報道資料
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1998年9月28日
ソニーは、DVD-ROMと互換性のある4.7GB DVD-R追記型ディスクレコーダーを用いたDVD-ROMオーサリング※システムを開発、本年10月1日より「デジタルオーサリングスタジオ」でオーサリングサービスを開始します。
DVD-ROMは、パソコンやナビゲーションシステムなどのインタラクティブメディアとして、今後ますます需要が拡大していくと予想されます。一方、記録されるコンテンツも、MPEG2などに代表される動画データやインターネットとのリンク機能、対話型アプリケーション など、高画質・多機能などを実現するために大容量化が進んでいます。
CD-ROMなどのコンテンツ制作では、できあがったコンテンツをCD-Rなどに記録、市販のCD-ROMドライブなどを用いて検証を行います。現在DVD-ROMでは、3.95GB DVD-Rが検証などに利用されていますが、それを超える容量のコンテンツ(最大4.7GB)は、ハードディスク上での疑似的検証しか行えませんでした。そのため、コンテンツ制作者からは、DVD-ROMと同じ容量で互換性をもつDVD-Rとそれを用いたオーサリングシステムの登場が望まれて いました。
今回開発したオーサリングシステムは、市販のDVD-ROMドライブと互換性をもった4.7GB DVD-R追記型ディスクを記録メディアとして採用しています。新開発の4.7GB DVD-R追記型ディスクレコーダーでDVD-ROMと同等のディスクを複数作成できるため、コンテンツ制作に不可欠な検証作業を、市販のDVD-ROMドライブを複数使って効率よく行うことが可能になります。
本システムによるオーサリングサービスでは、MPEG1やMPEG2に対応した新開発の インタラクティブプレーヤー(再生ソフトウエア)「VIDEOPRESS Player version 3.0」を、オーサリング時にコンテンツと一緒にディスクに記録することで、パソコンにMPEGハードウエアデコーダーがない環境でもMPEGデータの再生ができるDVD-ROMを制作可能です。また、JPEGファイルなどの再生はもちろん、インターネットへのリンク機能などを可能とし、DVD-ROMの特長である映像と情報を融合したアプリケーションを実現します。
当社では、本システムを「デジタルオーサリングスタジオ」に設置、本年10月1日より運用を開始し、DVDビジネスの拡大に貢献してまいります。
ソニー株式会社 デジタルネットワークソリューションカンパニー
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