報道資料
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2000年10月16日
インターネットは、その普及にともない電子メールやウェブページの閲覧をはじめさまざまな用途で利用されるようになりましたが、今後も新しい使い方が生まれる可能性を秘めています。こうしたなかソニーは、ビデオカメラ内蔵型ノートブック型コンピューター“バイオGT”『PCG-GT1』(11月18日発売)で撮影した映像をインターネット上でライブ中継することができる“パーソナルキャスティング”サービスを提供してまいります。
あわせて「CastaDrive(キャスタドライブ)」(“パーソナルキャスティング”に対応 する機器に搭載するソフトウェアおよび、配信サービスに関係する複数のサーバー間のスムーズな連携を実現するプラットフォーム)をライセンス供与し“パーソナルキャスティング”サービスの普及に向け、積極的にビジネスを展開してまいります。なお、ソニーは「パーキャスTV」のサービス提供にあたり、日本テレコム株式会社にご協力をいただいております。
ソニーは、今後も先進的なハードウェアはもちろん、魅力的なネットワークサービスを提供することにより、新しいネットワーク上でのエンタテインメントの実現に取り組んでまいります。
「当社はキャリアの立場としてADSL、次世代携帯電話事業等でインターネットの ブロードバンド化に積極的に取り組んでおります。また、日本においても急速に個人への インターネットが普及し、お客様から「新たなインターネットの楽しみ方の創出」が求め られております。今回のネット上での『パーソナルキャスティングサービス』は、当社から100万人を超えるODN会員の皆様をはじめ全世界のインターネットユーザーへの新たなインターネットライフの提案であり、当社の大容量で高品質なインターネットインフラと 従来から蓄積しているストリーミング等のノウハウをご活用頂ける将来性のある アプリケーションサービスであると捉え全面的に協力させて頂きます。」
「パーキャスTV」は個人からのライブ映像をインターネット上で中継することができる“有料ネットワークサービス”です。映像発信者は、まずパソコンで「パーキャスTV」のウェブサイトにアクセスしてメンバー登録を行い、「予約配信画面」で映像の配信日時や番組のタイトル・概要など、必要事項をインプットします。また、視聴者用のパスワードや アクセス可能な人数の設定を行います。
映像を発信する際は、バイオGTにPHSなどを接続し、インターネットによるライブ中継用に新たに開発されたソフトウェア「URecSight(ユーレックサイト)」の「配信開始」ボタンをクリックします。すると、バイオGTのカメラで撮影した映像が、バイオGT上で自動的にストリーミング形式に変換され「パーキャスTV」用のサーバーへ送信されます。 視聴者は「パーキャスTV」のウェブサイトにアクセスし、映像発信者からあらかじめ連絡されたパスワードをインプットし、指定されたチャンネルを選択するとストリーミング再生プレーヤーで配信映像を楽しむことができます。
このサービスを利用すれば、例えば結婚式の模様を仕事で来られない友人にライブ中継したり、自分が参加できなかったクラブイベントの様子を楽しむことができます。また、家族や学校、クラブなど様々なコミュニティにおいて「パーキャスTV」を新しいコミュニケーション手段として活用し、個人がインターネット上でライブ映像を配信するなどの新しい楽しみ方がひろがっていきます。 また、今後、ブロードバンド化の進展にともない誰もが大容量なコンテンツの配信が可能となり、より高音質・高画質な映像で、快適に「パーキャスTV」をご利用いただけます。