報道資料
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2011年4月11日
〜多様な撮影スタイルに対応し、3D映像制作市場の拡大をサポート〜
ソニーは、4月11日(月)~14日(木)に、米国・ラスベガスで開催される国際放送機器展“NAB (National Associations of Broadcasters) 2011”において、映画やスポーツ中継など本格的な映像制作・ライブ中継から各種イベント制作まで、裾野が広がる3D映像制作市場において、さらに強化したトータルソリューションを提案します。
新製品として、機動力が求められる現場でもHDの3D撮影を可能とする3Dショルダーカムコーダーと小型二眼式3Dカムコーダーを導入します。一方、リグを用いた3D撮影方式も、デジタルシネマカムコーダー『PMW-F3』の3Dリンクオプションによりさらに効率的な運用が可能になります。
また、高い処理能力を持つマルチイメージプロセッサーに対応する新しいソフトウェアや、3Gbpsシングルリンクで運用可能なマルチフォーマットプロダクションスイッチャーの新製品も加わり、3D制作の幅が一層広がります。
さらに、高速・大容量記録メディア“SRMemory”対応製品群との組み合わせで、ファイルベースの3D制作ワークフローの構築が可能になります。
撮影から画像処理、編集、視聴まで、ソニーはお客様の用途に応じた3D映像制作をトータルに提案します。
【3D関連の新製品】
-3Dショルダーカムコーダー 『PMW-TD300』
-小型二眼式3Dカムコーダー 『HXR-NX3D1』
-デジタルシネマカムコーダー『PMW-F3』3D-LINKオプション
-マルチイメージプロセッサー『MPE-200』対応アプリケーションソフトウェア拡充:
3Dクオリティーコントロールソフトウェア『MPES-3DQC1』
ステレオイメージプロセッサーソフトウェア『MPES-3D01』Ver 1.3
2D/3Dコンバーターソフトウェア『MPES-2D3D1 』Ver 1.1
-マルチフォーマットプロダクションスイッチャー 『MVS-7000X』
-マルチフォーマットスイッチャー 『DFS-900M』Ver 2.0
-マルチフォーマットコンパクトスイッチャー『MCS-8M』
-新開発 最大5Gbpsの高速記録・大容量 記録メディア “SRMemory“
-“SRMemory”対応 “SRMASTER”ストレージユニット『SR-R1000』
-“SRMemory”対応 “SRMASTER”ポータブルレコーダー『SR-R1』
【撮影】
1/2型3CMOSイメージセンサーRGB 3板式光学ユニットを2式搭載した二眼式一体型の業務用カムコーダー『PMW-TD300』は、肩乗せで自由度の高い撮影スタイルを3Dで実現します。
ドキュメンタリー番組・報道・インタビュー・イベントなど多様な撮影現場でHD高画質の3D撮影を行うことができます。 また、AVCHDフォーマットを採用したNXCAMシリーズの『HXR-NX3D1J』は、1/4型CMOSセンサーと光学10倍レンズを左右2組搭載した小型二眼式3Dカムコーダーです。高いコストパフォーマンスでハイクオリティーな3D映像表現を求める声に応え、3D制作市場の裾野を広げていきます。
一方、デジタルシネマカムコーダー『PMW-F3』を2台、3Dリグに設置し、3D-LINKオプションを活用することで、被写界深度を浅く情感ある映像を3D撮影で効率的に行うことができます。
その他にも、ソニーのデジタルシネマカメラ・放送・業務用カメラを各種3Dリグに搭載し、高品位な3D撮影が可能です。
【画像処理】
高速・大容量の画像処理を可能にするマルチイメージプロセッサー『MPE-200』に対応したアプリケーションソフトウェアのラインナップを拡充します。新開発3Dクオリティコントロールソフトウェア『MPES-3DQC1』は、3D映像作品の両眼視差や左右3D映像のゆがみをデータ化し、リアルタイムに解析することで快適に視聴できる3D映像かを判定します。プロダクションやポストプロダクションの分野で求められる、より高品質な3D映像作品の確認作業を効率的にサポートします。
さらに、『MPE-200』用3Dアプリケーションソフトウェアにお客様から要望の多い機能を追加して新バージョンをリリースします。ステレオイメージプロセッサーソフトウェア『MPES-3D01』Ver 1.3、及び2D/3Dコンバーターソフトウェア『MPES-2D3D1 』Ver 1.1は、より高機能となり、プロフェッショナルな3D映像制作を支援します。
【収録・編集】
3D映像制作に欠かせないマルチフォーマットプロダクションスイッチャーは、入力200/出力100まで拡張可能で大規模3Dシステムにも対応できる上位機種『MVS-8000X』に加えて、入力80/出力48で中規模3Dシステムに最適の『MVS-7000X』が登場します。どちらも1.5Gbpsの運用に加えて、3Gbpsのシングルリンクに対応していますので、1.5Gbpsの左右2系統3D信号を1本のインターフェースでシステムアップが可能です。また、3D ユーティリティーソフトウェアにより、左右2系統3D信号のリンク設定やM/E列での左右リンク操作を自動で行うことができ、効率的な運用を実現します。また、DMEの機能により、2DのCG画像を左右にずらし、簡易的に3D化する機能も搭載可能です。さらに、中・小規模のHDライブイベント制作に最適なマルチフォーマットスイッチャー『DFS-900M』と、コンパクトスイッチャー『MCS-8M』には3Dスイッチング機能が搭載されています。
そして、最大5Gbpsの高速記録が可能な新開発“SRMemeory”に対応した“SRMASTER”ストレージユニット『SR-R1000』は3Gデュアル対応のSDIインターフェースを4系統備えており、3D x 4chの同時録画再生を、1台で行うことができます。3Dポータブル撮影には、3GデュアルSDIインターフェース搭載の“SRMASTER”ポータブルレコーダー『SR-R1』※が最適です。録画した映像は、どちらも“SRMemory”記録メディア1枚に記録可能です。
【ビューイング】
業務用3D対応モニター『LMD-4251TD』(42型)、『LMD-2451TD』(24型)は3Dコンテンツの映像確認用途に最適です。また、デジタルシネマプロジェクター『SRX-R320』は、既に多数の映画館に導入されており、3D映画のみならず、演劇・音楽など映画以外のコンテンツを3D映像で上映※することができます。
【NAB Show 2011】
-会期: 2011年4月11日(月)~14日(木) (www.nabshow.com)
-場所: LAS VEGAS Convention Center (LAS VEGAS, Nevada USA)
-ソニーブース: Booth No.C11001, Central Hall内C-5エリア