報道資料
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2009年5月14日
ソニーは、急激に変化する世界情勢に対処すべく、グループ全体において経営体質強化、および収益性改善を図るための諸施策を実施しています。特に、エレクトロニクス事業領域においては、業界最高水準のスピードと収益性を実現するための改革を実施しており、その一環として国内外の生産オペレーションの見直しを行っています。
このたび、国内製造事業所について、これまで複数の事業所にまたがっていた生産オペレーションを製品カテゴリーごとに集約することで、より効率的なオペレーションの構築を目指し、再編することを決定しました。詳細は以下の通りです。
・現在、ソニーイーエムシーエス(株)幸田テック<愛知県幸田町>、同社 美濃加茂テック<岐阜県美濃加茂市>および同社小見川テック<千葉県香取市>で展開している、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、カメラモジュールを主たる製品とするデジタルイメージング事業に関する国内生産オペレーションを、2009年7月1日付で新設されるソニーイーエムシーエス(株)東海テック<愛知県幸田町>に集約します。東海テックは幸田テックおよび美濃加茂テックの統合により設立され、この統合により重複業務の削減や間接部門の効率化を図ります。なお、東海テックは統合する両テックの生産設備を有効活用するため、幸田サイト、美濃加茂サイトの2サイト(工場)を生産拠点として運営します。
・今回の集約に伴い、小見川テックのカメラモジュール生産を東海テックへ移管します。
・ソニーイーエムシーエス(株)浜松テック<静岡県浜松市>で展開している光学ピックアップ事業に関する製造技術開発業務と海外事業所に対する支援業務、同社小見川テックで展開している光学ピックアップ用レンズ事業における製造技術開発業務と海外事業所に対する支援業務を、ブルーレイディスクレコーダーなどの光ディスク関連製品の製造技術拠点である同社木更津テック<千葉県木更津市>へ集約いたします。ソニー内における光ディスク関連の技術を集結することで、様々な技術的改善、重複業務の削減によるより効率的なオペレーションをめざすと同時に、製品とデバイスの連携を一層深め、光学ピックアップ事業の更なる競争力強化を目指します。
・現在、ソニーイーエムシーエス(株)浜松テックで展開している中小型液晶事業に関する海外事業所に対する支援業務については、ソニーモバイルディスプレイ(株)東浦事業所<愛知県東浦町>へ移管します。その結果、中小型液晶事業に関する国内の全てのオペレーションは、ソニーモバイルディスプレイ(株)へ集約されることになります。
・ソニーイーエムシーエス(株)千厩テック<岩手県一関市>と、同社瑞浪テクノロジーサイト<岐阜県瑞浪市>で展開している国内の携帯電話事業に関するカスタマーサービスオペレーション(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(株)より委託)を、同じく同社の委託を受けて携帯電話に関する生産を行うソニーイーエムシーエス(株)東海テック美濃加茂サイトへ移管します。これにより、生産オペレーションの効率化を図り、生産からカスタマーサービスまでの一体化したオペレーション体制を構築し、生産効率およびカスタマーサービス品質の向上を目指します。
また、携帯電話事業に関するオペレーションのソニーイーエムシーエス(株)東海テックへの移管に加えて、同社 千厩テックで展開しているその他の電子機器生産オペレーションについては、主として同社 木更津テックへ移管します。
これらの再編により、ソニーイーエムシーエス(株)小見川テック、同社 浜松テック、同社 千厩テックについては、2009年12月末をもって生産活動を終了する予定です。