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報道資料
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1998年8月13日

映画館のような臨場感ある音場を再現する
"デジタルシネマサウンド"を搭載したAVセンターアンプ 及びAVレシーバー 発売

AVセンターアンプ『TA-V55ES』
AVレシーバー『STR-V818』

ソニーは、DVDプレーヤー、AVスピーカーなどと組み合わせ、映画館のような臨場感ある音場を再現できるAVセンターアンプ『TA-V55ES』と、FM/AMチューナー内蔵のAVレシーバー『STR-V818』を発売します。
両機は、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)の映画製作で培われた音場作りのノウハウと、ソニーのデジタルオーディオ技術を融合した"デジタルシネマサウンド"を搭載しています。"デジタルシネマサウンド"の機能として、映画音声の編集を行うSPEのミキシングスタジオの音響特性を演出する「シネマスタジオ・モード」や、仮想音源を創り出すことで映画館の様な広い音場感が得られる「バーチャル3D・モード」を搭載しています。今回、処理能力が向上した当社独自の32ビットDSPを新たに採用。「バーチャル3D・モード」の新規モードとして、複数の仮想リアスピーカーを上方に定位させ、より映画館に近い音場を再現する「バーチャルマルチディメンション・モード」や、従来の「シネマスタジオ・モード」に仮想音源を付加した「バーチャルシアター・モード」などを追加しています。

型名 発売日 価格(税別) 当初月産
AVセンターアンプ
『TA-V55ES』
10月10日 120,000円 1,000台
AVレシーバー
『STR-V818』
9月10日 75,000円 1,000台

両機は、ドルビーデジタルデコーダーを搭載しており、最大5.1ch(フロントL/R、センター、リアL/R、サブウーファー)の立体感あるデジタルマルチ音声をお楽しみ頂けます。
TA-V55ES』は、将来の拡張性を考慮し、DVDビデオ規格のオプション音声フォーマットであるdts(Digital Theater Systems)の5.1chデコーダーを搭載しています。また、アンプとのワイヤレス双方向データ通信を可能にした、液晶付きリモコンを付属。リモコンからの基本操作に加えて、システム側の状況を液晶画面上で確認できます。さらに、ホームシアターの低照明環境を考慮し、液晶画面は明るく見やすいバックライトを装備した他、主なボタン類は蓄光素材を採用しています。
STR-V818』は、充実したAVアンプの機能に加え、FM/AMチューナーを内蔵した多機能なハイコストパフォーマンスモデルです。

主な特徴

  1. 新デジタルシネマサウンド搭載
    映画音楽の編集を行うSPEのミキシングスタジオの音響特性を再現する「シネマスタジオ・モード」と、仮想的にリアスピーカーの音源を定位させる「バーチャル3D・モード」を搭載。また、当社独自の32ビットDSPを新たに採用し、「バーチャル3D・モード」に新規モードを追加しています。
    「シネマスタジオ・モード」は、3種のSPEミキシングスタジオの音響特性を再現可能。
    (1)シネマスタジオA:SPE内で最も伝統あるミキシングスタジオ"Cary Grant Theater"の音響特性を再現。
    (2)シネマスタジオB:最先端の音響設備を備えた"Kim Novak Theater"の音響特性を再現。
    (3)シネマスタジオC:映画のBGMなどの音楽を編集する"Scoring Studio"の音響特性を再現。
    「バーチャル3D・モード」には、以下のモードを搭載しています。
    (1)バーチャルマルチリア・モード(2タイプ):一対のリアスピーカーだけで、複数の仮想リアスピーカーを創り出すモードです。水平方向に前方に定位させるモードと、後方に定位させる2タイプから選択可能です。
    (2)バーチャルエンハンスドサラウンド・モード(2タイプ):フロントスピーカーだけで、仮想リアスピーカーを創り出すモードです。水平方向に仮想リアスピーカーを複数台定位させるモードと、一対定位させるモードから選択可能です。
    (3)バーチャルマルチディメンション・モード[新規]:2本のリアスピーカーだけで、複数の仮想リアスピーカーを上方に定位させることにより、映画館のスピーカー 環境により近い音場を再現します。
    (4)バーチャルセミマルチディメンション・モード[新規]:フロントスピーカーだけで、「バーチャルマルチディメンション・モード」のスピーカー環境を仮想的にお楽しみ頂けます。
    (5)バーチャルシアター・モード(3タイプ)[新規]:「シネマスタジオ・モード」と、「バーチャルマルチディメンション・モード」を組み合わせることにより、映画館のような音響特性とスピーカー環境を同時にお楽しみ頂けます。
    (6)バーチャルセミシアター・モード(3タイプ)[新規]:「バーチャルシアター・ モード」の音響特性とスピーカー環境を、フロントスピーカーだけで仮想的にお楽しみ頂けます。
  2. 5.1chドルビーデジタルデコーダー搭載
    DVDビデオ規格の標準音声フォーマットであるドルビーデジタルの5.1chデコーダーを搭載。各チャンネルの完全独立化と、フルバンド化(3Hz〜20kHz)により、高品質サラウンド音声をお楽しみいただけます。
  3. 5.1chdtsデコーダー搭載(TA-V55ESのみ)
    将来の拡張性を考慮し、DVDビデオ規格のオプション音声フォーマットであるdts(Digital Theater Systems)の5.1chデコーダーを搭載しています。
  4. 液晶表示付き双方向リモコン採用(TA-V55ESのみ)
    アンプとのワイヤレス双方向データ通信を可能とし、リモコンからの基本操作に加えて、システム側の状況を液晶画面上で確認できます。アンプには、外部機器の操作を可能とする"コントロールA1端子"を装備。コントロールA1端子を搭載したMDデッキ「MDS-PC1」/「MDS-JA22ES」/「MDS-JB920」/「MDS-S39」、200枚CDチェンジャー「CDP-CX200F」、5枚CDチェンジャー「CDP-CE515」を接続し、それらの基本操作が行える他、ディスク名・トラック名などをリモコン上で確認及び選択可能です。
  5. 主要メーカーのAV機器を操作できる"プリプログラムドリモコン"

主な仕様

『TA-V55ES』 『STR-V818』
実用最大出力 総合750W:フロント150W+150W、センター150W、リア150W+150W(いずれもEIAJ、6Ω)
スピーカー適合インピーダンス 6〜16Ω
高調波ひずみ率(ダイレクトパス) フロント0.05%以下(6Ω負荷、100W+100W出力時、20Hz〜20kHz ) フロント0.09%以下(6Ω負荷、100W+100W出力時、20Hz〜20kHz)
周波数特性(ダイレクトパス) 10Hz〜50kHz+0.5/-2dB
SN比 82dB
チューナー仕様 -
  • 受信周波数:
    FM76〜90MHz
    AM531〜1,602kHz
  • アンテナ端子:
    FM75Ω不平衡型、
    AM外部アンテナ端子
サラウンドモード数 30プログラム
音声入力
  • デジタル:
    光4系統
    同軸1系統
    AC-3 RF 1系統
  • アナログ:
    LINE 9系統
    5.1ch入力1系統
    PHONO(MM)1系統
  • デジタル:
    光3系統
    同軸1系統
  • アナログ:
    LINE6系統
    PHONO(MM)1系統
音声出力 REC OUT4系統、フロント1系統
センター1系統、リア1系統、サブウーファー2系統、PHONES
REC OUT3系統、サブウーファー2系統、PHONES
映像入出力 入力5系統、出力3系統 入力4系統、出力3系統
S映像入出力 入力5系統、出力3系統 入力3系統、出力2系統
電源:
消費電力:
外形寸法:
質量:
AC100V、 50/60Hz
345W
W430×H160×D410mm
15.5kg
AC100V、 50/60Hz
195W
W430×H157.5×D370mm
11.7kg
  • ドルビーは、米国Dolby Laboratories, Inc.、dtsは米国Digital Theater Systems Inc.の登録商標または商標です。
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