報道資料
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2006年7月31日
新開発の高画質エンジン「RealityMAX」TM※1を搭載し、コントラスト向上や輪郭補正が可能に
ソニー株式会社
ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社
ソニー株式会社(以下、ソニー)とソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社(以下、ソニー・エリクソン)は、携帯電話向けに新開発の高画質エンジン「RealityMAX(リアリティーマックス)」™※1を搭載し、業界初※2となる縦横比16:9フルワイドの2.74型“システムオングラス”※3低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイモジュールを共同開発しました。
地上デジタルテレビ1セグメント放送(以下、ワンセグ)が、2006年4月1日よりスタートし、モバイル機器向け放送として様々な機器での利用拡大が見込まれています。多機能化が進む携帯電話でも、身近な放送受信システムとして、ワンセグ受信機能の搭載が期待されており、今後搭載機種の拡大が見込まれます。またワンセグ機能搭載に加えて、静止画像や文字表示においても表示領域の拡大を望む声も大きくなっています。
今回開発した液晶モジュールは、業界初※2、携帯電話向けに縦横比16:9のフルワイド液晶パネル(240×(RGB) ×432画素)を実現しました。従来のQVGA液晶パネル※4(240×(RGB) ×320画素に比べて表示情報量が約35%増加し、ワンセグ放送など16:9の画像をサイズ変更することなくそのまま表示ができます。また、表示領域が広がることで、カメラで撮影した静止画像やメールの文字を閲覧する際にもより見やすい表示が可能です。さらに、ソニーとソニー・エリクソン両社で共同開発した高画質エンジン「RealityMAX」™※1を搭載することにより、ソニーがこれまでテレビの開発で培ってきた画像を自動的に分析し明るさとコントラストを向上させる高画質技術と、画像の鮮鋭度を自動補正する輪郭強調技術によって、よりくっきりとした鮮やかな画像表示が可能になりました。160度以上の広い視野角を確保している本液晶パネルは、独自の薄型高効率導光板※5を用いることによって携帯電話の薄型化にも貢献します。
今後、ソニーは、同液晶モジュールの商品化を進めると共に、ソニー・エリクソンは、本モジュールを搭載し、高画質で表現力に優れた16:9のフルワイド画面携帯電話の商品開発を進めます。
型名 | ACX359 |
画素数 | 240 × RGB × 432 |
画面サイズ | 2.74型 |
ドットピッチ | 47µm×141µm |
外形寸法 | 40.24 mm × 70.77 mm × 1.75 mm |
液晶タイプ | 透過型広視野角LCD |
表示色数 | 262,144色 |
視野角 | 160度以上 |
端子数 | 39ピン |
インターフェース | CPU 18,16,9,8 ビット |
コントラスト(透過) | 350:1 |
画像処理 | 「RealityMAX」™搭載 |
供給電圧 | 2.9V±0.1V 1.8V±0.1V |
消費電力 | 39.6mW(バックライト消費電力は除く) |