報道資料
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2006年3月13日
ソニー株式会社は、“システムオングラス”技術を採用し、シリアルインターフェース回路や色調調整機能等を液晶ディスプレイのガラス基板上に搭載したデジタルスチルカメラ向け低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイパネルを商品化し、2006年4月より受注を開始※します。
デジタルスチルカメラ向け
2.0型透過型低温ポリシリコン液晶ディスプレイパネル「ACX351」
(写真は、はめ込み合成です)
一般的に、デジタルスチルカメラ(以下DSC)では、本体と液晶ディスプレイパネル間のインターフェースには信号線の本数を少なくできる「シリアルインターフェース」が採用されており、専用のインターフェース回路が搭載されています。
今回商品化するDSC向け液晶ディスプレイパネルは、既に携帯電話・PDA向け液晶ディスプレイパネルで実績のある“システムオングラス”技術を進化させ、高速対応シリアルインターフェース回路を液晶ディスプレイパネル内に内蔵、インターフェース回路を削減できます。
また、DSC用途として、より細やかな色表現を実現する中間調の色調調整機能も内蔵しています。
型名 | 出荷可能時期 | サンプル価格 |
---|---|---|
1.8型 透過型 低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイパネル 「ACX343」 (バックライト付) |
2006年4月 | 5,000円 |
2.0型 透過型 低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイパネル 「ACX351」 (バックライト付) |
2006年4月 | 6,000円 |
2.5型 透過型 低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイパネル 「ACX350」 (バックライト付) |
2006年4月 | 7,000円 |
TFTの高性能化実現により、ディスプレイ駆動に必要なドライバー回路や電源などの周辺回路などを、ガラス基板上に一体形成(システムオングラス技術)しています。さらに今回発売するディスプレイパネルでは、以下3つの回路が今回DSC向けに新たに搭載されています。
周辺回路やシリアルインターフェース回路をディスプレイと一体化させる事により、DSCの部品点数の削減と信頼性の向上、小型化などが可能になります。また、パネル部(パネル+駆動システム)の消費電力は、当社従来比約30%削減しています。
型名 | ACX343 | ACX351 | ACX350 |
画面サイズ | 4.48cm(1.8型) | 5.0cm(2.0型) | 6.3cm(2.5型) |
液晶タイプ | 透過型 低温ポリシリコンTFT液晶 | ||
画素数 | 320×240 | 354×240 | 354×240 |
ドットピッチ | 112µm×112µm | 112µm×124µm | 140µm×156µm |
画素構造 | RGBデルタ | ||
表示色数 | 250,047色 | ||
端子数 | 33ピン | ||
供給電圧 | 8.5V, 3.0V | ||
消費電力(パネル+駆動システム) | 約70mW |