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報道資料
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2010年9月10日

“SxS”メモリーカードにMPEG HD422コーデック・MXFファイル記録が可能な
“XDCAM”メモリーカムコーダー『PMW-500』を発売

〜 高画質な映像記録とMXFファイルで効率的な制作環境を強化 〜

2010年9月10日発表
2010年9月29日改訂

XDCAMメモリーカムコーダー 『PMW-500』

 ソニーは、“XDCAM”シリーズとして、ExpressCard™規格に準拠した「“SxS(エス・バイ・エス)”メモリーカード」に高画質MPEG HD422コーデックでMXFファイル記録が可能な、XDCAMメモリーカムコーダー『PMW-500』を発売します。

型名 発売日(予定) 希望小売価格
XDCAMメモリーカムコーダー 『PMW-500』 2010年10月末 3,129,000円 (税抜価格 2,980,000円)

XDCAMメモリーカムコーダー『PMW-500』の主な特長

1. SxSメモリーカードにMPEG HD422コーデック・MXFファイル記録を実現

『PMW-500』ではSxSメモリーカードに記録ビットレート50Mbps、フルHD、4:2:2サンプリングに対応したMPEG HD422コーデックでの記録が可能です。また、ファイル形式は放送業界で標準的なMXFファイル形式を採用しています。これにより、国内外ともに広く採用されているMPEG HD422コーデック・MXFファイルによるコンテンツ制作環境を更に拡充します。MXFファイルで記録を行う場合は、XDCAM/Professional Discで好評のプロキシAVデータもSxSメモリーカードに記録します。
また『PMW-500』では、“XDCAM EX”で採用されているMP4ファイル形式での記録にも対応しています。

『PMW-500』に対応するメモリーカードは大容量化・転送速度1.2Gbpsと高速化を実現した新開発のSxSメモリーカード「SxS-1」『SBS-64G1A』(容量:64GB)、『SBS-32G1A』(容量:32GB)です。『SBS-64G1A』にMPEG HD422コーデック(50Mbps)で記録した場合、約120分の収録が可能です。従来の「SxS-1」※1や「SxS PRO」も使用可能です。
また緊急用メディアとして、メモリースティックアダプター『MEAD-MS01』※2・SDカードアダプター『MEAD-SD01』※2もご使用頂けます。

  • ※1現行「SxS-1」『SBS-32G1』は、『SBS-32G1』のファームウェアのアップグレードを行うことでMXF記録が可能になります。
  • ※2『MEAD-MS01』・『MEAD-SD01』はUDFモードやスロー記録・サルベージ機能は非対応です。

なおMPEG IMX・DVCAM 記録再生オプション『CBK-MD01』により、SD記録にも対応します。

2. 2/3型 フルHD “PowerHAD FX” CCD採用

XDCAM HD422カムコーダー『PDW-F800』『PDW-700』と同様に、3板式 2/3型 220万画素 フルHD(1920×1080ドット)CCD、14bit A/Dコンバータを搭載した“PowerHAD FX”CCDを採用。フラッシュバンドが発生しないため、過酷な撮影シーンにも対応することが可能です。
またカメラ部の性能も、XDCAM HD422カムコーダー『PDW-F800』『PDW-700』と同様に、感度F11、S/N比59dBを実現します。

3. 用途に合わせてビューファインダーを選択可能

HDCAMカムコーダーやXDCAM HD422カムコーダーが採用しているHDVFシリーズを使用可能です。HD白黒CRTビューファインダー『HDVF-20A』『HDVF-200』、HDカラービューファインダー『HDVF-C30WR』『HDVF-C35W』を、用途に合わせて選択可能です。
なお『PMW-500』では、XDCAM EXカムコーダー『PMW-350』『PMW-320』に付属しているHDカラービューファインダーも使用可能です。なお、このビューファインダーは、『CBK-VF01』として2011年3月に発売予定です。

4. 本体に3.5インチカラー液晶モニターを搭載

XDCAM HD422カムコーダーと同様に、本体にカラー液晶モニターを搭載します。これにより、収録した素材を簡単にプレビューすることが可能です。また、収録素材のサムネイル表示なども可能です。

『PMW-500』 液晶モニター

5. デジタルスロットインワイヤレスに対応

スロットインワイヤレスは従来のアナログ方式とともに、2チャンネル同時受信に対応したデジタルスロットインワイヤレスにも対応します。

6. 様々な撮影機能を搭載

『PMW-500』では、XDCAM HD422カムコーダー・XDCAM EXカムコーダーと同様に様々な撮影機能を搭載しています。

主な搭載機能

  • スローシャッター機能(最大16フレーム)
  • インターバル記録機能
  • ハイパーガンマ機能
  • スロー & クイックモーション機能
  • キャッシュREC機能
  • クリップコンティニュアスREC機能(MXFファイル記録時のみ)
  • デジタルエクステンダー機能(オプション CBK-HD02が必要となります)

7. HDカメラアダプター、HDカメラエクステンションユニットにオプション対応

XDCAM EXカムコーダー『PMW-350』『PMW-320』と同様に、HDカメラアダプター『XDCA-55』、HDカメラエクステンションユニット『XDCU-50』に対応し、スタジオカメラ用途にも対応することができます。

  • 『XDCA-55』を使用する場合、SDI/コンポジット入力・50ピンインターフェース オプション『CBK-HD02』が必要になります。

8. Wi-Fi経由でのライブロギング/ライブビューイングにオプション対応

XDCAM HD422カムコーダーと同様に、Wi-Fiアダプター『CBK-WA01』を装着することにより、メタデータワークフロー“XMPilot”に対応します。Wi-Fi経由でのプランニングメタデータの送信や、収録中にプロキシAVデータを確認したり、映像のしおりとなる“エッセンスマーク”を入力するなどの、ライブロギング/ライブビューイングが可能になります。

  • 『CBK-WA01』を使用する場合、オプションソフトが必要になります。詳細は別途ご案内いたします。
    また、MP4/AVI記録の場合は、Wi-Fi経由でのプロキシAVデータのプレビューは出来ません。

オプション商品

  • SDI/コンポジット入力・50ピンインターフェースオプション『CBK-HD02』
    発売日(予定):2010年10月末
    希望小売価格:210,000円(税抜価格 200,000円)
    『PMW-500』でHD/SD SDI信号やコンポジット信号で外部入力を行うことができます。
    また、HDカメラアダプター『XDCA-55』やMPEG TSアダプター『HDCA-702』を装着することが可能になります。
    また『CBK-HD02』により、デジタルエクステンダー機能も搭載されます。
    ※ 時期により対応機器・対応機能が異なります。ご注意ください。
    2010年10月末:HDカメラアダプター『XDCA-55』
    2011年3月末:外部入力機能・デジタルエクステンダー機能・MPEG TSアダプター『HDCA-702』
  • MPEG IMX/DVCAM記録再生オプション『CBK-MD01』
    発売日(予定):2010年10月末
    希望小売価格:157,500円(税抜価格 150,000円)
    『PMW-500』でMPEG IMX/DVCAMコーデックで記録・再生を行うことが可能です。
  • HDカラー液晶ビューファインダー『CBK-VF01』
    発売日(予定):2011年3月末
    希望小売価格:420,000円(税抜価格 400,000円)
    XDCAM EXカムコーダー『PMW-350』『PMW-320』に付属されているビューファインダーです。
  • ダイナフィットショルダーパッドオプション『CBK-SP01』
    発売日:発売済
    希望小売価格:58,800円(税抜価格 56,000円)
    ソフトタイプのショルダーパッド
  • Wi-Fiアダプター『CBK-WA01』
    発売日:発売済
    希望小売価格:60,375 円(税抜価格 57,500円)
    XDCAM HD422カムコーダーと同様にWi-Fi経由でのライブロギング/ライブビューイングが可能になります。
    ※ 『CBK-WA01』を使用する場合、オプションソフトが必要になります。詳細は別途ご案内いたします。

『PMW-500』の主な仕様

撮像素子 RGB 3板式 PowerHAD FX CCD
画素数 1920(H)×1080(V)
感度 F11(システム周波数59.94i)
S/N比 59dB(システム周波数59.94i)
インターフェース 映像 HD/SD-SDI出力:1系統 (HD/SD切換式)
コンポジット/HD-Y出力 (コンポジット/HD-Y切換式)
HD/SD-SDI入力:1系統
コンポジット入力:1系統
※『CBK-HD02』が必要です。
音声 音声入力(Line・Mic・Mic+48V): 2系統(XLR3ピン)
ステレオマイク入力(XLR5ピン)
音声出力:1系統(XLR5ピン)
その他 タイムコード入力:1系統
タイムコード出力:1系統
GenLock端子:1系統
i.LINK:1系統
USB端子:デバイスBタイプ 1系統・ホストA対応1系統
消費電力 約29W (記録時・LCD ON、VF・マイク・レンズ含まず。)
質量 約3.4kg (ビューファインダー・レンズ・マイクバッテリー除く)
外形寸法(幅×高さ×奥行) 124×269×332mm(突起部含まず)
※ 仕様は予告なく変更される場合がございます。ご了承下さい。

なお、『PMW-500』でMXFファイルを記録されたSxSメモリーカードは、SxSメモリーカードオプション『PDBK-MK1』を搭載したXDCAM HD422フィールドステーション『PDW-HR1』で再生でき、Professional Discへの素材のコピーも可能です。

XDCAM HD422フィールドステーション 『PDW-HR1』

またソニーでは、内蔵ストレージを搭載し、Professional DiscドライブとSxSメモリーカードスロットを搭載したXDCAM プロフェッショナルメディアステーション『XDCAM Station』を開発中です。この『XDCAM Station』でも、MXFファイル記録されたSxSメモリーカードの再生や、SxSメモリーカードから内蔵ストレージ・Professional Discへの素材コピーが可能です。

XDCAM プロフェッショナルメディアステーション『XDCAM Station』の概要

“XDCAM”によるファイルベースワークフローを更に拡充すべく、内蔵ストレージを搭載し、収録と再生、収録とファイル転送など、複数のオペレーションを同時に行う「マルチタスクオペレーション」を実現するXDCAM プロフェッショナルメディアステーション『XDCAM Station』を開発中です。
VTRライクな操作性の確保とともに、ネットワーク機能を強化。ネットワークを介したファイルの高速転送、ノンリニア編集システムからのダイレクト編集、内蔵ストレージに格納された素材ファイルの共有が可能です。また、この『XDCAM Station』ではProfessional Discドライブとともに、SxSメモリーカードスロットも搭載。Professional DiscとSxSメモリーカードとのよりスムーズな連携オペレーションを実現します。

  • 注:CINEALTA、シネアルタ、Professional Disc、プロフェッショナルディスク、SxS、エス・バイ・エス、XDCAM、XDCAM EX、MPEG HD422、PowerHAD FX、XMpilot、メモリースティックとそのロゴは、ソニー株式会社の商標です。
  • 注:その他記載されている商品名は、各社の商標または登録商標です。なお、本文中では™、®マークは明記していません。

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ソニー製品情報URL sony.jp/pro/
“XDCAM”オフィシャルサイトURL sony.jp/xdcam/

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