報道資料
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2004年8月19日
リアリティを徹底追求した新世代フラットテレビ誕生
〜 ソニーグループが持つ独自の先端技術を結集 〜
ソニー株式会社は、映像、音響、ゲーム、半導体などグループ内の独自先端技術を結集し、ハイビジョン放送を始めとした様々な高画質・高音質コンテンツを快適に楽しむための新世代フラットテレビを商品化しました。
今回開発した商品群は、ハイビジョン時代をリードすべく"リアリティ"を追求し、テレビの商品力の重要な要素である画質、音質、操作性を三位一体で飛躍的に向上させています。
【テレビを取り巻く環境】
テレビ放送は、BSデジタル放送や110度CSデジタル放送に加え、地上デジタル放送が開始され、様々なチャンネルで多彩なコンテンツを高画質で楽しめるようになってきました。また、普及が著しいデジタルスチルカメラやビデオカメラの高画素化も進み、放送以外の高画質コンテンツも身近なものとなりました。加えて、ハイビジョン放送の記録・再生が可能なブルーレイディスクレコーダーやHDV規格対応機器の登場など、ハイビジョン映像を家庭で楽しむ環境は急速に拡大することが予想されます。
【開発のねらい】
今回商品化する新世代テレビは、このようなテレビ視聴環境下で多彩な高画質コンテンツを楽しむために、"ハイビジョンの細かな質感や色合いをより美しく見せるリアリティを追求した映像"、"臨場感あふれる迫力あるサウンド"、"多様なコンテンツを自由自在に楽しめる快適な操作性"を実現しています。フル HD(1920×1080画素)にも対応し、ハイビジョン映像をより美しく表示することを可能にした独自の統合デジタル高画質システム「ベガエンジン HD」や、世界で初めて※1迫力のある高音質を実現した総合出力100Wのフルデジタルアンプ「S-Master」をテレビへ搭載。快適な操作性の実現にあたっては、ゲーム機器分野で開発したデバイス技術を搭載し、高速処理による使いやすいユーザーインターフェイスを採用しました。
更に、これらの先端技術に加え最高峰のテレビを目指し、従来表現しきれなかった広色域の色再現を可能にするLEDバックライトシステム「トリルミナス」を搭載した民生用液晶テレビを世界で初めて※1商品化しました。
ソニーは今後も、独自の技術やデバイスを進化させ、テレビの基本性能を徹底追求し、快適な操作感で多様化するコンテンツを高画質・高音質で楽しむ環境を提供してまいります。
新世代フラットテレビを支えるソニーならではの最先端技術
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1)世界初※1LEDバックライトシステムを民生用液晶テレビに搭載:従来表現しきれなかった範囲の色再現を実現した技術※1
当社の統合デジタル高画質システムで処理をした鮮鋭度の高い映像信号を、余すところなく表示するためにLEDバックライトシステム「トリルミナス」(*)を開発。従来のバックライトシステムでは再現しきれなかった範囲の色再現を可能にしました。
*"QUALIA 005"「KDX-46Q005」、「KDX-40Q005」に搭載
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2)ハイビジョン対応の統合デジタル高画質システム搭載:ハイビジョン映像をもっとリアルに美しくする「高画質」技術
"ハイビジョンの細かな質感や色合いをより美しく見せるリアリティを追求した映像"を実現するには入力された信号を高いレベルで処理することが重要です。
当社は高画質でリアルな映像を創造する独自の映像信号処理技術 "DRC" (デジタル・リアリティ・クリエーション)をハイビジョン対応へと進化させた"DRC-MFv2"(デジタル・リアリティ・クリエーション:マルチファンクションブイツー)を開発いたしました。この"DRC-MFv2"を含めた統合高画質デジタルシステム「ベガエンジンHD」では、入力されたデジタルハイビジョン信号をディスプレイ部までフルデジタルで伝送。デジタル処理で活かされるソニー独自の高画質回路群により、ノイズの大幅な低減と鮮鋭度の高い映像信号を創造します。
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3)世界初※1100W出力実現のフルデジタルアンプ搭載:臨場感あふれる「高音質」技術
大画面化、高画質化にあわせてオーディオ専用機器に迫る"臨場感あふれる迫力あるサウンド"を実現するために、フルデジタルアンプ技術「S-Master」をテレビに搭載。2.1chフルデジタルアンプと大容量スピーカーボックスとあわせて総合出力 100W(*)のクリアで迫力あるオーディオ性能を実現しました。ハイビジョン映像の感動をオーディオ面からも演出します。
*<ベガ>シリーズ『KDL-L26HVX』『KDE-L32HVX』は30W出力
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4)高速グラフィックスエンジン搭載:コンテンツを高速で快適に楽しむ「操作性」
CPU「エモーションエンジン」、描画プロセッサー「グラフィックス・シンセサイザ」の高速処理により、"多機能を快適に楽しめる操作性"を実現するグラフィックスユーザーインターフェイス「"XMB(クロスメディアバー)※2"」を採用。多チャンネル放送時代における多彩な番組や、DVDやデジタルカメラなどの外部接続機器もアイコンで判りやすく表示し、誰でもすばやく簡単に見たい映像を選択することができます。
- ※12004年8月19日現在、ソニー調べ。
- ※2"XMB"、"xross media bar"および"ロゴ:xross media bar "は、ソニー株式会社および株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントの商標です。