報道資料
ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
検索日と情報が異なる可能性がございますので、 あらかじめご了承ください。
2000年4月10日
ソニーは、4月9日(米現地時間)、映画・TV産業へのカメラ、レンズ、アクセサリーの主要サプライヤーであるパナビジョン社から、24PデジタルHD制作用の「HDCAM」カムコーダー「HDW-F900」の初期オーダー分100台と、スタジオレコーダーやディスプレイなどの「HDCAM」関連機器を総額 約19億円分受注しました。カムコーダー「HDW-F900」には新規開発のCCDやADコンバーター、デジタルシグナルプロセッシングなどが搭載され、デジタルによるビデオ映像制作においてもフィルムに匹敵する、優れた映像再現力や表現力を実現します。
この総額約1,800万ドル(約19億円)の受注により、ソニーは今年5月よりパナビジョン社への「HDW-F900」の出荷を開始します。パナビジョン社では、納入された「HDCAM」カムコーダーにテレビや映画、ドキュメンタリー制作などの様々な用途向けに開発したレンズや周辺機器を搭載、各顧客向けにカスタマイズ(パナバイズ)された製品のリースビジネスを展開します。
「我々は、自社を顧客の幅広いニーズを満たすことのできるイメージング・カンパニーにするという目標達成のため、ソニーとともに、「HDCAM 24P」デジタルHDによる撮影ツールの開発に取り組んできました。また、我々は映像イメージを通じて物語を伝える情熱を持つ映像製作者の要求をできる限りみたせるよう努めており、このカムコーダーの導入により彼らへの映像制作ツールの選択肢がデジタル機器まで拡大されました。」
「パナビジョン社からの「HDCAM 24P」機器の受注により、映画業界においてデジタル24P HDビデオフォーマットの有効性がフィルム業界に認知される契機となることを期待し、またこの新たな制作機器が業界にもたらすであろう“創造性"を楽しみにしています。」