報道資料
ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
検索日と情報が異なる可能性がございますので、 あらかじめご了承ください。
2000年2月29日
ソニー株式会社は、当社製インフォリチウムバッテリーパック『NP-F750、NP-F550』について特定時期の製造品の回収を行う旨の社告を、日本国内において実施いたします。
今回の回収は、「充電中の『NP-F750』において外装ケースの一部が変形した」というお客様からの情報により、当社製インフォリチウムバッテリーパック(以下バッテリーパック)の品質に問題がないかどうか総点検を実施した結果、特定の時期 に製造した一部のバッテリーパックにおいて熱損傷が発生する可能性があることがわかり、今後の事故発生を予防する目的で、実施を決定したものです。
対象インフォリチウムバッテリーパック | 製造時期 | 出荷パック数(日本) |
---|---|---|
型名:『NP-F750、NP-F550』 | 1999年3月~1999年6月 | 約59,000パック |
バッテリーパックを構成する電池セルは、封止弁によって、電解液をセル内部に閉じこめています。今回、上記製造時期に使用した電池セルの製造工程上、この 封止弁の溶接組み立て設備に不備があり、封止弁に亀裂の可能性が有ったことを確認 しました。
バッテリーパックの充電によりセル内部の圧力が高くなった際、亀裂のある封止弁 から漏れた電解液がバッテリーパック内の電気回路をショートし、発熱を生じパック 外装の変形に至る可能性のあるものが希に存在することが判明いたしました。
上記の解析に基づき、当社は回収告知、お問い合わせに対する体制構築などの準備を 進め、通産省をはじめ関係業界団体に回収を行う旨を報告し、この度の実施に至って おります。
具体的な対応と致しまして、日本国内においては、2月29日の弊社ホームページ および3月1日付けの新聞告知により順次、ご案内させていただき、併せて、下記 フリーダイアルにて、お客様からのお申し出・ご照会をお受けし、当該バッテリー パックの無料交換をさせていただきます。
当社と致しましては、今回このような事態に至ったこと、またお客様にご迷惑をおかけ致しますことは、誠に遺憾ではありますが、早期に回収を完了できるよう最大限の努力をしてまいりますので、皆様のご理解とご協力を賜りたくお願い申し上げます。