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1998年4月23日

放送局のスタジオ・中継車など多数のモニターを必要とする用途に向け、
コストパフォーマンスに優れた放送業務用カラーモニター「BVM-Gシリーズ」3機種 発売

放送業務用カラーモニター
(左)『BVM-20G1J』(20型・ディスプレイユニット)
(中)『BVM-14G5J』(14型・操作部一体型)
(右)『BVM-14G1J』(14型・ディスプレイユニット)

ソニーは、放送業務用カラーモニターに新しく「BVM-Gシリーズ」として20型『BVM-20G1J』、14型『BVM-14G1J』『BVM-14G5J』の3機種を発売します。
今回発売の3機種は、マルチオペレーション(1台の操作部で複数台を同時に操作可能)、各種入力ボードのオプション化/スロット構造化といった従来からの「BVMシリーズ」の使い易さと基本機能を踏襲しながら、オプションスロットを1つにするなど機能を簡素化することにより、お求めやすい価格を実現しています。コストパフォーマンスに優れ、複数台を必要とする放送局のスタジオ・中継車などの用途に適したカラーモニターです。

型名 発売日 価格(税別)
放送業務用カラーモニター「BVM-Gシリーズ」
『BVM-20G1J』(20型・ディスプレイユニット)
『BVM-14G1J』(14型・ディスプレイユニット)
『BVM-14G5J』(14型・操作部一体型)
6月1日 50万円
32万円
40万円

放送業務用カラーモニター「BVMシリーズ」は、1979年の発売以来 放送局やプロダクションハウスなど、高度な映像制作を専門に行なうユーザーに、制作時の画質評価用モニターとして高い評価を頂いています。現在 シリーズの商品構成はテレシネやよりハイエンドな映像制作用途に向けた"Eシリーズ"3機種(20/14型)、ポストプロダクションやスタジオカメラモニター用途に向けた"Fシリーズ"3機種(20/14型)です。今回、コストパフォーマンスに優れた"Gシリーズ"を加え、商品構成の強化を図ります。

  • Eシリーズ:BVM-20E1J/90万円、14E1J/72万円、14E5J/80万円
  • Fシリーズ:BVM-20F1J/70万円、14F1J/52万円、14F5J/60万円

「BVM-Gシリーズ」の主な特長

  1. ディスプレイ部と操作部が分離した構成(BVM-20G1J、BVM-14G1J)
    『BVM-20G1J』と『BVM-14G1J』はディスプレイ部のみの商品です。操作部分が分離しているため、小型になっており、設置スペースの削減が可能です。操作部(BKM-10R、BKM-11R)はオプションとなっており、ディスプレイ部をモニター棚に、操作部を操作卓面にといったセパレート構成のオペレーションスタイルが可能です。『BVM-20G1J』では、操作部をデイスプレイ部に連結することも可能です。
  2. 1台の操作部で複数台のモニターが操作可能
    1台操作部に最大32台までのモニターを接続して操作することができます。 インターフェースには、RS-485を採用しています。
  3. 調整を容易にするオートセットアップ機能を標準装備
    クロマ、フェーズ、セットアップレベルなどの調整を自動的に行なう機能を標準装備しています。また、オートセットアッププローブを使用するとホワイトバランスのオートセットアップ/メモリーが可能になります。複数台のモニターの基本的な設定を容易にかつ迅速に行なえます。
  4. ICメモリーカード
    操作部には、ICメモリーカードのスロットが設けてあります。オプションのメモリーカードを使用して、モニターの設定データを管理することができます。多数のモニターを同一設定したり、個人設定データを保管するときなどに便利です。
  5. 自由に構成できる入力オプション
    リアパネルは、工具を使わずにボードの抜き差しができるスロットイン構成で、入力はオプションになっているため、必要な入力信号に合わせてボードを差すだけで、自由に構成できます。1枚のボードに6チャンネルの入力ができ、各機種本体に1スロットを装備しています。
  6. 高解像度HR(High Resolution)トリニトロンCRTを搭載
    800TV本の高解像度を実現しています。
  7. オンスクリーン表示による容易な操作
    多彩な機能・設定を視覚的に把握できるようにオンスクリーンメニュー表示を採用しています。
  8. その他の機能
    ・ ISR(Interactive Status Reporting)システムに対応。他のISR対応機器と同じく遠隔監視が可能です。
    ・内蔵セーフエリア表示器を標準装備。内蔵テスト信号発生器も装備。

主なオプション

  • コントロールユニット(操作部)
  • オートセットアッププローブ
  • ICメモリーカード
  • SDI(D1&D2)/NTSC、PAL両用デコーダー入力ボード
  • SDI(D1)デコーダー入力ボード
  • NTSC高精度アナログデコーダー入力ボード
  • PAL高精度アナログデコーダー入力ボード
  • PAL-M高精度アナログデコーダー入力ボード
  • NTSC/PAL/SECAMアナログデコーダー入力ボード
  • アナログ拡張入力ボード
  • 19インチラックマウントキット
  • 20型用コントロールユニットアタッチメント(連結金具)
  • 16:9交換ベゼル

主な仕様

『BVM-20G1J』 『BVM-14G1J』 『BVM-14G5J』
ブラウン管 HRトリニトロン90°偏向
AGピッチ 0.3mm 0.25mm
蛍光体 EBU蛍光体
水平解像度 800TV本
標準輝度 100cd/m2(1Vp-p基準信号、100IRE白入力時)
入力スロット 1スロット
消費電力(MAX) 約140W 約120W
電源 AC100~240V±10%
外形寸法(W×H×D) 444×414×570 (mm) 346×280×530 (mm) 482×280×530 (mm)
質量 37kg 22kg 24kg
  • お客様からのお問い合わせ先:
    ソニーマーケティング(株)
    情報システムマーケティング本部
    TEL:0462-30-5932
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