報道資料
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2000年3月22日
ベンチャー企業とネットワーク上の新しいマーケティング手法を提案
ソニーは4月16日付け(予定)で、「サイバージーンドットコム株式会社」を当社全額出資で設立します。新会社は、ベンチャー企業である、ヴィジョンアーツ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 八田斉明、以下ヴィジョンアーツ社)が開発した、ネットワークインターフェース技術「IP3」を活用し、ソニーグループをはじめとする様々な企業に対し、従来にないネットワーク上でのマーケティング手法を提案してまいります。IP3は、コンピュータ画面上に表示された画像アイコンを通じ、例えばタレントや商品などユーザーの嗜好に応じた情報を提供し、かつ自動的に情報を更新する技術です。
本格的なネットワーク時代を迎え、ユーザーはインターネットを通じて、様々な情報を入手できるようになりました。しかし、膨大な情報の中から入手したい情報を探し出すには、ブラウザソフトを起動したり、キーワードを入力し、サーチエンジンなどの「ポータルサイト」や、ブックマークなどを使う必要があります。今回、新会社が提供するIP3は、こうしたプロセスを一切なくし、画像アイコンをクリックするだけで欲しい情報に即座にアクセスできる画期的な技術です。
今後、新会社はIP3の普及にむけ、6月下旬よりユーザーにクライアントソフトの無料配布を開始します。また、ヴィジョンアーツ社と共同でさらなる技術開発を行いながら、ソニーグループをはじめとする様々な企業に対し、画像アイコンを使ったマーケティング手法の採用を呼びかけてまいります。そして、ユーザーにこれまでにない情報入手環境を提案することで、ネットワークを使ってユーザーと企業をダイレクトに結ぶ、新しいカスタマーリレーションシップを実現いたします。
ソニー(株)代表取締役社長 出井伸之のコメント
「ネットワーク時代においては、ベンチャー企業を含む様々な企業との提携を視野に入れ、環境の変化にスピーディーに対応することが必須となる。今回のビジネスモデルはその好例となるだろう。ヴィジョンアーツ社の持つIP3は、ネットワークインターフェースのルールブレーカーになると確信しており、サイバージーンドットコム株式会社が構築するビジネスモデルのコアテクノロジーとして大いに期待している」