SONY

報道資料
ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
検索日と情報が異なる可能性がございますので、 あらかじめご了承ください。

2011年3月10日

ソニー、経営機構改革について

 ソニー株式会社(以下、ソニー)は、ネットワーク・エンタテインメントとビジネスソリューションを提供する世界最強の企業を目指して、さらなる変革と成長を加速するため、本年4月1日付で、中核事業であるエレクトロニクス及びネットワークサービス事業の経営体制を以下の通り変更します。この内容は、本日行われた取締役会で決議されました。

  • ハワード・ストリンガー(代表執行役 会長 兼 社長 CEO)のもと、中核事業であるエレクトロニクス及びネットワークサービス事業を再編し、全てのコンスーマー製品事業とネットワークサービス事業を担当する「コンスーマープロダクツ&サービスグループ」と、成長戦略の要となるB2B、コンポーネント、半導体事業を担当する「プロフェッショナル・デバイス&ソリューショングループ」の2つのグループを設置します。ストリンガーは、ソニーの最高経営責任者として、さらなる変革と成長を引き続き指揮してまいります。
  • 平井一夫(現執行役 EVP)が代表執行役 副社長となり、コンスーマープロダクツ&サービスグループを統括します。コンスーマープロダクツ&サービスグループは、テレビ、ホームビデオ、ホームオーディオ、デジタルイメージング、PC、ゲーム、モバイル製品など、ソニーの全てのコンスーマー・エレクトロニクス製品事業とこれらを繋ぐネットワークサービス事業を担当します。平井は、また、これらのコンスーマー事業と密接に関わる、グローバル・セールス&マーケティング、共通ソフトウェアの横串プラットフォーム及び製品デザインについても担当します。平井は、これまで現職務において、ゲーム事業の再建、PlayStation®Networkの拡大 (2011年3月9日時点にて全世界で7,400万以上の登録アカウント数を記録)、新たなネットワークサービスプラットフォームの導入を指揮してまいりました。今後は、新しい職務のもと、家庭及びモバイル双方の領域において、次世代の革新的な製品を開発し、お客様に魅力的でシームレスなエンタテインメント体験を提供することに注力してまいります。
  • プロフェッショナル・デバイス&ソリューショングループは、吉岡 浩(執行役 副社長)が統括します。このグループは放送局向け機器や業務用製品、半導体、バッテリー、その他のデバイス事業を担当します。吉岡は、これまで培ってきた技術領域での高い知識と豊かな経験を活かし、ソニーの最先端技術とコアデバイスによって、エネルギーやメディカルといった新規事業領域を開拓し、付加価値を生み出すビジネスとして成長させることに注力してまいります。

ソニーは、この数年間、ハード、コンテンツ、ネットワークの戦略的融合を積極的に推進し、同時に、生産・調達・物流・CS、セールス&マーケティング、ソフトウェア設計といった横串プラットフォームを設置し、競争力と収益力の改善を着実に実現してまいりました。今回の経営体制の変更は、ストリンガーが引き続きグループ全体の経営を指揮すると共に、次世代の経営陣への権限委譲を進め、短期の経営目標を着実に実現しつつ、長期の成長戦略の実現も併せて追求していくものです。

ハワード・ストリンガー(会長 兼 社長 CEO)のコメント:

「トランスフォーメーションの次のステージも、ソニーの経営の指揮をとることを光栄に思っています。今回の経営体制の再編は、グループ全体として目指すゴールを明確にし、我々の持っている技術力を最大限活用することにより、ソニーの変革と成長を加速することを目的としたものです。我々のゴールは常に世界中のお客様に素晴らしいエンタテインメント体験と革新的なソリューションを提供していくことです。今回の新しい体制は、最重要領域への一層の集中と、それらへの柔軟かつ迅速なリソースシフトを可能にします。2年前に始めたトランスフォーメーションは大変順調に進捗しています。我々の主力商品及び技術は強化され、ネットワーク戦略は今や現実のものとなりました。これらの取り組みは、我々の広範なコンテンツ・ポートフォリオと併せ、ソニーの持続的な成長と成功を牽引していくものと信じています。」

小林陽太郎(取締役会議長)のコメント:

「ソニーがストリンガー氏の下で推進しているトランスフォーメーションは、新たな成長と発展に向けて、次のステージを迎えようとしています。これを確実に実行していくために、ストリンガー氏が取締役会の要請に応じて、引き続き会長 兼 社長 CEOとしてソニーの経営の指揮を執ることを、取締役会は全面的に支持すると共に、ストリンガー氏と新たに編成された経営陣をサポートしていきます。」

以 上

このページのトップへ