報道資料
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2004年5月17日
〜販売、製造、物流のオペレーションを統合する新情報システム『CLOVER』を稼動〜
ソニーマーケティング株式会社(以下SMOJ)、ソニーイーエムシーエス株式会社(以下EMCS)、ソニーサプライチェーンソリューション株式会社(以下SSCS)、ソニー株式会社の4社は、日本国内でのソニー製品の市場競争力強化のため、販売店での実売に即応し、販売、製造、物流のオペレーションの高度な連携を支える新しい情報システム『CLOVER(クローバー)』を5月7日より稼動いたしました。これにより、柔軟な商品供給体制を目指して、実売に即応した『デマンドチェーンマネジメント(DCM*)』を導入してまいります。
消費者の価値観や嗜好が多様化する中、個人消費の変動はますます激しくなっています。
このような環境に対応するため、最終顧客の消費動向にフォーカスした販売手法・体制、および必要なタイミングでの商品供給を可能とする製造、物流体制が求められています。今回、ソニー(株)およびグループ3社は、日本国内における、販売、製造、物流を統合した新しい情報システム『CLOVER』を稼動し、実売に即応したDCMオペレーションを開始いたします。
これにより、顧客の満足度向上、販売機会損失の極小化、流通およびメーカーの在庫削減を図るとともに、ソニーグループとしてエレクトロニクスビジネスの拡大を目指して、下記内容の実現に注力してまいります。
(1)流通とのコラボレーションによる、実売に基づく精度の高い販売予測作成
(2)店頭販売状況や流通在庫をリアルタイムに把握、それに基づく生産供給体制
(3)メーカー在庫に加え、生産計画に則った精度の高い納期回答
(4)メーカー在庫を最小化するロジスティクスシステムの構築
(5)販売動向の急激な変化などに対応するための「週次マネジメント」の拡大
などを実現します。
この新オペレーションの導入により、4社合算で年間約140億円のコスト削減と、国内の在庫を約3割圧縮するなど、ソニーグループが進める「トランスフォーメーション60」での営業利益目標に貢献します。
なお、日本での導入を皮切りに、今後海外オペレーションでも導入を進めてまいります。
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