報道資料
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2000年5月23日
ソニーは、台湾メモリースティックフォーラムを設立する旨の発表を、現地台湾にて行いましたので、お知らせ致します。
以下、リリースの日本語要約です。
(台北、台湾)ソニーは、本日、台湾のIT/AV産業と共に“メモリースティック"対応製品の商品化を検討・推進するために、"台湾メモリースティックフォーラム“を設立することを発表しました。ソニーは、現在PCやマザーボード、チップセット、カードリーダー、携帯電話、デジタルスチルカメラなどのメーカー100社以上と話し合いを進めており、 6月末に最初のフォーラムミーティングを計画しています。
台湾は、世界のIT産業における主要部品や周辺機器の重要な製造拠点です。1999年に、台湾企業は、世界のOEMノートブックPCの49%、マザーボードの64%、PC用チップセットの45%を供給しました※。“台湾メモリースティックフォーラム"を通して、製造メーカー各社が“メモリースティック"対応のマザーボードやチップセット、カードリーダー等へのアクセスを容易にすることで、“メモリースティック"は、台湾及び世界市場の両方においてその存在を高めていくでしょう。これは、同様に最終製品の商品化を促進することになるでしょう。
※台湾Market Intelligence Centerより
1999年度における“メモリースティック"の出荷台数は300万枚に達し、2000年度は約1000万枚の出荷が見込まれています。また、“メモリースティック"対応機器については、1999年度末で全世界累計200万台に達しました。この数字は、2000年度末には800万台、2001年度末には2000万台に達すると予想されます。
「近年のITマーケットで成功を収める商品は、なんらかの形で台湾企業のサポートを受けています。」とMarket Intelligence Center(MIC)/Institute of Information Industry(III), ディレクターのVictor Tsan氏は言う。「ソニーと台湾が、メモリースティックを通じて協力することを、我々は喜ばしく思う。台湾のIT企業のサポーターとして、MICは今回の協力が良い判断であると考える。これにより、インターネット時代におけるライフスタイルを豊かにし、発展させるものであると確信する。」
「世界のIT業界における現在のキープレーヤーである台湾とこのように協力できる機会を持てたことをうれしく思います。」と、ソニー株式会社 執行役員常務 中川 裕は言う。 「台湾企業のサポートを受けて、ソニーは世界市場において確実にデジタルネットワーク時代におけるキートランスファーメディアとしての“メモリースティック"の存在感を高めることができると確信しています。」
また、新たに台湾企業9社(Acer Incorporated, BEHAVIOR TECH COMPUTER CORP., CARRY COMPUTER ENG.CO. LTD., CIS TECHNOLOGY INC., ELITEGROUP COMPUTER SYSTEMS CO., LTD, First International Computer, Inc., PACIFIC TECHNOLOGY CO., LTD, PC Chips, and Quanta Computer Inc.)が“メモリースティック" のハードウエア/デバイスにおけるライセンス契約に合意しました。これにより、“メモリースティック"のライセンス契約合意企業数は、台湾企業では既にライセンス契約に合意したAcer Laboratories Inc., DataFab Systems Inc., and Silicon Integrated Systems Corp.と合わせて計12社、全世界では計55社となります。
以上