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報道資料
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1998年3月30日

コーポレートISソリューションズ(ISS)の発足について

デジタル時代の経営システム構築に向けたIS新組織

ソニー株式会社は、デジタル時代において新たに情報システム(IS)を活用してゆくことが将来の事業展開にとって不可欠と考え、来たる4月1日付で「コーポレートISソリューションズ (略称:ISS)」を新設致します。ISSは、ビジネスのさまざまなプロセスに利用されているコンピュータ技術、ネットワーク技術といったISをグループ/グローバル経営の視点から戦略的に活用し、デジタル時代の経営システムの基盤となる情報インフラストラクチャの構築を積極的に推進して参ります。

デジタル化・ネットワーク化という情報化社会の進展等、経営環境が急速に変化していく中、ソニーグループのビジネスもエレクトロニクス、エンタテインメントおよび保険・ファイナンスに加え、CSデジタル放送等に広がりを見せております。ソニー株式会社は、これまで94年のカンパニー制導入以降、96年のカンパニー再編を経て、97年には本社機能強化、取締役会改革など、一連の経営機構の改革を通じソニーグループ全体の経営強化を図って参りましたが、今後さらにグループ全体の経営最適化を進め、企業価値を向上させていくことが求められております。
今回設立するISSは、このような状況を受け、従来からのISの取り組みをさらに発展・強化させ、ISの戦略的な活用を全社的に進め、グローバルに展開するグループ全体の戦略立案から個別のビジネス推進までをシームレスに統合し、スピーディかつ柔軟な経営判断を可能にする情報インフラストラクチャを構築していくものです。

全社的なIS戦略の企画・推進に向けて社内リーダーシップを確保するため、ISSは本社の中に位置付け、統括責任者は「ISSプレジデント」とします。ISSプレジデントには既存のカンパニー・プレジデントと同等の業務運営権限を与え、各カンパニーに対しIS推進担当を派遣し、コーポレート・プロジェクトを強力に推進して参ります。
また、技術変化が著しいIS分野での先進性とソニーグループ全体の経営システムにおけるIS活用の 有効性を確保していくため、外部有識者(外部コンサルタント)、グループの海外リージョンのIS責任者などから成る「アドバイザリー・コミッティ」を設置し、ISSプレジデントに対する提言を行って参ります。
ISSプレジデントには、企画管理経験や国内外でのマネジメント経験も豊富なソニー・フランスのアルザス工場マネジング・ダイレクターである久保田 陽(あきら)を同4月1日付で任命致します。

ソニーはISSを通じ、ISを活用した新たな経営・ビジネスシステムのインフラストラクチャを 効率よくグループ全体に展開し、さらなるグローバル・ビジネスの拡大・展開を図って参ります。

以上

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