報道資料
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2000年1月28日
ソニー株式会社
ソニー・プレシジョン・マグネ株式会社
ソニーは、記録メディア、磁気デバイス事業の一層の競争力強化を目的に、2000年4月1日付で、同事業の研究開発および製造の拠点であるソニー株式会社仙台テクノロジーセンター(以下、仙台テクノロジーセンター)の製造事業部門を、ソニー・プレシジョン・マグネ株式会社(代表取締役社長 青木 督英)と統合し、新たに製造事業会社『ソニー宮城 株式会社』を設立します。新会社は、本事業におけるソニーグループの基幹製造事業所として、蒸着技術などの高密度記録技術を用いたデジタルメディア等に注力するとともに、生産工程の一元管理によりサプライチェーンマネジメントの強化、経営の効率化を図ってまいります。
仙台テクノロジーセンターの製造事業部門では、主にベータカム他放送局用テープ、民生用オーディオ・ビデオテープやプリントメディア等の記録メディアの前工程であるテープ原反製造等を行なっています。一方、ソニー・プレシジョン・マグネ株式会社は、ベータカム他放送局用テープ、民生用オーディオ・ビデオテープやプリントメディア等の記録メディアの後工程である組み立てやパッケージング、およびオーディオ・ビデオ機器用の各種磁気デバイスの製造等を行なっています。
今回、これらの生産工程を新会社に統合することで、責任体制・製造プロセスマネジメントの一元化を実現し、製造事業の競争力強化を図っていきます。
新会社の人員は、2000年4月を目途にソニー・プレシジョン・マグネ株式会社従業員約1400名に、仙台テクノロジーセンターの製造関係の従業員約600名を加え、約2000名となります。
なお、仙台テクノロジーセンターは、ソニーグループにおける記録メディア、磁気デバイス等の要素技術開発、商品企画・設計の拠点として戦略的本部機能に特化してまいります。
ソニーは、今回の新会社設立による製造拠点と研究開発等の本部機能の明確な分離によって、事業環境の急速な変化に即応できる体制を構築し、21世紀に向けて記録メディア、磁気デバイス事業におけるソニーグループ全体の競争力強化と企業価値向上を目指します。