ソニーは、デスクトップ型パーソナルコンピューター"VAIO Compo"『PCV-M350』シリーズを発売します。本シリーズは、新たに光デジタルオーディオ出力端子※1を装備しています。MDデッキなどを接続して、お持ちの音楽CDやMIDIなどの内蔵音源による各種サウンドのデジタル録音が可能です。また、当社パソコン対応MDデッキ※2と接続すればMD編集ソフト「MD Editor（VAIO）」により、MDならではの多彩な編集をディスプレイ画面上で確認しながら行うことができます。
『PCV-M350』シリーズは、本体・ワイヤレスキーボード・マウスの基本セットを17型トリニトロンディスプレイと組み合わせた『PCV-M350V7』、15型トリニトロンディスプレイと組み合わせた『PCV-M350V5』、13.3型TFT液晶ディスプレイと組み合わせた『PCV-M350L3』の3タイプを用意しております。

• ※1光デジタル出力の周波数は、音楽CDは44.1kHz、サウンドチップから出力されるものは、48kHzとなります。
  サンプリングレートコンバーターのないMDレコーダー等では48kHzデジタル録音ができません。本機の音楽CDのデジタル出力は、一般のCDプレーヤーなどと同様に、デジタルオーディオのコピーマネジメントシステム「SCMS（シリアルコピーマネジメントシステム）」に準拠しています。
• ※2別売のPC対応MDデッキには、「MDS-PC1/S39/JA22ES/JB920」があります。
• ※3V.90とK56flexを自動判別して切り換えます。56kbpsはデータ受信時の理論値です。データ送信時は規格上33.6kbpsが最大速度となります。

主な特長

1. 光デジタルオーディオ出力端子※1を装備し、接続したMDデッキ等でお持ちの音楽CDや各種サウンドファイルのデジタル録音が可能

新たに光デジタルオーディオ出力端子を装備し、音楽CDやMIDIなどの内蔵音源による各種サウンドをデジタル信号のまま出力。接続したMDデッキでデジタル録音することができます。

2. コントロール信号を機器間でやりとりできる当社独自のコントロールA1端子を標準装備

当社独自のコントロールA1端子を標準装備しており、コントロールA1端子付MDデッキ※2等と接続すれば、MD編集ソフト「MD Editor（VAIO）」により、MDの再生停止、曲の頭出しなどの基本操作が行えます。また、曲順の入れ替えや消去など、MDならではの多彩なディスク編集機能がディスプレイ画面上で操作できます。

3. MIDI音源を搭載した高音質のサウンド回路を搭載

アナログ入出力部とデジタル音源部を別チップ構成にすることで、ノイズの混入を抑えたAC97準拠のオーディオ回路を搭載。繊細な音までも忠実に再現します。また、PCIサウンドチップ ヤマハYMF724E-Vを採用。676音色を誇るXG/GM互換のハードウエアMIDIウェーブテーブル音源、バーチャルアコースティック音源、マイクエコーなどを装備しました。

4. 3Dグラフィックも存分に楽しめるハイスペックを搭載4. 3Dグラフィックも存分に楽しめるハイスペックを搭載

CPUには3D処理やマルチメディア処理に優れた最新の3DNow!™テクノロジーAMD-K6^（R）-2プロセッサー350MHzを搭載。また、チップセットにはALI Aladdin Vを採用し、100MHzバスクロック（FSB）で画像処理・ファイル処理などの基本性能を高めています。

5. AGP接続の3Dグラフィックアクセラレーター「ATI 3D RAGE™PRO TURBO AGP（2×）」搭載

AGP（2×）接続の3D/動画対応の高速グラフィックアクセラレーターにより、通常のウインドウ表示の高速化に加え、3D表示や動画も美しくスムーズな再生を可能にします。また、ビデオメモリーには4MBのSGRAMを装備。高解像度（1280×1024）でも約1677万色のフルカラー表示が可能です。

6. 自由な姿勢で使える、軽快なワイヤレスキーボード

本シリーズ専用の赤外線ワイヤレス/ワイヤード兼用のキーボードを標準装備。入力操作が自由な姿勢で使えます。内蔵のポインティングデバイスにより、手に持ってのマウスカーソルの操作も可能です。

7. 静かな部屋でも気にせず使用できる静音設計

騒音の元となるハードディスクのアクセス音を低減するため、ハードディスクを吸音材入りの消音ボックスに収納。また、発熱量に応じて回転数を変化させるアクティブコントロール方式の電源ファンを採用する等の静音設計により、音楽再生にも適しています。

8. 省スペースでの設置が可能なコンパクトサイズ

本体の小型化のため、実装密度を向上した独自設計のマザーボードを採用し、本体幅280mm×高さ92mm×奥行き355mmのコンパクトサイズを実現。付属の専用スタンドを装着すれば縦置きも可能です。

9. 当社オリジナルソフトウエアをはじめ、多彩なソフトウエアをプリインストール

「Digital Media Park Ver1.3」：ビデオCDや音楽CDをはじめMIDIファイルやAVIファイルなど多彩なメディアを快適な操作環境で楽しめるAVプレーヤー/AVライブラリーソフトウエアです。
「MD Editor（VAIO）」：別売パソコン対応MDデッキ※2「MDS-PC1」等の基本操作や曲順の入れ替えなどのディスク編集が行えます。また、タイトルのキーボード入力も可能です。
「Web Commander」：「VAIO Compo」に赤外線通信アダプターPCVA-IR2（別売）を接続することにより、画面上に表示したリモコンから、当社製の各種AV機器をリモートコントロール可能。
「AV機器アイコン」：モニター画面上で当社製のPC対応MDデッキの「ステータス（状態）」を確認したり、クリックするだけで「MD Editor（VAIO）」を起動し、MDデッキにセットされたMDの情報を表示可能なアクティブデスクトップコンポーネンツです。
「PictureGear Ver2.5 SE」：大量の静止画の管理や画像補正に加え、視界360度の連続したパノラマ画像の作成や表示が可能な"パノラマ機能"を搭載。作成したパノラマ画像をHTML ファイルに変換して、ホームページの素材に活用することもできます。またフロッピー ディスクに記憶された画像ファイルをサムネイル化して一覧管理、ラベル作成も可能です。

その他、3DNow!™テクノロジー対応の最新3Dゲームをはじめ多彩なエンターテインメントソフトを付属しています。3Dシューティングゲーム「インカミング」（イマジニア株式会社、（C）Rage Software Plc 1998）や「TANARUS（タナラス）」（株式会社ソニー・ミュージックコミュニケーションズ（C）1997Sony Computer Entertainment America Inc.）などの3Dゲームのほか、誰でも手軽にデジタルDJプレイが楽しめる「Mixman Studio」（（C）1997 Mixman Technologies Inc.）、電子メールを運ぶ愛玩電子メールソフト「PostPet Ver.1.1」（ソニーコミュニケーションネットワーク(株)）、高音質を実現したインターネットカラオケサービス「KaraOK!」（ソニーコミュニケーションネットワーク(株)、株式会社フェイス）などを付属しています。

『PCV-M350』本体部の主な仕様

• ※4ソニー純正メモリー（1998年9月現在）。また、メモリーは標準搭載のメモリー容量。増設して販売されることがありますので、ご購入時にお確かめ下さい。
• ※5ソニー製以外の市販メモリーを使用した場合。また、標準実装されている64MB DIMMを取り外し、128MB増設メモリーモジュールを2枚実装した場合です。
• ※6GDM-19PSなどの高解像度表示に対応したディスプレイを接続した場合、1600×1200（65536色）の表示が可能です。
• ※78cmCDを再生する時は、8cmアダプター（付属）が必要です。
• ※8ハーフサイズ（ボード長約17.4cm）までのPCIボードが装着できます。
• ※9ワイヤレスキーボードをケーブルで接続する場合の専用端子です。
• ※10マイクロソフト社製のインテリマウスなどのPS/2接続のホイール機能付きマウスをつなぐ場合は、本機に付属のワイヤレスキーボードと同時に使用できません。
• ※11赤外線通信アダプターPCVA-IR2（別売）を接続する専用端子です。
• ※12目安として、一日3時間使用した場合約4ヶ月お使い頂けます（アルカリ単三乾電池使用時）。

付属ディスプレイの主な仕様

• ・3DNow!™、AMD-K6^（R）-2、Super7™は、Advanced Micro Devices、Incorporatedの登録商標または商標です。
• ・Microsoft、Windowsは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
• ・その他、掲載されている製品名等は各社の登録商標または商標です。