビジネスを展開してまいります。
『MAV-70』は4月6日から米国ラスベガスで開催される世界最大の放送機器展示会 「NAB (National Association of Broadcasters)」ショーで展示されます。
電源電圧 | AC 100V、50/60Hz |
---|---|
消費電力 | 約620W |
動作温度 | +5℃〜40℃ |
質量 | 約50kg |
外形寸法 | 424(幅)× 220(高さ)× 630(奥行き)mm |
ビデオ入出力 |
|
オーディオ入出力 |
|