報道資料
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2004年4月21日
〜約100億円の設備投資を実施し、2005年4月から月産40,000枚体制を構築〜
エスティ・エルシーディ株式会社
ソニー株式会社
株式会社豊田自動織機
ソニー株式会社(以下、ソニー)と株式会社豊田自動織機(同、豊田自動織機)の合弁企業であるエスティ・エルシーディ株式会社(同、STLCD)は、拡大している低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイ需要に対応するため、約100億円の投資を実施し生産設備を増強、2005年4月から月産能力40,000枚体制(600×720mm基板ベース)にします。
STLCDでは、1999年4月に低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイの量産を開始して以来、主にビデオカメラやデジタルスチルカメラ、携帯情報端末(PDA)、携帯電話向けの中小型サイズ低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイを生産しています。2001年秋には、第2期投資として、約 750億円の設備投資を行い、現在月産32,000枚(同)の生産能力を有しています。
低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイは、高画質な映像を、低消費電力で実現するなどの優れた基本的特性を持っています。これに加え、ソニーでは、ディスプレイの駆動回路などをガラス基板上に一体で形成する「システムオングラス」を推進、ディスプレイモジュールの小型軽量化や高信頼性などを実現し、小型軽量機器におけるディスプレイデバイスとして積極的な製品開発を進めています。
特に近年では、デジタルスチルカメラ用途向けやカメラ機能搭載の携帯電話用途向け高画質ディスプレイの需要が拡大しており、今回の設備投資はこれに対応するものです。