“SxS PRO+” 『SBP-64B』 (64GB)、　『SBP-128B』 (128GB)

ソニーは、新開発した4K/HD映像の高解像で効率的な圧縮を実現する高画質ビデオフォーマット「XAVC™」^※1の記録に対応した、SxSメモリーカード^※2 “SxS PRO+”（エス・バイ・エス　プロプラス）シリーズ『SBP-64B』 (64GB)、　『SBP-128B』 (128GB) を発売します。
　“SxS PRO+”シリーズは、当社従来比^※3 約1.3倍という高速データ転送速度（読み出し速度1.6Gbps・書き込み速度1.5Gbps）を実現し、4K XAVC (4096x2160/60p, 600Mbps) などの「XAVC」記録に対応しました。本シリーズは、CineAlta 4Kカメラ 『PMW-F55』 『PMW-F5』をはじめとする業務用カメラで、HDから4Kまでの映像を安定して記録できる高速メモリーカードとして、撮影から大容量データの高速転送まで一連のファイルベースのワークフローのさらなる効率化に貢献します。

　ソニーは、4K映像の撮影から編集、上映まで4K制作が可能となる一連のワークフローを構築し、映画・番組制作などの映像制作の高画質化を促進してきました。さらなる普及を目指し、高画質なHDと4K映像の効率的な記録・編集を実現するオープンな技術フォーマット「XAVC」を新たに導入し、同フォーマットを採用したCineAlta 4Kカメラ 『PMW-F55』 『PMW-F5』を発売します。これに合わせて、高速データ転送速度により「XAVC」の記録に対応した記録メディアとして、SxSメモリーカード “SxS PRO+”シリーズを発売します。
　本シリーズは、放送局などで広く使われているXDCAM EXカムコーダーでの高画質記録に加えて、CineAlta 4Kカメラ 『PMW-F55』 『PMW-F5』が新たに対応したハイフレームレートの4K XAVC （60p）や2K/HD XAVC （180p）^※1などが記録できるメモリーカードです。さらなる高速化に適した高性能フラッシュメモリーを採用し、高速フラッシュメモリーの能力を最大限に引き出す新開発のコントローラーを搭載することで、高速データ転送速度（読み出し速度1.6Gbps・書き込み速度1.5Gbps）を実現し、より効率の良いデータ書き込みを可能とする速度低下防止機能も搭載しました。これらにより、最低の書き込み速度1.3Gpbs（当社従来比約3倍）^※3の保証を実現しているため、4Kなどの高解像度映像を安定して記録することができます。
　本シリーズは、新フォーマット「XAVC」記録対応と高速データ転送速度を実現することで、ファイルベース編集環境への大容量データの転送時間を短縮し、編集作業の一層の効率化に繋げます。

• ※1:XAVCは制作用途に適した4:2:2、10bit、イントラフレーム圧縮を採用し、HD 29.97p時:約100Mbps、2K 29.97p時:100Mbps、4K 29.97p時:約300Mbpsのビットレートを持つ、ソニーが開発した新しいフォーマットです。ソニー独自の圧縮技術により高画質を実現しています。詳細は XAVCのニュースリリース をご確認ください。「XAVC」はソニー株式会社の商標です。
• ※2:SxSメモリーカードは、業務用メモリーカムコーダー向けに開発された高速・大容量・高信頼性のフラッシュメモリーカードであり、ExpressCardをベースとした、PCI Expressネイティブのリムーバブルメディアです。
• ※3:既発売の“SxS PRO”と比較した場合。当社測定条件に基づく。実転送速度は機器による制限があります。

　本シリーズは、さらなる高速化に適した高性能フラッシュメモリーを採用し、高速フラッシュメモリーの能力を最大限に引き出す新開発のコントローラーを搭載しました。これにより、当社従来比^※3約1.3倍の高速データ転送速度（読み出し速度1.6Gpbs・書き込み速度1.5Gbps）を実現し、高いビットレートの4K XAVC (4096x2160・60p・600Mbps) やHD XAVC (1920x1080・180p・600Mbps)の記録に対応しました。また、速度低下の大きな要因となるガベージコレクション（通常のデータ書き込み時に発生するメモリーの断片化を解消する作業）が発生しないように、データに応じた効率的な書き込みを行う速度低下防止機能を搭載し、高速な転送を維持しています。 これらにより、最低書き込み速度1.3Gbpsという高速データ転送速度の保証が可能になり、4Kなどの高解像度映像も安定して記録できます。

2. プロフェッショナルの厳しい要求を満たす高い信頼性を実現

　本シリーズは、プロフェッショナルの厳しい要求を満たす高い信頼性・耐久性を備え、さまざまな環境での撮影に使用できます。例えば、-25℃〜65℃の幅広い動作温度や、-40℃〜85℃の保存温度に対応しているため、より厳しい環境下での記録が可能です。また、データの読み出し時にデータエラーが発生しても自動的にエラーを訂正するECC機能や、データの書き込みが特定のブロックに集中しないように記録場所を分散するウェアレべリング機能などにより高いデータ信頼性を実現しました。さらに、何らかの理由で撮影中にメモリーカードが抜けたり、機器のバッテリーが外れた場合でも、サルベージ機能^※4に対応しているため、撮影クリップを修復することができます。

• ※4:全ての使用条件における修復を保証するものではありません。

3. 大容量128GBで、最大約240分^※5の長時間の映像記録が可能

　大容量の『SBP-128B』 (128GB) 1枚に、MPEG　HDのハイビジョン映像を最長約240分の長時間記録が可能です。また、4K XAVC （60p、600Mbps) は約20分記録できます。

• ※5:記録時間は機種や撮影状況によって異なる場合があります。
• 本記録時間はソニー製CineAlta 4Kカメラ 『PMW-F55』 『PMW-F5』で撮影した場合の参考値です。

4. プロフェッショナル向けに利便性の高い機能を提供

• 専用PCソフトウェア“Memory Media Utility”をPCにインストールすると、利便性の高い機能を使用できます。

• 「ライブラリー」機能
  複数のメモリーカードのメディア情報を一括で管理することが可能です。カード毎に残容量・残記録可能時間や書き換え寿命、更新日時、バックアップ履歴（日時・バックアップ先）を表示するため、複数のSxSメモリーカードを効率よく使い分けることができます。
• バックアップ機能
  カード内のデータを最大3箇所に同時コピーが可能。撮影した素材をバックアップ用や編集用などの目的で複数箇所にコピーし、作業時間の短縮に貢献します。
• フォーマット機能
  SxSメモリーカードをFAT32および・UDF形式でのフォーマットが可能。メモリーカード内のデータを完全に消去するフルフォーマット、管理領域のみ消去するクイックフォーマットが選択できます。

“Memory Media Utility”の操作画面のイメージ

• 製品の背面にあるステッカーのQRコードをスマートフォンや携帯電話などで読み取ると、サポートセンターの電話番号を掲載するWEBサイトにアクセスすることができます。これにより、撮影現場で急なトラブルが発生しても、すぐに問い合わせることが可能です。

主な仕様