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報道資料
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2008年4月28日

欧州での <ブラビア> 供給力を大幅に強化
スロバキアでの年間生産能力を400万台へ倍増

  ソニーは2008年4月28日、スロバキア共和国の首都ブラチスラバ市近郊のニトラ市で2007年8月から稼動を開始した液晶テレビ工場において、スロバキア共和国ロベルト・フィツォ首相、ルボミール・ヤハナテック経済相、ヤン・ポチャテック財政相ら政府首脳をお招きし、オープニングセレモニーを行いました。弊社からは会長兼CEOのハワード・ストリンガー、社長兼エレクトロニクスCEOの中鉢良治、ソニーヨーロッパ社長の西田不二夫らが出席し、今後のニトラ工場の展開および欧州における液晶テレビ事業の展望について、下記の通りご説明いたしました。

ニトラ工場外観
液晶テレビ製造ライン

  ソニーは、欧州・スロバキアにおける液晶テレビ<ブラビア>の年間生産能力を、2007年度の約200万台から、2008年12月末までに約400万台へと大幅に増強し、ニトラ工場をソニーの液晶テレビ工場として世界最大の生産拠点へと拡大いたします。さらにソニーは今回の生産能力倍増に伴い、ニトラ工場の従業員数を現在約2,300人から、2008年12月末までに約5割増の約3,500人へと補強する予定です。

 ソニーはスロバキアにおいて、2006年4月にトゥルナバ工場での液晶テレビの生産を開始しましたが、欧州でのビジネス拡大に伴う生産能力の増強を目的として、2007年8月よりニトラ工場を新たに稼動、あわせてトゥルナバ工場の液晶テレビ生産機能をニトラ工場に移管しました。
この結果、現在のソニーの欧州におけるテレビの生産拠点は、スペインのバルセロナ工場とスロバキアのニトラ工場の2ヵ所となっています。
 ソニーのスロバキアにおける液晶テレビの生産能力は、2007年度にはトゥルナバおよびニトラ両工場を合わせて約200万台でしたが、拡大を続ける需要に対応するため、今回約400万台への生産能力拡充を決定いたしました。

ソニー株式会社 代表執行役社長 兼 エレクトロニクスCEO 中鉢 良治 のコメント:

 「ソニーのエレクトロニクス事業が成長を続けていく上で、液晶テレビ<ブラビア>は最大の鍵を握る商品である。欧州はソニーの<ブラビア>事業にとって最大の市場であり、今回のニトラ工場の生産能力増強は、世界一のテレビメーカーを目指していく上で重要なステップである。」

ソニーヨーロッパ 社長 西田 不二夫 のコメント:

  「欧州市場の各国において、液晶テレビ<ブラビア>の売り上げは現在も二桁成長を続けている。拡大する需要の中でビジネスをさらに成長させていくためには、欧州内での生産・供給体制の強化が欠かせない。ニトラ工場での<ブラビア>増産により、ソニーは欧州全域で<ブラビア>の普及を一気に加速して、さらなるシェア拡大を図っていく。」

 ソニーはニトラ工場において、2008年4月9日に発表した欧州独自デザインの<ブラビア>「E4000シリーズ」をはじめ、ハイエンドから普及モデルまで、欧州向け主要ラインアップのほぼ全モデルの生産に対応できる体制を整備してまいります。さらにソニーは倍増後の生産能力に対応して欧州全域に向けた液晶テレビの出荷、販売を支える物流センターをニトラ工場の敷地内に現在建設しており、2008年秋にも稼動を開始させる予定です。

 ソニーはニトラ工場を、欧州テレビ市場の設計・製造の基幹拠点と位置付け、今後も欧州における液晶テレビ<ブラビア>の事業を積極的に展開して参ります。

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