報道資料
ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
検索日と情報が異なる可能性がございますので、 あらかじめご了承ください。
2000年12月4日
マルチプラットフォーム対応のコミュニケーションインターフェースとして積極展開
ソニーは、インターネット上の新しいコミュニケーションサービス“PoP-Sync(ポップシンク)”を12月5日から開始します。
ソニーは、本サービスにより新しいコミュニケーションインターフェース「PoP-Sync Card」(顔写真にインターネット上の情報をリンクさせたサイバー名刺)の発行と、「PoP-Sync Card」にリンクしたコミュニティスペースを、ネットビジネスを展開する企業やコミュニティサイト向けに提供します。
本サービスをご利用いただく企業は「PoP-Sync Card」を通じてその企業のユーザーへいち早く情報を伝え、コミュニティを形成することができるため、企業のユーザーに対して継続的な情報提供が可能となります。これにより、企業はネットワーク上での効果的なマーケティングを実現し、ビジネスの拡大に繋げることができます。
このサービスは、Windows上のアプリケーションサービスとして開始いたしますが、今後はパソコンだけではなく携帯情報端末、携帯電話、テレビなどのアクセス端末へも拡大してまいります。
インターネットが普及し、企業は、Webを通じてユーザーへ情報発信するだけではなくサイトの頻繁な更新や、電子メールや掲示板を使いユーザーとのコミュニケーションを行なうことで、サイトへのリピーターを獲得する努力を行なっています。一方、ユーザーもWebから情報を入手するだけではなく、Webや電子メールを使ったコミュニケーションを活発に行なっています。このようにインターネットを使ったコミュニケーションが多様化し、情報が増え続ける中、いち早くユーザーに情報を伝えて自社サイトへの確実なアクセスを獲得することがネットビジネスの拡大を目指す企業にとって大きな課題になっています。
また、ユーザーへの情報発信は、単に不特定多数に情報を送るだけではその効果を期待することが難しいので、リアル社会と同様の「Face to Face(=個人と向かい合う)」という信頼の上にたった継続的なコミュニケーション・コミュニティ作りが課題となっています。
ソニーは、前述の背景を受け、“PoP-Sync”で以下の3つを実現します。
“PoP-Sync”を採用した企業は、本サービスサイトで提供される「PoP-Sync Card」発行サービスを使い、営業マン等のJPEG画像にユーザーを呼び込みたい自社ホームページのアドレス情報を埋め込んだ「自社のPoP-Sync Card」を作成、自社サイト上や配布サービスを使ってこのカードを自社のユーザーに配ることができます。
「PoP-Sync Card」を受け取ったユーザーはその企業のサイト上で無料提供される「A-caDe(アーケード)フォルダー」※1を自分のパソコンにインストールし、受け取った「PoP-Sync Card」をフォルダーの中にドラッグ・アンド・ドロップすることでカードメニューを表示、メニューの中からアクセスしたい情報をクリックすることでダイレクトアクセスが可能となります。
また、PoP-Syncのサイトで提供される一斉更新サービスを使い、「A-caDeフォルダー」に入れられているカードに対して一斉に情報更新が可能です。情報が更新されたカードは赤く点燈し、情報が更新されたことがユーザーに一目でわかります。
「PoP-Sync Card」にはこのカードを持っているユーザーだけがアクセスできる「コミュニティスペース」が用意されており、このスペースを使って企業とユーザーとのコミュニケーションが可能となります。また、「コミュニティスペース」を商談やアンケートなどユーザーとの「Face to Face」のコミュニケーションの場としてカスタマイズできます。
サービス | 価格 |
---|---|
“PoP-Sync”サービス 「PoP-Sync Card」発行・配布 「PoP-Sync Card」一斉更新 「コミュニティスペース」 採用企業のユーザーへの「PoP-Sync Card」の発行 企業サイト上での上記個人「PoP-Sync Card」の交換機能 |
基本料金 月額30万円 |
ソニーは、企業に本サービスを提供するのと同時にコミュニティやネットビジネスを展開する企業のコミュニケーション活性化のために、一般インターネットユーザー向けには機能限定の「PoP-Sync Card」を配布します。
「PoP-Sync」は、ヴィジョンアーツ株式会社※3が開発し、ソニー100%出資のサイバージーンドットコム株式会社※2がその事業を行っているネットワークインターフェース技術「IP3(アイピースリー)」を採用することで実現しております。
IP3は、端末にとらわれることなく、あらゆる情報にアクセスできるアイコンを利用したネットワークインターフェース技術です。ユーザーは1枚のアイコンを起点として、あらゆる情報活動を行うことが可能となります。「PoP-Sync」はこの技術を元に、コミュニティアプリケーションとして開発されたサービスです。