SONY

JP EN

報道資料
ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
検索日と情報が異なる可能性がございますので、 あらかじめご了承ください。

1998年9月10日

デジタルビデオ機器とi.LINK※1(IEEE1394)端子で接続し、
デジタルビデオ(DV)動画の取り込み・編集が可能な
マイクロタワー型パーソナルコンピューター"VAIO" 6機種 発売

マイクロタワー型パーソナルコンピューター"VAIO"
(上)『PCV-S710』+17型トリニトロンディスプレイ(別売)、(左下)『PCV-S610V7』、(右下)『PCV-S510L3』

ソニーは、インテル社の高速CPU Pentium(R)IIプロセッサーを搭載し、デジタルビデオ機器とi.LINK※1(IEEE1394)端子で接続することで、デジタルビデオ(DV)動画の取り込み・編集が可能なマイクロタワー型パーソナルコンピューター"VAIO"を6機種発売します。

型名 発売日 価格(税別) 当初月産台数
マイクロタワー型パーソナルコンピューター"VAIO"
『PCV-S710』
Pentium(R)IIプロセッサー400MHz、HDD 11.9GB CD-RWドライブ、※ディスプレイ別売
10月10日 オープン価格 2,000台
マイクロタワー型パーソナルコンピューター"VAIO"
『PCV-S610V7』
Pentium(R)IIプロセッサー333MHz、HDD 8.4GB CD-RWドライブ、
MPEG2リアルタイムエンコーダーボード インテリライト機能付17型トリニトロンディスプレイ付属
11月7日 計3,000台
マイクロタワー型パーソナルコンピューター"VAIO"
『PCV-S610L5』
Pentium(R)IIプロセッサー333MHz、HDD 8.4GB CD-RWドライブ、
MPEG2リアルタイムエンコーダーボード 15型TFT液晶ディスプレイ付属
マイクロタワー型パーソナルコンピューター"VAIO"
『PCV-S510V7』
Pentium(R)IIプロセッサー333MHz、HDD 6.4GB CD-ROMドライブ、
インテリライト機能付17型トリニトロン ディスプレイ付属
10月10日 計5,000台
マイクロタワー型パーソナルコンピューター"VAIO"
『PCV-S510V5』
Pentium(R)IIプロセッサー333MHz、HDD 6.4GB CD-ROMドライブ、
インテリライト機能付15型トリニトロン ディスプレイ付属
マイクロタワー型パーソナルコンピューター"VAIO"
『PCV-S510L3』
Pentium(R)IIプロセッサー333MHz、HDD 6.4GB CD-ROMドライブ、
インテリライト機能付13.3型TFT 液晶ディスプレイ付属
  • 1 i.LINKは、IEEE1394-1995仕様およびその拡張仕様を示す呼称で、商標です。

今回発売する『PCV-S710』は、アドビ社の「Adobe(R)Premiere(R)5.0日本語版フルバージョン」 をプリインストールしており、i.LINK※1(IEEE1394)端子で接続したデジタルビデオ機器からDV動画をデジタル情報のまま取り込んで多彩な加工・編集ができます。また、CD-RWドライブを搭載しており、オリジナルビデオCDの制作も可能です。ハード面ではPentium(R)IIプロセッサー400MHz、440BX AGPチップセットなどの高性能設計に加え、約11.9GB大容量ハードディスクを搭載し、DVの動画編集に適した仕様となっています。なお、本機はディスプレイが別売になっています。
『PCV-S610』シリーズは、CD-RWドライブに加え、新開発のMPEG2リアルタイムエンコーダー/デコーダーボードを搭載しています。ボードには、 TVチューナーやDV端子※2(IEEE1394準拠)、アナログ入出力端子を装備。DV機器やアナログビデオ機器からの取り込みのほかテレビの予約録画がMPEG2動画で行えます。また、"スリップ(追いかけ)再生機能"の搭載により、録画中でも録画済の部分を見ることが可能です。
本シリーズには、17型トリニトロンディスプレイを付属した『PCV-S610V7』と15型TFT液晶ディスプレイを付属した『PCV-S610L5』の2機種があります。
『PCV-S510』シリーズは、DV動画編集に対応したベーシックモデルです。デジタルビデオ機器や各種周辺機器が接続できるi.LINK※1(IEEE1394)端子を標準装備し、付属のオリジナルソフトウエア「DVgate motion」等との連携により、デジタルハンディカムと接続して動画の取り込み、加工、書き出しなど手軽にお楽しみいただけます。
本シリーズには、17型トリニトロンディスプレイを付属した『PCV-S510V7』、15型トリニトロンディスプレイを付属した『PCV-S510V5』及び13.3型TFT液晶ディスプレイを付属した『PCV-S510L3』の3機種があります。
なお、『PCV-S610』シリーズ及び『PCV-S510』シリーズをお買い上げのお客様には、アドビ社の「Adobe(R)Premiere(R)LE-J(動画加工/編集ソフトウエア)」の提供も別途予定※3しています。

  • ※2DV端子は、IEEE1394に準拠したDV入出力専用の端子です。
  • ※3『PCV-S610』及び『PCV-S510』のカスタマー登録を行われたお客様には「Adobe(R)Premiere(R)LE-J(動画加工/編集ソフトウエア)」、デジタルビデオ編集読本の提供サービス(有償)をご案内する予定です。

主な特長

1. DV機器と接続して動画を高画質でノンリニア編集。オリジナル映像制作が楽しめます。

標準装備されたi.LINK※1(IEEE1394)端子にデジタルハンディカムやデジタルビデオデッキを接続し、動画や静止画をデジタル情報のまま取り込んで加工や編集が可能。編集した画像は、DV端子から出力してテープに録画することも可能です。また、DVフォーマットからMPEG1フォーマットへ変換するソフトウェアとCD-RWドライブを搭載する事でDV画像をもとにビデオCDの制作※4もでき、自分だけの映像制作をお楽しみいただけます。

  • 4『PCV-S510』はCD-ROMドライブを搭載。ビデオCDの制作はできません。

2. 高画質な映像の録画・再生を実現するTVチューナー付きMPEG2リアルタイムエンコーダー/ デコーダーボード搭載(PCV-S610シリーズのみ)。

当社の高画質画像圧縮技術を投入したTVチューナー付きMPEG2リアルタイムエンコーダー/デコーダーボードを搭載し、テレビ録画の録画が行えます。また、DV端子※2(IEEE1394準拠)やアナログ入出力端子も装備しているので、8ミリビデオやDV機器からの映像を録画したり、録画したデータをDV機器で高画質に保存することができます。MPEG2の転送レートは、HIGH(8Mbps)/NORMAL(6Mbps)/LONG(4Mbps)の3モードから選択でき高い転送レートではより高画質で記録できます。このほか、MPEG1録画(転送レート1.41Mbps)での録画もでき、オリジナルビデオCDを作ることも可能です。
また、MPEG映像の録画・再生には、当社オリジナルソフトウエア「Media Bar VTR」を使用します。ランダムアクセスが可能なハードディスク記録を行いますので、本機で録画中に録画済の任意の場面から再生する「スリップ(追いかけ)再生」が可能です。さらに、リスト再生ソフトウエア「MPEG List Player」により、本機で録画したMPEG映像から、お好みの映像だけを選択した順番通りに再生することもできるほか、複数の映像ファイルから任意の場面を選択することもでき、選択映像をビデオ機器などに録画すれば、手軽に名場面集やビデオクリップを作成できます。

3. アドビ社の「Adobe(R)Premiere(R)5.0日本語版フルバージョン」のプリインストールによりさらに高度な映像制作が可能。(PCV-S710のみ)

DVの動画の取り込み/カット編集/書き出しや、DVフォーマットからMPEG1フォーマットへの変換には、当社オリジナルソフト「DVgate motion Ver1.2」を使用。また、テロップ/エフェクト/トランジション(カットの移り変わり目の特殊効果)を駆使した高度な映像加工/編集が行える「Adobe(R)Premiere(R)5.0日本語版フルバージョン」を搭載。バージョンアップにともなってインターフェースも一新され、より感覚的な操作でビデオ編集が行えます。また、「QuickTime3.0」をプリインストールしています。なお、『PCV-S610』及び『PCV-S510』シリーズをお買い上げのお客様には、アドビ社の「Adobe Premiere(R)LE-J(動画加工/編集ソフトウエア)」の提供も別途予定※3しています。

4. 省スペース性とPentium(R)IIプロセッサーなど先進の高性能スペックを凝縮したマイクロタワー型の筐体を採用。

  • 『PCV-S710』:
    Pentium(R)IIプロセッサー400MHz/64MBメモリー/11.9GB HDD(UltraATA)/AGP対応グラフィックアクセラレーターMATROX MGA-G200/8MB VRAM
  • 『PCV-S610』:
    Pentium(R)IIプロセッサー333MHz/64MBメモリー/8.4GB HDD(UltraATA)AGP対応グラフィックアクセラレーターATI 3D RAGE PRO TURBO AGP4MB VRAM/MPEG2リアルタイムエンコーダー/デコーダーボード
  • 『PCV-S510』:
    Pentium(R)IIプロセッサー333MHz/64MBメモリー/6.4GB HDD(UltraATA)AGP対応グラフィックアクセラレーターATI 3D RAGE PRO TURBO AGP/4MB VRAM

などの充実のスペックを凝縮しています。

5. 「PictureGear Ver2.5 SE」など作る楽しみを広げる多彩なソフトを付属。

「PictureGear Ver2.5 SE」:大量の静止画の管理や画像補正に加え、視界360度の連続したパノラマ画像の作成や表示が可能な"パノラマ機能"を搭載。作成したパノラマ画像をHTML ファイルに変換して、ホームページの素材に活用することもできます。またフロッピー ディスクに記憶された画像ファイルをサムネイル化して一覧管理、ラベル作成も可能です。
「DVgate still Ver1.1」:i.LINK※1(IEEE1394)端子で接続したDV機器から、動画映像の1コマ を静止画データとしてハードディスクに取り込めるDV静止画キャプチャーソフです。
「TempWriter(R)for VAIO」:多彩なテンプレートによりDVテープなどのビデオカセットやMDのラベル、年賀状などのポストカード、画枠付写真シールやペーパークラフトなどが手軽に作成できます。また、ヒサゴ(株)のラベル印刷用紙、ペーパークラフト用紙も付属しています。
「Digital Media Park Ver1.3」:ビデオCDや音楽CDをはじめMIDIファイルやAVIファイルなど多彩なメディアを快適な操作環境で楽しめるAVプレーヤー/AVライブラリーソフトです。その他、デジタルマップを快適に利用できる地図ビューワーソフト「Navin'You Ver2.1」や、インターネットやパソコン通信の楽しみを広げるソフトなども 付属しています。

6. 画面上の指定された部分(画像)のシャープネスおよびコントラストを強調する「インテリライト」採用(PCV-S610V7、S510V7、S510V5、S510L3)。

動画再生用ソフトウェア「Media Bar」と付属のディスプレイの組み合わせで「インテリライト」機能を実現しています。「Media Bar」の「インテリライト」命令符号を組み込んだ動画再生ウィンドウが画面内に表われると、「インテリライト」対応モニターは自動的に動画再生ウィンドウ内のコントラストとシャープネスを強調し鮮明な動画再生を行います。 この時、動画再生ウィンドウ外の画質設定(ユーザー設定)には影響を与えません。
動作は一つのウィンドウのみに制限され、複数のウィンドウには適用できません。また、「Media Bar」画面を全画面指定すれば、全画面に「インテリライト」効果が得られます。

『PCV-S710』の主な仕様

モデル PCV-S710
プロセッサー Pentium(R)IIプロセッサー 400MHz
キャッシュメモリ 1次キャッシュ32KB/2次キャッシュ512KB(CPU内蔵)
チップセット 440BX AGPSet
メインメモリー 標準/最大 64MB/256MB(SDRAM)※5
拡張メモリースロット(空き) DIMMスロット×2(1)
グラフィックアクセラレーター MATROX MGA-G200(オンボード、AGP×2モード対応)
ビデオメモリー 8MB(SDRAM)
表示モード 約1677万色(1280×1024、1024×768、800×600、640×480)
フロッピーディスクドライブ 3.5型3モード(1.44MB/1.2MB/720KB)×1
ハードディスク 11.9GB(Ultra ATA) (C:約3.1GB/D:約8.8GB)
CD-ROMドライブ CD-RW(読み出し24倍速(CD-RWは最大8倍速) 書き込み4倍速(CD-RWは最大2倍速)、DirectCDTMVer.2.5付属)
外部接続端子(背面) キーボード(PS/2、MiniDIN×1)、マウス(PS/2、MiniDIN×1) シリアルポート(RS-232C、D-Sub9ピン×1)、 パラレルポート(D-Sub25ピン×1)、USB(×1) オーディオ入出力(ステレオミニジャックライン入出力、モノラルミニジャック マイク入力)、ディスプレイ出力(VGAタイプ、D-Sub15ピン×1) MIDI/ゲーム、モデム用モジュラージャック×2(LINE、TELEPHONE) i.LINK端子(S400、6ピン)×2
外部接続端子(前面) USB(×1)、 i.LINK端子(S400、4ピン)×1
拡張スロット(空き) PCI×4(2)※6
オーディオ機能 Sound Blaster(R)Pro互換、AC97準拠(PCI接続、オンボード) 3Dサウンド対応(DirectSound3D/A3D)
内蔵モデム 最大56kbps(V.90/K56flexTM)※7 /最大33.6kbps(V.34) /最大14.4kbps(FAX時)
主な付属品 キーボード、マウス、電源ケーブル、電話線、マニュアル、リカバリーCD×2、 i.LINKケーブル×1(1.5m)
電源 AC100V ±10%/50〜60Hz
消費電力 約70W(最大約130W)
本体外形寸法 幅180mm×高さ302mm×奥行350mm(最大突起部を除く)
質量 約8.2kg
  • ※5標準実装されている64MBメモリーモジュールを取り外し、別売の128MBメモリーモジュール(PCVA-MM128P オープン価格 )を2枚実装した場合です。
  • ※6ハーフサイズ(ボード長17.4cm)を超えるPCIボードは装着できません。
  • ※756Kbpsは、データ受信時の理論値です。データ送信時は、33.6Kbpsが最大速度になります。

【MPEG2リアルタイムエンコーダー/デコーダーボード(PCV-S610に搭載)】の主な仕様

  • ビデオキャプチャ機能(ビデオ入力→MPEGリアルタイム変換機能)
  • TVチューナー付き
    (1〜62チャンネル、ステレオ、2カ国語)・Sビデオ、コンポジット入出力端子・オーディオ入出力端子
  • DV端子(DV→ MPEGリアルタイム変換機能)
  • 圧縮モードを選択可能
    • MPEG2:
      4Mbps(480×480 30fps最大約143分/4GB)、6Mbps(720×480 30fps最大約95分/4GB)
      8Mbps(720×480 30fps最大約71分/4GB)
    • MPEG1:
      1.41Mbps(352×240 30fps最大約400分/4GB)(ビデオCD用)

【付属ディスプレイ】の主な仕様

『CPD-201VS』(PCV-S610V7、PCV-S510V7に付属)
主な仕様 17型マルチスキャンモニター(トリニトロン管、AGピッチ0.25m)ステレオスピーカー、マイク内蔵、インテリライト機能搭載
消費電力 120W(サスペンド時15W・アクティブオフ時8W)
外形寸法 幅415×高さ451×奥行423mm
質量 約19.6kg
『CPD-101VS』(PCV-S510V5に付属)
主な仕様 15型マルチスキャンモニター(トリニトロン管、AGピッチ0.25m)ステレオスピーカー、マイク内蔵、インテリライト機能搭載
入出力端子 ヘッドホン出力、マイク入力、ウーファー出力
消費電力 110W(サスペンド時15W・アクティブオフ時8W)
外形寸法 幅368×高さ408×奥行388mm
質量 約15.3kg
『CPD-L150(V)』(PCV-S610L5に付属)
主な仕様 15型広視野角TFTLCDパネル
視野角 水平140°/垂直120°
最大解像度 1024×768ドット
水平走査周波数 30〜70kHz
垂直走査周波数 50〜85kHz
消費電力 35W (サスペンド/アクティブオフ時4W以下)
外形寸法 幅398×高さ366×奥行165mm
質量 約5.3kg
『CPD-L133(V)』(PCV-S510L3に付属)
主な仕様 13.3型広視野角TFTLCDパネル、インテリライト機能搭載
視野角 水平160°/垂直160°
最大解像度 1024×768ドット
水平走査周波数 30〜70kHz
垂直走査周波数 50〜85kHz
消費電力 42W (サスペンド/アクティブオフ時4W)
外形寸法 幅373×高さ358×奥行165mm
質量 約4.9kg
  • Pentium(R)、MMX(R)は、Intel Corporationの登録商標です。
  • Microsoft 、Windowsは、米国マイクロソフトコーポレーションの米国およびその他の国における登録商標です。
  • Adobe、Adobe Premiereは、Adobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)の登録商標または商標です。
  • その他、掲載されている製品名等は各社の登録商標あるいは商標です。
お客様からのお問い合わせ
"VAIO"カタログセンター
TEL: 03-5454-0700
このページのトップへ