報道資料
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2000年6月8日
電池事業の拡大・強化に向けて
ソニー株式会社
株式会社ソニー・エナジー・テック
ソニー本宮株式会社
ソニーは、電池事業の一層の競争力強化を目的に、国内の電池事業における基幹製造事業所で ある株式会社ソニー・エナジー・テック(福島県郡山市)とテレビ・ディスプレイ・CRTに 使用される精密デバイス製造事業所であるソニー本宮株式会社(福島県安達郡)を統合し、 2000年8月1日付で新たに「ソニー福島株式会社」を設立します。新会社は、地理的に近接する 両社の統合により製造事業所の効率的運営を目指すとともに、電池事業におけるソニーグループ の基幹製造事業所として、最先端バッテリーの設計・製造体制の強化並びに品質向上を図って まいります。
ソニー・エナジー・テックでは、リチウムイオン二次電池、リチウムイオン・ポリマー二次電池 や、酸化銀電池、リチウムコイン電池等の一次電池の生産を行なっています。一方、 ソニー本宮は、テレビ・ディスプレイ・CRTに使われる電子銃や偏向ヨークなどの精密デバイス 製造のほか、昨年度よりリチウムイオン二次電池のパック製造を行なっています。今回、ソニー・ エナジー・テックの持つ最先端の電池製造技術とソニー本宮の持つ精密デバイス製造技術を組み 合わせることで、次世代のデジタル機器を中心としたAV/IT機器用途向けに電池製造事業競争力 の強化を図ります。
今後、ソニー福島は、約15億円を投資しリチウムイオン・ポリマー二次電池の生産能力を現在の 月産150万セルから2000年度末を目途に月産300万セルに増強するなど高成長カテゴリーに 積極展開することで、2000年度の売上高約760億円(計画)に対して、2002年売上高 約1000億円を目指します。
新会社の人員は、ソニー・エナジー・テック従業員約800名と、ソニー本宮の従業員約900名を 合わせ、約1,700名となります。
ソニーは、今回の新会社設立により、特に携帯電話やPDA等のデジタルネットワーク機器向けを 中心に、リチウムイオン二次電池等の設計・製造能力の向上を図るとともに、今後高成長が 見込まれるカテゴリーに集中投資することで、21世紀に向けて電池事業におけるソニー グループ全体の競争力強化と企業価値向上を目指します。