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報道資料
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2000年4月10日

初の「HDCAM24P」対応のHD収録車を米AMV局に出荷

ソニーは、「HDCAM 24P」機器を搭載し、屋外でのHD制作を可能にするHD収録車"Cinetour"(シネツアー)を、米国における屋外制作用中継車の大手会社AMV社(All Mobile Video 本社:米国ニューヨーク)に納入しました。

この総額約1,800万ドル(約19億円)の受注により、ソニーは今年5月よりパナビジョン社への「HDW-F900」の出荷を開始します。パナビジョン社では、納入された「HDCAM」カムコーダーにテレビや映画、ドキュメンタリー制作などの様々な用途向けに開発したレンズや周辺機器を搭載、各顧客向けにカスタマイズ(パナバイズ)された製品のリースビジネスを展開します。

デジタル放送の本格的スタートとともに、米国放送業界は、収録や制作などのHD化(High Definition)を積極的に進めています。これに対応し、AMV社においてもSD方式(標準放送)に加えHD方式に対応した屋外制作システムの構築が必須となり、ソニーの「HDCAM 24P」を搭載した屋外HD収録車の製作を決定しました。
昨年のNABで、AMV社は、業界の需要に応じ、ライブイベントなどの屋外製作を可能にするSD方式によるソニー製の屋外編集車"Editour"(エディツアー)を導入しており、今回のHD収録車製作はこれに続くもので、60i用の制作はもとより、24Pのポストプロダクション能力も備えた、同車両によってHD放送の更なる躍進に貢献します。

"Cinetour"には、ソニーが開発した「HDCAM」デジタルスタジオVTR"HDW-F500"をはじめ、スイッチャーHDVS-7000"やデジタルエフェクト"HDME-7000"、DPEエディターなど、HD番組制作に必要な機器一式が搭載されています。また、「HDCAM 24P」を採用することで、SD方式である480/60I制作に加え、HD方式の1080/60I、さらには映画との高い親和性を発揮する1080/24Pによる制作も可能です。

"Cinetour"の主な搭載機器

搭載機器

「HDCAM」デジタルHDスタジオVTRHDW-F5003台
デジタルHDスイッチャーHDS-71501台
ビデオエディティングシステムBVE-20001台
モーションコントローラーDTR-30001台
その他HDモニター一式など
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